俺はハイエルフに合うべく「彷徨いの森」に来ていた。
「しっかし、広えなココ」
日の光も僅かにしかさし込まない森の奥は薄暗い。
気がめいるほど陰鬱と生い茂る樹木の間を抜けるように、一本の獣道が延々とまっすぐ続いていた。
つうか、同じ光景で見飽きちまうな、コレ。
ゲーム内なら1画面分歩けば同じような十字路が何度もでてきて、右、右、左、左、上、下、左、上、上の順番でスクロールさせれば、森の最奥、古代エルフの住む大木に辿り着くはずなのだが……
当然、そのゲームの世界の中では画面のスクロール機能なんてないわけで、ひたすら歩くしかない。
俺は、薄暗い森の中を次の分岐点の十字路に向かうため、また一歩足を進めようとした。
まさにその時、唐突に脇の茂みから大きな獣が牙を剥き、咆哮をあげて飛び出してくる。
犬歯が異様に伸びた軽トラ並の大きさの虎。
この森に住むワンダリングモンスターで、名前はサーベル・タイガーだ。
ちなみに、まったく同じ姿で紫色の奴はデス・タイガーで毒持ち、色違いで真っ黒なのが魔法も使うマジック・タイガーだ。
って、どうでもいいか、どうせ俺にとっては全部同じ雑魚モンスターだ。
「グルルルゥッッ、グアァッ――」
「あぁ、うざい」
俺が無造作に右手を振るうと、サーベル・タイガーの巨体がやすやすと縦に切り裂かれる。
「まったく、次から次へと」
返り血を避けた俺の後ろには、すでに数百体ものモンスター達の死体が雁首そろえて森の小道を舗装している。
そう、この「彷徨いの森」はモンスターの超多発地帯。
一歩歩けば戦闘、また歩けば戦闘。
戦闘、戦闘、さらに戦闘エンカウントの繰り返し。
嫌がらせとしか思えない、昔のゲームらしいやる気のうせる場所なのだ。
はっきり言って敵が強いとか森の迷い道の謎が解けないとか以前に、頻発するランダムエンカウントの戦闘がだるくなってやめたくなる素敵フィールド。
それが「彷徨いの森」だ。
ちなみに、俺が目指しているのは、この「彷徨いの森」の中心にあるはずの巨木の上に居をかまえるハイエルフの女の子なわけなんだが……
「ああぁぁ、もう、すげぇうざいったい!」
俺は、闇雲にぶんぶん腕を振りながらズンズン歩きだす。
そろそろ腹も減ってきたし、コレルが持たせてくれたお弁当を食べて一休みするかなぁ。
と言うわけで、俺は獣道の側の岩に腰掛け、コレル特性弁当を開く。
「おおっ、なんか凄い愛妻弁当だ」
ハート型に盛り付けられた豪華で美味そうな弁当には、さりげなく体力回復やら状態異常回復の果実が混じっている。
さすがは世話女房タイプの女商人だけあるな。
「いただきますっと」
俺が大変美味なコレル弁当を食しつつ、たまに箸をひゅんっと振るい「ギャアァ」とか「グァア」なんていってモンスター達が次々に吹き飛ばしていた。
愛妻弁当を味わう食事休憩も終わり、またしばらく歩くと、やがて鬱蒼と茂っていた木々もまばらになり、辺りの様子が変わって来ていた。
「おお!ゴールが近いかな……って、これは!?」
俺は、羽虫の如くスパンするモンスターをあしらいながら、まばらになった木々の間からその先を覗き込む。
そこには、まさに天に聳えんばかりの超巨大な樹が立っていた。
そのデカさは半端じゃない。
まるで天然樹木でできた高層ビルってかんじだ。エコだな。
「ほう、これは凄いじゃないか」
ゲームの中じゃ、普通の樹を拡大しただけのドット絵で描かれた大木だったはずだ。
それが今、目の前に鎮座するソレは、周りの木々とは一線をかくす霊気を放つ超がつくほどの大樹なのだ。
天を覆いつくさんばかりに大きく広げられた枝々、目に痛いほどの緑の葉、そしてそれをどっしりと支える太い幹。
そして、その幹にぐるっと絡みつく蔦のように、巨木の樹皮が変質して階段がつうられていて、樹の上部へと続いている。
「どれどれ、ハイエルフとご対面といきますか」
なんせ、このお約束のファンタジーな剣と魔法の世界設定では、ハイエルフはお約束の伝統ちゃんと守り、如く当然耳の先が尖がった美人設定なのだ。
くくくっ、楽しみだ。
俺は不敵な笑みを浮かべつつ、「彷徨いの森」の中心にそびえる巨木の階段を登りだしていた。
ちなみに設定上は、ハイエルフはごく少数を除いて遥か神話の時代に妖精界に渡っていって、今ではほとんど残っていないって事になっている。
んで、たまーにいるのが、ハイエルフの劣化版で能力は衰えているのに何故だか美貌だけは劣化してない唯のエルフに、悪の手先になったせいで肌が褐色に変化しているが此方も美貌だけは変化してないダークエルフと、古典的かつ正統派の和風エルフ像が守られている世界なのだ。
もっとも、ゲームの中ではどれも同じ絵柄で、肌の色だけ差分のキャラ達なわけだが。
などと俺がこの世界の設定を思い出しているうちに、巨木の周りを巡る上り階段は終盤にさしかかっていた。
辺りの光景はすっかり様変わりし、巨木の周りの木々は既にはるか下。
見渡すパノラマビューには「彷徨いの森」が地平線の果てにまで続く迷路のように広がっている。
いやぁ、圧巻だな、でかいはずだ。
ゲームをやっている時は、森のマップ画面が延々とループし続けているだけにしか思えなかったんだが、実際はこうなっていたのか。
俺は、地平線の果てまで広がる「彷徨いの森」の全貌を感慨深く見渡しながら、再度巨木を登り続けていた。
そうこうするちに、巨木の頂上らしき所に辿り着いたようだった。
巨木のてっぺんには、枝やら樹皮やらでできた柱や屋根といったまさに天然素材でできたギリシャ風の神殿といった感じの建物が鎮座していた。
そして、その樹木でできた神殿の中央、緑の葉と太い枝で造形された王座に優雅に腰掛ける美少女がいた。
長い睫も艶やかな深いグリーンの瞳に、高めですっと通った西洋的な鼻筋と、可憐な唇。
スレンダーな細身の身体は、純白の露出度高めな一枚布を巻きつけたギリシャ神話の処女神を思わせるドレスを纏っており、手にはデカイ水晶が先端についた身の丈より大きな杖を掲げている。
そしてプラチナの輝きを放つ長髪の間からのぞく、エルフお約束の尖がり耳。
そうこの優美な細身の女の子こそ、この「彷徨いの森」の主、ハイエルフなわけだ。
「何者です?」
ハイエルフの少女の薄い唇からこぼれる音は、クリスタルを弾いたような硬質で澄んだ響きだった。
「いやいや、どうも、どうも、俺は、勇者をやらせてもらっている」
ハイエルフの幻想的な美貌にあてられながら、俺はとりあえず自己紹介がわりに例の先代勇者から引き継いだ勇者の剣を見せてみる。
「ほう、人間の勇者ですか、この場所に人間の勇者が来るなど何百年ぶりの事か……いいでしょう、勇者、お前は何を欲するのですか?」
小柄ながら威風堂々としたハイエルフ美少女は、深い緑の瞳で冷たく此方を見つめながら、片手に持った巨大な水晶の杖を軽く一振りする。
すると、彼女の背後で巨木の枝がミシミシと音をたてて動きだし、その奥、木の洞の中に封じられていた様々な武具や、魔法のアイテムが姿を現した。
おぉ、そうだった。
このハイエルフっ娘は、世界に危険を及ぼす強力な武器やらアイテムを収集し、悪の軍勢に渡さないように封印している管理者だったんだっけ。
そんで、管理者であるハイエルフの与える試練にクリアし善の心の持ち主である事を証明すれば、背後のお宝から望む武器やアイテムを貰えるって寸法だ。
いやぁ、ファンタジーお約束のエルフ美少女に会えるってんで、気が高ぶって忘れてた。
「勇者、お前が欲しい武具の名を言いなさい、それに見合った試練をこの私が与えてあげます」
おーっ、でた、お約束のエルフ特有の高飛車、上から視点の物言い。
木々の間から差し込む光を反射して輝くプラチナの髪に、完璧なまでに整った繊細な美貌、そして華奢で細っこいスレンダーなスタイル。
まさにエルフって感じの妖精っぽさが、この高圧的な態度に非常にマッチしてるな。
むしろもう、ん――っ、高飛車エルフっ娘バンザイ!
やっぱりエルフっ娘はこの定番の「私は高貴な種族なのよ、ふん、人間風情が」ってツンツン具合がなくちゃいかんな。うん。
まぁ、オドオドしたダメっ子エルフや、武道派なボクっ子エルフも捨てがたいが。
やはり、ここは王道だろう。
「さあ、人間よ、お前の欲する武具は何です?」
ああ、そうそう、そういやイベント的には、ここで武道大会で優勝するために必要なオリハルコンの魔剣を貰うはずだが。
正直そんなの、どーでもいい。
というか、よく考えたら、俺ってば既にこの世界の全アイテムを限度数まで持っているわけで、当然オリハルコンの魔剣もカバンの中に大量に入ってるんだよな。
それに武道大会は、コレルの店で渡された剣を使ってやる予定だし。
「どうしました人間の勇者よ? 試練が恐ろしいのですか?」
澄んだ声の高圧的なハイエルフ少女は、俺が答えないのをいぶかしみ、答えを促してくる。
試練って言っても「彷徨いの森」にある様々なレアなアイテム、例えば魔法の木の実だとか、霊薬の草だとかを探してくるお使い系クエストなので、恐ろしいもんじゃない。
そんなんでどうして善の心の持ち主だとわかるのかすげぇ不思議だが。まあそうクエなのだ。
つうか、この「彷徨いの森」関連のイベントは、難易度は高くないけど、無駄に面倒臭いんだよな。
広大な森の中をあっちこっち歩き回らせる無駄に時間くいまくる系だ。
しかも転移魔法は森の中では使えない制限がかかってるし、ワンダリングモンスターはうじゃうじゃ湧きまくる。
んで、オリハルコンの魔剣を貰うためには確か……えーと……
「生命の実」だっけ、体力を活性化させヒットポイントの最大値を僅かだが上げる超レアな非売品アイテム、それを森の中で一つ拾い集めてくる筈だ。
他にも希望する武具によっては、ラストダンジョンで出るようなボス級モンスターを倒す戦闘系イベントが稀に発生することもあるが、この広大な「彷徨いの森」を歩き回ってアイテムを拾い集めるお使いクエより、そっちの方が俺にとっては楽だよな。
結局のところ、そんな試練をクリアして貰える武器の類はオールコンプリしているわけで、興味はない。
つーわけで俺の興味は、目の前で優雅に立つ淡雪のような白い肌のハイエルフ娘に一転集中なわけだ。
「その前に、名前を教えてくれないかな?」
「え?わたしの名前……ですか?」
俺の質問に、ハイエルフの少女は微かに片方の眉をあげ、しばらく考えるそぶりを見せた後、桜色の薄い唇を開く。
「いいでしょう、よくお聞きなさい人間よ、私の名はアルリエル、アルリエル・ル・テラ・ザ・ローシュ・ロード・ミステラス」
長い名前だな、おい。
そんでもって、初めて聞く名前だ。
まぁゲームでは、このハイエルフの名前はついぞ出ることなかったし、設定資料集でも「彷徨いの森」のハイエルフ(♀)としか出てなかったからな。
「この彷徨いの森で禁断の武具の管理をして幾星霜、わたしに名を尋ねたのは貴方がはじめてです勇者、人間にしては礼儀を知っているようですね」
名前を教えた本人も驚いているようで、長い睫をしばたたかせ、深い緑の瞳で俺をマジマジと見つめている。
まぁ、ゲームじゃ欲しい武器の名前しか選択肢がなくて、名前を聞くなんて自由なチョイスはできっこ無かったからな。
全てゲームと同じ法則に縛られているようだが、俺がゲームのストーリと関係なく自由に動いたおかげで、こんな結果になったわけだ。
「さて自己紹介は終わりです、人間の勇者、お前の欲する武具は何です?」
ハイエルフのアルリエル(長文のため以下略)は水晶の杖を掲げ直し、巨木の一部が変形してできた玉座から立ち上がると、一歩前に進みでて再度俺に尋ねてくる。
スリットの入った純白のスカートが割れ、膝まである網掛けブーツを履いたすらりと伸びた華奢な脚が太腿あたりまで覗いている。
ぐくっ、なかなか挑発的で美味しそうな太腿だ。
特に純白のドレスのスリットからのぞく、白くスベスベな太腿のチラリズムがたまらん。
くくくくっ、決まったぞ、俺の欲しいモノは……
「それは、お前だ、アルリエル」
びしっと指を突きつけてハイエルフのお持ち帰りを指定する素敵な外道勇者の俺。
「??」
対してアルリエルはゲームシステムに無い事を言われハングったのか、それともただ単に言われた意味が判っていないのか、たいそうな美貌に疑問の表情を浮かべて困っている。
やがて、しばらく、んーっと細い眉を寄せ、長い睫をしばたかせて熟考した結果……
「この水晶の杖ですか?」
と、アルリエル自身が持っている身の丈よりでかい杖を掲げてみせる。
どうやら、俺の言った意味は伝わっていないらしい。
「いや、違う違う、そんな杖じゃなくて、俺が欲しいのはお前自身だ、アルリエル、ハイエルフのお前を俺のモノにしたいってことだ」
俺の言葉を理解しようとふんふんと真顔で顔で聞いていたアルリエルだったが、やがてその意味するところがわかったのか、綺麗な形の眉がぐんぐん跳ね上がり、耳の先まで怒りで真っ赤に染まっていく。
「なっ!……何を言っているのです!この愚か者!何たる無礼な事を!恥を知りなさい、恥を!わ、私が欲しいなどと、なんて邪悪で破廉恥なのですか、貴方は!」
水晶の杖を俺に突きつけ怒鳴りつけると、怒り過ぎて酸欠になったのかハァハァ肩で息をして、此方を深い緑色の瞳で睨み付けてくる。
いやぁ、ツンツン怒る姿もまた美しく綺麗で良いねぇ。
水晶の杖を振り上げたときに、純白の布地の胸元が少しはだけて、けっして大きくは無いが綺麗な美乳のプチパイの形がチラリと見えたところが更に良い。
それにくわえて布越しだが、つんと上向きに尖ったなかなかスケベな形をしたおっぱいだったので、更にポイント倍増だ。
「聞いているのですか、人間の勇者、貴方のような下劣な人間に渡す武具は此処にはありません、即刻立ち去りなさいっ!いいですか、いいですね!
すぐに去るのです!退去です!」
いやいや、はいそうですかと立ち去るわけにはいかんのでね。
俺は目の前のハイエルフの美少女に、ニヤニヤと笑いかける。
「それよりさ、アルリエルを貰うにはどんな試練をこなせばいいか教えてくれよ」
まったく悪びれず、むしろ相手が悪いと言いがかりをつけるゴリ押しの強さが勇者には必要な条件なのだ。
ファンタジー界最高のヤカラといって過言でないだろう。
「まっ、ま、まだ言いますか、人間とは何と厚顔無恥な生き物なんでしょう、恥知らずです……はぁ……!!……そうだ……うふふふ、いいでしょう、いいでしょう、試練を与えましょう」
俺の様子に観念したのか、アルリエルは深く嘆息してから何やら思いついた様子で、水晶の杖を掲げ直すと、底冷えしそうな冷たい視線で此方を睨み付けながら、自らの身を与えるための試練の内容を語りだす。
おおっ、あっさり要求を飲むとは、意外な展開だ。
だが、それに続くハイエルフの台詞で、俺はこのトンガリ耳の美少女の狙いが何であるかわかった。
「この森にあるという希少な魔法の木の実、生命の実を持ってきてください……それも百個です、一つではありませんよ、百個です、百個集めてお見せなさい、それまでこの神木に戻る事は許しません、どうです?
ふふん」
ハイエルフ美少女は凛々しい美貌に、してやったりと言う笑みを浮かべ、微乳の形がくっきり布地に浮かび上がるほど満足げに薄い胸をはる。
ほうほう、なるほどねぇ、そうきたか。
確かに生命の実は、超レアなアイテムなわけで、オリハルコンの剣の試練でもたった一個しか要求されない。
というか、一個探すだけでも大変なわけで、おそらく世界中のダンジョンの宝箱を漁っても百個も存在しないだろう。
つまりは、実現不可能な無理難題の試練を俺に与え、追い払おうって魂胆なわけだ。
なぁるほど、いい考えだ。
だが!だがぁしかぁしっ、相手が悪かったな。エルフの小娘よ!
「なんだ、たった百個ばかしでいいのか?それならほら、此処に」
そう俺は、まさにチート技で全てのアイテムを所有できる最大数もっている。
当然、高慢なエルフ美少女のご所望の生命の実も例外ではないわけだ。
俺は例の勇者専用のアイテムカバンから、サクランボ程の大きさの新鮮な生命の実を片手に山盛り取り出してみせる。
「へ?…………なっ!な、ななな何でそんなに……ほ、本物だわ、これ全部、そっそんなぁ、あれ?あれれ?えっ、ひゃっこあるの?ひゃっこっ………ん――っ、うっ――っっ!!無し!
無しです! 先ほどの試練は誤りでした! 誤報です! だ、だ、だから、これは無し、無しなのでなのです!えいっ」
アルリエルは呆然とした後、ジタバタと地団駄を踏むと、最後には俺が差し出した大量の実をぽいっと床に捨ててしまう。
まるでそんな物見てませんっと言わんばかりの大胆な証拠隠滅だ。
「おわっ卑怯な!それでも誇り高いハイエルフか!」
「お黙りなさいっ! 私が試練を与える立場なんです、偉いのです! だから、無しといえば無しなのです、無効です……ごほんっ、では、いいですね」
唇をとんがらせてお子様理論で武装したエルフ娘は、咳払い一つで自分の狼狽も失態も全てチャラにしたようだ。
「ん――っ、えーっと、それでは本当の試練を言いますからよくお聞きなさい……あっ!そうだわ!神の輝石アズライトです、輝石アズライトを百個です!百個持ってきなさい、どうです?できないでしょ?」
ふふんっと高い鼻を誇らしげに鳴らし、水晶の杖を掲げるお決まりのポーズをとるアルリエル嬢。
神の輝石アズライトといえば、この世界に一つしかないクエスト用のアイテムでモンスターを倒しても宝箱を漁っても出てこない非売品の超ユニークアイテムだ。
まあ、当然ながら世界に一つしかない物を百個だなんて、普通は無理だわな。普通は。
そして俺は普通じゃないだよなぁ。
何にせ、世界に1本しかないはずの勇者の剣だって山のように持ってるわけだし。
俺はカバンをゴソゴソと漁りだす。
「え?あっあるのですか? 本当に? まさか? 輝石アズライトが百個も?……ちょっ、ちょっと待ってください……あ―うぅ――、いっ言い間違えました、輝石ではなく奇跡です、奇跡の雫です、奇跡の雫を百粒です……えっ、それも持って……ごほんっ、今までのはただの冗談です、洒落です。ほ、本当の試練は千年樹の花を百本……ふみゃぁ、なんでぇ、それは千年に一度しか咲かない花なのにぃ……うぅぅ、それじゃそれじゃ」
とまぁ、こんな感じで、アルリエルは次々と試練と言う名の無理難題を課し、そしてそのどれもを俺は楽々とクリアしていく。
あと気になるのだが、アルリエルは百までしか数をしらないのか?
まあ、何個でもいいや、なんせ、ラスボスがもつ秘法「支配のオーブ」でさえ大量保有なのだからな、うははは。
アルリエルが長年管理してきた危険な武具よりも、俺が普段持っているカバンの中身のほうが何兆倍も危険な武具でいっぱいだよな。
というかカバンの中身全部出したら世界のバランスが崩れ落ちそうだよな、この世界。
「むむむぅ……なんでそんな物まで百個も持って……くぅ、ひっ卑怯です、卑劣です」
「悪いな、さて、もう試練は終わりか? くくくく、それじゃそろそろアルリエルを貰って帰るとするかな、いやいや心配するな、俺が素敵なご主人様になってやるからな、まぁまずは腰が抜けるまでハメまくって、それから性奴隷として首輪でもつけて飼ってやることにしよう」
俺は完璧悪人の台詞を履きながら、勇者が伝説の剣を岩から引き抜くかのごとく、細身の見目麗しいハイエルフの腰に手を伸ばそうとする。
「うっ……こ、こうなれば、わたしも最後の手段をとらせて頂きます。貴方が悪いのですよ、勇者、このような死を伴う残酷な試練を与えるのは不本意です、残念です……しかし、人間の奴隷になるぐらいならば……ふふふふ」
やたら物騒な前置きをするハイエルフのアルリエルは、白い一枚布のドレスの裾をはためかせながら、巨木の上から見渡せる「彷徨いの森」の一点を水晶の杖の先端で指し示す。
「下劣で愚かな人間の勇者、貴方に本当に本当の試練を与えてあげます、私を望むならばあの彷徨いの森に住む最強の怪物ジャイアントリーパーを見事倒してみなさい、貴方にそれができれば……ですけどね、ふふふ」
その整った美貌に勝ち誇った笑みをうかべ、細い顎をそらし小鼻を鳴らすハイエルフ。
その途端、水晶の杖の先端が指し示す先、地平線の果てまで広がる「彷徨いの森」の一画で、爆音とともに巨大な土煙が吹き上がる。
もうもうと上がる土煙に混じり、十数メートルはあろうかと言う木々が玩具のように吹き飛ばされ、代わりにニョロニョロと触手のような物が沸きあがってきていた。
おおっ!あれは植物の蔦のような触手とイソギンチャクのような本体をもつ、超巨大モンスター、ジャインアトリーパーじゃないか。
と、一応驚いてみせる俺。
確か設定資料集では、リーパーが長く生きると全長で数十メートルもの大きさになると、ちらっと走り書きされてたが、それがあれかぁ。
彷徨いの森の中から突如湧き上がった超大型の触手の化け物は、まるで怪獣映画そのものといった具合で巨体をくねらせ触手を蠢かせ、軋むような咆哮をあげている。
ハイエルフのアルリエルが試練を出した途端に現れたようなバッチリのタイミングだ。
モンスターのくせに事前に打ち合わせをしてたんじゃないだろうな。
「さあ、勇者、あのジャイアントリーパーを倒して来てください、それがこのわたしを得るための試練です……恐れをなしたのなら逃げてもかまいませんよ」
全長数十メートルはあろうかという巨大な植物モンスターを見つめながら、アルリエルは整った妖精の美貌に勝ち誇った笑みを浮かべている。
「ふふん、どうしたのですか、倒しに行かないのですか? ですよね、そうですよね♪
あの怪物は魔王さえ恐れる貪欲な捕食生物、勇者といえ人間の貴方には荷が重いでしょう、ささ、もうあきらめて森を去りなさい、貴方の下劣な提案は忘れてあげます、わたしの慈悲深さに感謝するんですよ」
俺が一歩も動かないのを、ビビッていると思ったのか、ハイエルフはすっかり余裕を取り戻し、優雅に水晶の杖をふるって、お帰りはあちらですっと巨木の階段を指し示す。
「うーん、どうするかなぁ」
んで、一方の俺としては悩んでいた。
無論、ただ無闇にデカイだけのジャイアントリーパーに恐れをなしたわけじゃない。
問題はあの怪物がいる場所なのだ。
あの巨大な触手怪物ジャイアントリーパーが森を吹き飛ばし現れたのは、地平線の果てまで広がる「彷徨いの森」の端っこだ。
「彷徨いの森」の中心にあるこの巨木の頂の神殿からは、結構な距離がある。
無論、素早さ最速の俺が本気をだして駆け抜ければ、あっという間だろうが、それでもこの巨木の神殿から一時的にいなくなるのは避けられない。
その間に、アルリエルが神殿を閉ざして引きこもってしまう可能性があるのだ。
何故その可能性があるかと言えば、このハイエルフはまだ勇者のレベルが試練に達してない場合や、課題のレアアイテムが集まっていない場合など、所謂フラグが立っていない状態の時は、結界のせいで先に進めないって表示を出して巨木の神殿内にゲームシステム的にプレイヤーが立ち入るのを拒否することが出来たはずなのだ。
例えば俺が今からジャイアントリーパーをぬっ殺して、戻る間にその結界を張ってしまい、二度と出てこない引き篭もり状態になってもおかしくない。
「ささ、勇者よ、はやく倒しに行ってはどうですか?」
というかむしろその気満々なのが、こちらをチラチラ伺うエルフの目つきで、もろバレだ。
ふむ、となればだ、此処から動かずに、あの遥か遠くで「ピギャー」とか鳴きながら無数の触手を蠢かす巨大な化け物を仕留めるしかないわけだ。
何かいい手はないだろか?
お、これなんてどうだろう、試してみるか。
俺はまたしても例の勇者のカバンをゴソゴソと漁りだす
「なっ、まっまさか!そのカバンにジャイアントリーパーの死体まで入っているのではないでしょうね!?」
アルリエルは俺がカバンに手を突っ込むと過剰に反応していた。
そんなわけあるか……
まぁ、ジャイアントリーパーの死体はすぐにできるけどな。
「とりあえず、こいつでいいかな」
俺は、カバンの中から一本の無骨な槍を引っ張り出す。
「ふぅ、何ですかただの鉄の槍ですか、びっくりさせないでください……あら、そのようなお粗末な槍で如何しようと言うのですか?」
安堵の吐息を漏らして胸を撫で下ろすアルリエルは、槍を構える俺を小馬鹿にする。
「まぁ見てなって、超々遠距離の必殺の一撃を見せてやるよ――でりゃぁ」
遥か遠くで蠢く巨大な化け物めがけて、俺は普通の鉄の槍を無造作に投げる。
「ふふふ、お馬鹿で愚かですよ人間。ここからあの化け物までどれだけ距離があると思っているのですか、届くはずがありません……って、えぇ!なんですかそれはっっ!!」
もうハイエルフの尊厳なんか微塵もなく、驚愕の表情を見せるアルリエル。
その視線の先では、俺の強肩から放たれた槍がグングンと空に駆け上がり、まるで弾道ミサイルのように空気との摩擦で真っ赤に焼けながらすっ飛んでいた。
大気を切り裂きながら、広大な彷徨いの森の空を突っ切る、ただの鉄の槍。
十数秒後、遥か遠く針のように見える鋼鉄の槍が、ジャイアントリーパーのイソグンチャクのような胴体に突き刺さる。
次の瞬間、まるで風船を割るように、数十メートルはある巨体が、槍の刺さった所を中心に円を描くように綺麗に消滅していた。
吹き飛ばされた触手がちぎれ落ち、ついでの余波で辺りの木々が吹き飛んで消えていく。
そして数秒遅れて、俺達のいる巨木の頂の神殿まで、物凄い爆発音と続いて突風が襲ってきていた。
「なっ、なっ、なにを……したの……ですか……これは……」
轟々と吹き荒れる爆風にプラチナの長い髪を乱したハイエルフは、呆然とした表情でジャイアントリーパーがいたはずの爆心地を見つめている。
そこには土煙あげて崩れ落ちた半身を綺麗に削り取られたジャイアントリーパーの亡骸があるだけだ。
「いやぁ、ただの鉄の槍をおもいっきり投げただけなんだが、少しやりすぎたかな、あはははは」
俺はパンパンと手を払うと、結果に満足していた。
「さてと、最後の試練も終わった事だし、アルリエルを約束通り貰うとするかな」
だが、俺の勇者らしい唯我独尊の台詞も、茫然自失となっているハイエルフの麗しい少女の耳には届いていないようだった。
「た、ただの槍で……こんな遠くから……あの神話級のリーパーを一撃……そっそんな……私が管理するどんな武具でも傷を与えられないのに……そんな……そんな……」
アルリエルは、目も覚めるほどの美貌を青ざめさせ、その華奢な小刻みに震わせている。
エルフ耳は気の毒なほどペタンと寝ており、いつのまにか片手に持った水晶の杖まで取り落としている始末だ。
「信じられません……勇者とはいえ人間が……こんな強さを――って、なっ何をしてるんですかっ!!」
ブツブツと独り言を言っていたスレンダーな美しい妖精は、ようやく自分の身がどうなっているのか気がつき怒声を発する。
そう、小柄で細身なエルフ娘の肢体は、俺の腕の中で背後から抱きかかえられていたのだ。
「いやぁ、もうアルリエルは俺のモノなわけだし、いいかなぁって」
俺はそう良いながら、背後からまわした手で細くしなやかな体を抱きしめ、プラチナの髪と白い肌から漂う涼やかで清楚なエルフの淡い香りを堪能する。
ついでに、こっそりと純白のドレスの腰止めをはずしておいてやろう。
「あっ、あっ貴方という人は……あのような力を持つくせになんて下劣な品性なのですか、はっ恥を知るべきです、猛省すべきです、あっいや、はっはなして、はなしてくださいっ」
俺の腕から逃れようとアルリエルは華奢な体をよじらせるが、まったく非力なため逃れられない。
「くくくくっ」
俺は腕の中の心地よい感触に満足感を覚えながら、頑なエルフ娘を堕とすために、ある物を口の中で準備しつつ、ドレスの胸元に両手を突っ込み、背後からたいへん控えめなバストをやわやわと撫でまわす。
「なっ、むっ胸を……くぅっ、触らないでくださいっ……いっ痛いだけですっ……くうぅっ」
アルリエルは美貌に青筋をたてながら、背後から抱きつく俺に抗議しようと首をねじって後ろを向く。
「お、おやめなさいと言っているでしょ、貴方は何を考え――んんっ」
そんなエルフ娘の可憐な唇は、怒りの言葉を吐き終えるより先に俺の口で奪われていた。
「んぐ!んんっ――っんんっ!」
アルリエルが驚いて顔をそむけようとするが、俺はその口の中に唾液と一緒に、あらかじめ含んでおいたあるモノを注ぎ込み、エルフの白い喉がゴクリとなって嚥下するまで飲み込ませ続ける。
「んぐ、んぐぐぐっ、ごっごほっ―――なっ何を飲ませたのですか?」
ようやく、俺のキスでの口移しから解放されたアルリエルは、唇の端から唾液の糸をひきながら、自分の喉奥に注がれた甘く濃密な液体に戸惑っている。
「ああ、別に毒とかじゃないから安心しろ、生命の実の絞り汁だ、ほら、そこに落ちているのを幾つかな」
俺は床に散らばり落ちている生命の実を指差す。
なんて事はない、アルリエルが先ほどぶちまけたそれを拾っておいて、自分の口の中で噛み砕き、その果汁を飲ませてやったのだ。
超レアアイテム「生命の実」の効果は、既に言ったようにヒットポイントの最大値を上げてしまうほど体力を活性化させることだ。
まぁレアな品なんで、そうそう使うこともないわけだが……
俺は先ほど、その超レアな実を結構な数――そう、十個分は、口の中で一気に噛み砕き、その濃縮した果汁をハイエルフ美少女の喉奥に注ぎ込んだわけだ。
たった一つでも高い体力の活性化効果がある実の汁を、もう大判振る舞いで大量にだ。
そんな高級栄養エキスを大量一気飲みすればどうなるかといえば……
「えっ、なっ何ですか、これは……はうぅ、体が熱く、火照って、あっ、あんっ」
はい、こうなります。
滋養が溢れすぎてえらい事になっちゃうわけだ。さしずめ即効性の超強力な精力剤をジョッキで一気飲みしたようなもんだな。
俺に背後から抱きしめられたハイエルフ美少女は、白皙の美貌を真っ赤に火照らせて、もじもじとスレンダーな肢体をよじりだしている。
「んっ、はっ……ふぅ、ふぅ、んっ、あんっ」
白皙の美貌から色っぽい吐息をつきながら、アルリエルは何とかして自分の体の火照りを抑えようとしている。
だが、その抵抗も虚しく、乱れたスカートのスリットから覗く白い太腿の内側に、秘所から溢れ出た女の液体がつぅーっと垂れ落ち、脛まで覆う網掛けブーツにまで達しようとしていた。
「かっ体が熱い、熱いんですぅ、はひっ、んあぁっ、はぁはぁ、うっうずうずして……おっおかしくなって……何コレ、何なんです?くうぅん」
俺の手がアルリエルの腰を少しばかり撫でてやっただけで、甘く切なそうな声をあげてよがりだす。
「さてと、じっくりセックスの気持ちよさを教えてやるからな、アルリエル」
「いやぁ、嫌です、結構です……あひっ、かっ体が敏感になって……さっ触らないでください、触っては駄目、駄目です……はぁん、あんっ」
アルリエルは、細い眉をよせ華奢な体を震わせながら、それでも何とか抗おうとしている。
だが、内股でもじもじとする白い太腿の表面には、スカートの奥の陰部からトロトロと垂れ落ち続ける愛液が筋をつくり、火照った細身の体は酒に酔った様にふらふらしている。
「ほら、ここに座れ」
俺は樹木が寄り集まってできた神殿の王座にどっかりと腰を下ろすと、背後から抱きかかえた華奢なハイエルフを、その膝の上に無理やり座らせる。
「いや、いやですぅ、はふぅ、なっ何をする気ですか、下品な人間の言いなりになんて……はなして、はなしてください、あんっ、んくぅ、嫌ですぅ」
「彷徨いの森」の王座に腰掛けた俺の膝の上に強制着席させられたアルリエルは、力の抜けきった手で俺の腕をぺしぺし叩いてくる。
俺はそれを無視し、べそをかいてむずがるエルフの腰止めを弾き飛ばし、一枚布のスカート部分を一気にひん剥く。
「きゃうんっ……いやっ、やめてください」
「生命の実」濃縮汁の大量摂取で体が火照りまくり、酒に酔ったように脱力状態のアルリエルが、プラチナの細い髪を乱して抗議するが関係ない。
俺はさらに両手をのばしてハイエルフの膝を掴むと、ぐいっと無理やり開かせる。
「きゃぁんっ」
「へぇ、アルリエルは毛が全然無いな」
俺の膝の上で白い脚をM字型にあっけなく広げられたアルリエルの陰部は、恥毛が一切無く幼女のようにつるりとしていた。
「み、見てはいけませんっ、くうぅっ」
羞恥に頬を染めたアルリエルは唇を噛み、尖った耳をへたり込ませフルフル震えている。
そんなエルフ娘の潤んだ瞳には、ぴったりと閉じた無垢な秘裂からトロトロと大量の蜜がにじみでている光景が見えているのだろう。
「ううぅっ、ゆ、許しませんからね、人間の分際でっ、屈辱です、くぅっ」
アルリエルは、鼻にかかった甘い声をあげながら華奢な顎を左右にふり、背後の俺を睨みつけてくる。
そのグリーンの瞳の奥はトロリと蕩けかけ、チロチロと火がついた情欲がくすぶりだしている。
「くくくっ、すぐにそんな事は言えなくしてやるかなら」
俺は、ニヤッと悪役の笑みを浮かべながら、ハイエルフの陰部に背後から手を差し込むと、無駄な毛が一切いないクレバスに沿って指を這わせる。
「はぁんっ」
その動きにアルリエルが敏感に反応し、長い睫を切なそうに震わせ細い顎先を跳ね上げる。
「嘘っ、駄目ぇ…そっそそんなトコロ触っては駄目ですっ、駄目ですぅ……あひぃ、そこは……ひぁ」
俺の指がくちゅくちゅと秘唇を撫でる度、アルリエルは身をよじり、腰をひねる。
だが、すっかり脱力して俺の膝の上に抱きかかえられたスレンダーなハイエルフ娘に逃げ場は無い。
「くくくっ、このスケベなエルフのエロ肉穴、たっぷり弄りまくってセックス大好きな女の子に作り変えてやるからなぁ、期待してろよ、アルリエル」
「あっ、あっん……誰が期待なんて……しっしますか……覚えてなさい……こ、この屈辱はかならず、ふぁ、あぁん、あん」
涙目でギロリと此方を睨むアルリエルだが、その耳はぺたんっと寝て先端がヒクヒク気持ち良さそうに揺れている。
「くくく、さてと、エロエルフの膣肉はどんな具合かな」
俺はハイエルフ娘のぴったり閉じた肉の花びらを広げるように指でほぐし、トロリと溢れた蜜液を塗り広げ、わざと淫らな粘着質な音をたててやる。
「いっ弄るなっと言っているに、ふぁん、だめぇっ、駄目ですぅ、んひぃっ、広げちゃ、嫌です……やなんですっ、ひあぁっ!」
アルリエルの声を無視し、ハイエルフの無毛の股間で指を動かして、割れ目を広げていく。
ぴったりと閉じていた秘裂が、くちゅくちゅと蜜の絡ませ粘つく糸を引きながら、ぱっくりと開いていく。
「だ、だめぇ、こっこれ以上広げちゃ……の、覗き込まないでください、嫌ぁ、ううぅっ」
幼女のようなスベスベ割れ目の奥に覗く綺麗な肉穴の蕩け具合に、俺は思わず喉を鳴らしていた。
アルリエルの秘所は異性との経験がまったくない事が容易に想像できる、むしゃぶりつきたくなる程の綺麗なピンク色だった。
トロリと滴る蜜液の糸をひく肉ヒダの間で、小さく窄まった膣口がヒクヒクと物欲しそうに自己主張している。
そして、つつましく色素の薄いピンク色の肉ヒダの端には、美味しそうな肉芽が包皮に包まれて埋もれていた。
くくくくっ、今日からこの雌エルフの穴は俺のもんだ。
ハメまくってセックス漬けの牝奴隷に調教してやるぜ。
「うわーんっ、見られてしまいました……こんな人間に全部……ぐすぐす……くっ屈辱です、うぅ、ゆ、許しませんからね、こんな事をこの私に……ううぅ」
俺は屈辱に震える高貴なエルフにセックスの味を覚えこませるべく、色素の薄いラビアを指でひっぱりあげ摘むと、まったく使われた形跡のない桃色の蜜口を弄りだす。
「ホント綺麗な色をしているな、くくくっ、アルリエルは神話の時代から生きてるハイエルフなんだろ?そのくせに男とやったこともないみたいだな」
不老のハイエルフ少女は、俺の膝の上に抱えあげられたまま、羞恥と快楽の混じった声を喉奥から絞り出していた。
「んっ、くうぅっ……あっ貴方には関係ないことです……そっそれより、あたしのソコを弄るのをすぐにやめっ…あひっ……ソコをいじるのを……やめなさいと言って……い……いるのですぅぅ、あんっ、だめ、ほ、本当に駄目ですっ」
「生命の実」効果で酔っ払い気味のアルリエルは、西洋的な高い鼻筋まで火照らせ顎先から汗を垂れ落しつつ、陰部を弄られる官能に耐えている。
「ソコじゃなくておま○こな、俺のハメ穴奴隷になるんだからちゃんと言葉を覚えてもらわないと……なぁに、そんな心配そうな顔をするな、すぐにメス奴隷らしいスケベな言葉でのおねだりを教えてやるからな」
「いっ、いりません、結構です。そんなもの……あひっ、ひあぁ」
妖精の美貌をもつハイエルフは、俺の指が薄い色のラビアをねちっこく摘みあげ、指先でズリズリと膣口の入り口を撫で回しただけで、甘い声をあげてしまう。
「そう遠慮するな、それじゃまずはクリトリスからな」
肉ヒダの端で濡れ光る肉芽を包んでいた包皮をずるっと剥いてやる。
「えっ、遠慮しまっ――ひぁっ!」
アルリエルのスレンダーな身体が電撃を浴びたように跳ね上がる。
神話の時代から今まで包皮に守られて一度も外界に出たことのなかったクリトリスが、外気に晒され、それだけでアルリエルは途方も無い快感に襲われているようだった。
「おいおい、まだ剥いただけだぞ、これからもっと気持ち良くなるからな……すぐに自分からセックスしてくださいってお願いするぐらいにな!くくくっ」
「な、なりません、そんな事には、絶対に――はあんっ、あひっ、んっ、んっ」
俺は膝の上で背筋をそらせ、深い緑色の瞳を見開きヒクヒクと震えるエルフ。
その胸元では、留め金がはずされたせいで一枚布のドレスがほつれ、ピンク色の乳首がツンと突き出した平らなバストが露になっていた。
「くくくっ、このちっこい胸も、俺がスケベに育てやるからな」
俺は、膝の上に乗せ背後から抱きしめた華奢なハイエルフの乳首を指先でコリコリと捻るように愛撫しながら、もう片方の指で肉ヒダの上端で剥き出された肉の芽を激しくシゴき、膣穴を弄りまくる。
「ひあぁぁっ、いやぁ、駄目ぇっ、あっ、んんっ――っんっっ」
トロトロと溢れる愛液が空気と混じり、ぐちゅぐちゅと泡だって卑猥な音に変換される。
俺はわざと蜜液を撹拌し、その卑猥な音を大きくすると、下唇を噛み締め必死に声を殺そうとするアルリエルの羞恥心を煽り続ける。
「どうだアルリエル、聞こえてるか? すげぇスケベな音がしてるぞ、おま○この穴がお前のエロ汁でいっぱいだ、ほら指で弄るとぐちゃぐちゃ音がして、この淫乱エルフが、くくくっ、」
俺の指がクリトリスを撫で上げ、膣口の入り口をほじる度、ハイエルフの陰部からはエロい粘性の音が絶え間なく響く。
初めて味わう手マンの快楽に、アルリエルは長いまつ毛を震わせ涙を浮かべて、白皙の美貌を薔薇色に染めていた。
「こんな、こんなの嘘ですぅ、こんな事で、あひっ、いやぁ、くぅぅん」
「ほら、気持ちいいって言ってみろ、勇者様の指でおま○こズリズリされて、クリを剥かれて気持ちいいって、ほら、ほら、スケベな本性を見せてみろ、アルリエル」
下品な言葉を強要する俺の辱めの言葉に、誇り高いハイエルフは蜜穴から愛液を滴らせながらも気丈に抗ってくる。
「よ、世迷言を!わっ私はどのような辱めを受けても、あっ、あなたのような卑猥な人間に決して屈したりなどしませんあぁぁっっッッ」
クリを摘んで軽く捻ってやるだけで、電撃を受けたように華奢な身体をそらせて戦慄くアルリエル。
くくくっ、面白い。
「ふーん、言ってくれるなアルリエル、それじゃ、もっと激しいのでお前がただのエロ肉穴のドスケベエルフだって事を証明してやろう……気持ちよすぎて失神するなよ」
貧乳の乳首を弄っていた手を、綺麗なピンク色の肉ヒダの間にもぐり込ませると、指をたて処女エルフの窮屈そうな狭い膣にもぐり込ませる。
「なっ何を?……あひっ!?」
ぐちゅっ
きゅんきゅんと絡む狭い少女の膣の中に、俺の指が粘性の高い愛液のおかげですんなり滑り込んでいた。
「ふあぁ、わわわわっ、何?何?お腹の中で、ひあっ」
ついでに指の腹で、小さな肉の芽をズリズリとコスり潰してみる。
「んんんあぁっ、ひあっ、あっああぁっ、んああっ!」
俺の膝の上でプラチナの髪を跳ね回まわすハイエルフのアルリエル。
その深い緑色の瞳はとろんと蕩けきり焦点を失い、ピンク色の口唇は大きく開いて涎を垂らし、舌を突き出したままビクビクっと痙攣している。
だが、これくらいじゃまだまだ序の口だ。
「生命の実」の効果で火照りまくったこのハイエルフ少女を、完璧な俺専用のエロエルフ奴隷に堕としてきってやらねば。
俺は軽くいっちゃったエルフ娘の狭い膣穴に指を根元まで差し込むと、その指先を軽く曲げアルリエルの蜜壺を探るように弄りまわす。
「おっ、くくくっ、すげぇ締り具合だぞアルリエル、それにヌルヌルであったかくて……うはははっ、このエロま○こは今日から俺のモノなのか、ラッキーだな、いいザーメン処理用の穴が見つかったぜ、なんせ彷徨いの森に着いてから全然出してないからな」
粘着質でぐにゅぐにゅっと纏わりつくエルフ蜜肉を指先でズリズリこねながら、俺は尖がったエルフ耳にそう囁きつつ、レロレロと先端を舐め回してやる。
「……はぁはぁ……人間めっ、だ、だれがお前のモノになど…なりますか……あひっ、んんんっ……絶対にこのような、卑怯な手には…あんっ…ま、負けません…んあぁ、舐めないで耳、んっ、んっ、うぅっぅ」
何とか意識を回復させたアルリエルは、いまだ火照りの治まらない身体をヒクヒクさせながら、耳を舐められ下唇を噛み、背筋をかける快楽に耐えている。
さすがは、エルフっ娘、これくらいで陥落してくれてはつまらないからな。
では、そろそろ次の手をうつとするか、どこまで耐えられるか見物だな。
というわけで、俺は指先で女エルフの膣穴をほじくりかえしながら魔法を唱える。
「んあぁっ!?こっ今度は何?これ、はひぃ、もう嫌ぁ、いやああぁぁん」
太腿を開いて俺の膝の上にちょこんと座ったアルリエルの身体が、今まで以上に大きく痙攣し、処女の蜜肉がビクビクっと急激に収縮する。
効果覿面、ちなみに今使った呪文は、敵モンスターの弱い部分を露にし攻撃が当たりやすくするって具合の戦闘補助の魔法だ。
そしてこの場面で、この戦闘補助魔法が及ぼす効果はといえば……
「うはははは、スケベエロフのエロツボを発見っ!!漏らしてもいいんだぞ、ほらほら」
俺は魔法の効果により指先で弄り当てたハイエルフの膣内の弱点、知覚神経の集まった敏感スポット、所謂Gスポットを連続して刺激してやる。
「ひあぁぁっ、何? 何なんですぅコレ、ひぎぃ、すごっ、ひっひっ、ひぐぅっんんんっ」
エルフ娘は、生まれて初めて味わう感覚に、ヘタリと耳を垂らすと、ぎゅっと歯をくいしばり背筋をのばしてブルブルと快感に震え上がる。
「ほらほら、潮吹いていっちまえ、スケベエルフに生まれ変わらせてやるからな」
くちゅくちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
敏感エルフ娘の急速に縮みあがる膣内を、俺は勢いをゆるめることなく激しく責めあげる。
「ひぐぅぅぅっ、なっ…何かくるぅ、きちゃうぅっ、くうぅ、ひぐぅ、だめ、だめ、きちゃううのぉぉっ」
アルリエルは尖った顎先をあげ戦慄くと、網掛けブーツに覆われた足をぴんっと伸ばす。
次の瞬間、ハイエルフの少女の割れ目から淫水が噴出するように溢れだしていた。
ぷしゃあぁぁっ
「ふぁ〜〜っ」
エルフ少女は甲高い嬌声を上げながら、ふるふると華奢な身体を震わせ、俺の両足を跨ぐように座らされ股の間から潮を噴いていた。
「くくくっ、アルリエルどうだ?まだまだだぞ、もっともっとイっちまえ」
俺はエルフ少女のきゅっと引き締まる膣穴を弄る手をゆるめずに、潮を噴くアルリエルを責めてたまくる。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「オラオラっ、どんどんいけっ、エロエルフ!」
エルフ少女の狭い蜜壺に突きいれた指先をフックを引っ掛けるように曲げ、知覚神経の集まったGスポットをズリズリと直接コスりあげ、もう片方の手で、生まれて初めて露出した敏感なクリトリスを指先で挟んでコリコリする。
その度に、抱えあげたエルフ少女の白い肢体がビクンビクンっと痙攣し、無毛の割れ目から、ぷしゅぷしゅっと淫水が噴出する。
「ふあっ、あぁっ、あひぃひぁぁ、らめぇ、もうらめぇ、と、止めて、ひぐぅ、とっ止めてくださいっ、ひっ、嫌ぁっ、おっ、おしっこ漏れて、いやぁ見ないで、ひああっ、あぁぁぁ」
大間開きで膣穴とクリを弄られるエルフ少女は、尖った耳の先まで真っ赤に染めて、羞恥に染まった顔を両手で隠すように覆い、いやいやっと顔を小さく振る。
「くくくっ、馬鹿エルフだな、これは小便じゃなくて潮吹きだぞ、ほら、もっと噴き出させてやるからな、気持ちいいだろ?おらおらっ」
「えっ遠慮しまひぎぃぃ、おぐぅ、おぐぅ、いじるの、あ゛あ゛だめぇ、らめぇ、飛ぶぅ、とんじゃうぅ」
羞恥と快楽でポロポロと涙を流しながら真っ赤になって必死耐えていたアルリエルだったが、俺が膣穴の奥を指先でゴリッと擦りあげ、クリを捻り潰した瞬間、遂に今まで保っていた理性を放り出したようだった。
膝の上に抱えた小さな身体が、まるで電流を流されたように痙攣すると、それに合わせて広げられた股の間から今まで以上の勢いで淫水が噴きあがる。
ぷしゃぁぁぁっ
「いやあぁぁぁっ! とっ止まらないのぅぅぅ、ふあぁああああああぁぁんんっっ」
アルリエルは顎を突き出し喉を震わせながら、森に響き渡るほどの嬌声をあげる。
噴きだす潮を、自分の意志では止められず、ヒクヒク痙攣するのに合わせ淫水を撒き散らす。
「いいぞ、ほらイケイケっ、くくくっ」
俺はガクガク震える華奢なエルフ少女を背後から抱きしめながら、そのプラチナの髪に鼻先を埋め、エルフ耳を甘噛みしつつ、潮を噴く蜜穴を容赦なく責め続ける。
「ひぐぐうぅぅぅ、ひあぁ、ひあぁ、はっはっ、ふあああああああんんんんっ」
ぷしゃっっ
エロエルフは本気汁を盛大に撒き散らすと、やがてぐったりと脱力し、背後の俺にもたれかかるようにして荒い息をつく。
「くくくっ、どうだった?気持ち良かっただろ?」
「…………はぁ、はぁっ、くうぅ、にっ人間、ゆっ許さない、こんな辱めを、ぐすっ、私に酷い事するなんて、ううぅ、絶対、絶対許さないんだから、くすんくすん」
羞恥と快楽がごっちゃになったアルリエルは、切れ長の瞳から涙の粒を落としながら、背後の俺をきっとと気丈にも睨みつけてくる。
「くくくっ、そうかまだまだアルリエルは反抗的なわけか、そうかそうか、じゃあ従順なエロ穴エルフになるための調教をまだまだ続けないといけないなぁ」
俺はニヤニヤ笑いながら、すっかりエルフ少女の愛液で濡れてふやけてしまった手をヒラヒラと動かしてみせる。
「ひぃぃ、まっまだする気なの、ちょっ、ちょっと待って、や、やめるのです、もうやめ―――っふあぁぁぁ、あひっ、弄らないでぇ、あひい、ひぐぃっ、またおしっこでちゃうからっ、漏れちゃうから、だめだめだめっ、いやぁ、ふえぇぇん」
くくく、そんな泣き言は通じないっていうか、まだ尿意と混同してるのかコイツは。
むうぅ、これは徹底的に牝奴隷としての快楽を教え込んでやるしかないな。
俺は決意と興奮を新たにしつつ、膝の上に抱えたメスエルフの膣穴をほじくりかえすのだった。
そんで、小一時間後。
あれからずーっとアルリエルを牝奴隷エロフにするべく、徹底した肉穴調教は続いていた。
巨木の神殿の王座に座る俺の膝の上、ぐったりともたれかかるアルリエルは、白い肌に汗を浮かべ、乙女にあるまじき大股開きの姿勢でハァハァと荒い息をついている。
その無毛の割れ目はぱっくり広げられ、ピンク色の肉壁を露出した肉穴は、もう何十回となく潮吹きさせられたあげく、湯気をたててトロトロに蕩けきっている。
「あぅ、に、人間、んっ、あふぅ……またイきそうなの、んっ」
俺にもたれかかるようにトロンと脱力したエルフ娘からは、既に一時間ほど前にあったはずの羞恥心は失われ、長い耳先をへろんっと垂れながら、膣穴を指で弄られるのにまかせていた。
「くくくっ、もう少し我慢しろ」
俺はニヤニヤ笑いながら、膝の上に抱えたエルフ娘のちっこい膣穴を片手で穿り返し、もう片方の手でまったいらの胸の頂点でツンと尖るピンクの乳首をコリコリ弄る。
イク時はちゃんと許可をとってからと俺が教え込んだのを、ちゃんと実践しているようだ。
まぁ、この一時間きちんと言えなければ、潮を噴いて失神するまでクリ責めしてやったからな。
「おい、ところでアルリエル、手がお留守だぞ」
「ふぁ? あぁ……でも、でもぉ、これは……あひぅ!わ、わかった、わかりました。ちゃんと撫でます、撫でますから、あひっ……くううぅ、ハイエルフである私が、何故こんなことを……ひああんっ……こ、こう?こうやって撫でればいいのですか?」
くうぅっと唸りながらエルフ美少女が悔しそうに両手で撫で回しているのは、彼女の丁度股の間からにょっきり顔を出した元気いっぱいの俺の肉棒だった。
この神話時代から男を知らない処女エルフに手コキを教えているところなのだ。
何せ、男根なんて見た事すらないハイエルフ、最初は怯えまくりで、ぐずぐず泣いたり、逆に睨みつけて威嚇したり、切れて怒鳴ってみたりと、色々と反抗してくれたのだが、その度に快楽で餌付けして反抗を封じ込め、何とか手で触るところまでこじつけたわけだ。
「よしよし、いいぞ、エロエルフ、ご褒美をやろう」
唇を尖がらせて不満そうに俺の肉棒を触っていたエルフ少女は、うぐぐっとまた唸り声をあげ何やら葛藤している。
「どうした、欲しくないのか?」
俺はもったいつけてそう言いながら、傍らに置いた勇者専用の例のアイテムカバンから、「生命の実」を一粒取り出す。
「あうぅ……け、結構です、遠慮します……そ、それを食べると、身体が熱くなって……そのせいでこんなふしだらな事まで……だ、だから要らないです……そ、そんな危険なモノなんて……」
そういいつつも、エルフ少女の深い緑色の瞳は、取り出された「生命の実」に釘付けだ。
「へぇ、そうか、なら俺が食うか」
俺は一粒、ぽいっと自分の口の中に放り込み、見せつけるように咀嚼する。
「あっ!……あぁ……そ、そんなぁ」
首を捻って背後の俺の口元を羨ましそうに見つめるアルリエル。
俺は、ニヤニヤ笑いながら「生命の実」を口に含んだまま、物欲しげに此方を上目づかいで見つめるエルフの反応を待つ。
「ううぅ……酷いです。卑怯です……わ、私にその味を教え込んでおいて……くうぅ」
アルリエルはきっと俺を睨むが、その眼光も長続きせず、やがて辛抱できなくなったのだろう、ピンク色をした艶やかな唇を戦慄かせながら、小さな声でおねだりをはじめる。
「はぁはぁ……ううぅ……ご、ご褒美を、わっ私の……口に飲ませてください、お、お願いします、くぅ」
心底悔しそうにそう言うハイエルフの少女は、羞恥に染まりながらも、俺の口にその清楚な口唇を重ねていた。
俺の口中に溢れかえっていた「生命の実」の濃厚な果汁が、おそるおそる突き出された舌を伝わり、エルフ少女の喉奥に垂れ落ちる。
「んぐ、んっ、じゅるぅ、んく……あぁ、おいひいですぅ、んっんっ」
くくくっ、すっかり「生命の実」の効果で身体を火照らす快楽に夢中だな。
というか、まるで麻薬に溺れた中毒患者のようだが、別に「生命の実」に危険な常用性はない健全なマジックアイテムであることをここに断言しておこう。
「はぁはぁ…んぐっ、れろっ……ゆっ勇者、もっと、もっとないのですか?」
すっかりこのマジックな味の虜になっているエルフ少女は、ウィスキーボンボンを大量摂取した幼児の如く、頬を染めトロンとした酩酊状態で、俺の舌に残った果汁に吸いつてくる。
「なんだ、まだ欲しいのか?まったく卑しいのはどっちだか」
「くぅ……ちっ違います、わ、私は……その……そう!この危険な魔法の品を貴方から回収しただけです、そうです、そうなのです。貴方のように邪な勇者が、このような貴重で危険なアイテムを持って良いはずがありません、だから魔法の品の管理人であるこの私が回収してあげているのです……で、ですからもう一粒ください、いえ、よこしなさいカバンごと」
大変饒舌になって畳み掛けてくるアルリエル。
すっかり俺のペニスを撫でることも忘れて、首を捻って背後の俺を見上げながら、目をキラキラさせ、私ったら良い事言ったんじゃないかしら、と言うオーラまで発している。
「そーだな、俺ももっているアイテムを全てお前にやってもいいけど……」
俺がもったいぶってそう言うと、
「ほ、本当ですか? それは賢く良い考えですよ、賢明です。貴方の持つ品々は人間風情では扱いきれないモノですからね。ささ、はやく、カバンごとよこしてください、このアルリエル・ル・テラ・ザ・ローシュ・ロード・ミステラスが責任をもって封印管理してあげます」
危険な魔法の品を神話の時代から管理してきたハイエルフとしてのキャラ設定を思い出したのか、アルリエルはますます勢いづいていく。
「特に生命の実を渡すのです……あっ!そういえば他にも世界樹の実や、不思議な果実も持っていましたよね、あれも渡すのです、ささ、はやくするのです、はやくぅ」
何だかヨダレをじゅるっとさせながら果実系のアイテムを念入りに要求するエルフ少女。
どうも違う目的も入り混じっているようだが、まあいいか。
「ただし、ちゃーんと俺のメス奴隷として役に立ったらだ……というわけで早速俺のこの欲求を解消するのに役立ってもらおうかな」
俺は両手でエルフの細い腰を抱きかかえると、ぐいっと持ち上げる。
うわぁ、こいつむちゃくちゃ軽いな。
「きゃぁ、何を――ああぁ!!」
いくら経験がまったくない天然系のハイエルフとはいえ、大股開きで持ち上げられたお尻の下で、テラテラと我慢汁で濡れ光った肉棒がそそり立っていれば何をされるかわかったようだった。
「あっ、あの……ゆ、勇者、貴方まさか、まさかですが、わ、わ、わわわ私を、お、おか、犯す気なのではないでしょうね?ち、違いますよね、あはは、ですよね、そうですよね」
アルリエルは冷や汗を流しながら、エルフ耳をパタパタ忙しなく動かし、自分を背後から持ち上げる俺の顔色をうかがっている。
「ああ、勿論だ」
俺は、肉棒の上にエルフの蜜を滴らせる割れ目を合わせるように、抱え上げた華奢な身体を微調整させえる。
「で、ですよね、ですよね、わ、私のような高貴なハイエルフに人間ごときが交わろうとしているのかと思ってびっくりしました。ふぅ、驚きました。で、では降ろしていただけますか」
「よし、おろすぞ、息をゆっくり吐いて、力をぬけよ」
俺は王座に腰掛けた姿勢のまま、ハイエルフの少女の腰をそそり立った肉棒の上にゆっくりと降ろしていく。
「え?なんでそんな事をしないといけな、ちょ、ちょっと何かあたって、あっ!!嘘っ、騙したんですね―――ひぐうぅぅっ」
ずちゅっ
肉穴責めでたっぷり濡れていたハイエルフの無毛の幼い割れ目に、俺の肉棒の先端が無理やり押し込まれる。
「ひぎぃぅ、いたぃ、痛いです、あうぅ、ぐうぅぅ」
俺に両手で腰をがっちりホールドされ、肉棒を蜜壺に収める形で無理やり座らされそうになるエルフ娘は、細く秀麗な眉の間に皺を寄せ、奥歯を噛み締めている。
「くぅ、マジで狭すぎだぞ、おい、もっと力を抜け」
「なっ何を勝手な言って、ひぎぃ、ぬっ抜いてくださ、んぁあっ、いやぁ、いやですぅ、痛いのは嫌いです、好きじゃないですぅ」
ジダバタするエルフ少女の、小さな手が腰に回された俺の腕をペチペチと叩く。
むぅ、やはり体格が全然違うだけあってこれは狭過ぎるな。
あれだけ潮吹きさせて徹底的にほぐしたのに、入り口に先っちょを入れただけでもう無理そうだ。
と、まぁ普通なら諦めるところだが、そこはそれファンタジーらしく魔法で解決だ。
と言うわけで回復魔法と、それに物理攻撃を和らげる防御魔法を、腕の中でぐずぐず泣きながらバタつくハイエルフ少女に唱えてみる。
「ふぁ? んんっ、あれれ?」
突然、股を裂くような痛みがなくなったアルリエルは、いままさに処女を散らせるようとしている状況も忘れきょとんとしている。
「よし、んじゃいくぞ」
「へ?何処に?」
俺は、天然エルフの華奢な腰を一気に引きおとす。
ずちゅううううぅっ
愛液が溢れたピンク色の蜜口に亀頭が押し入ると、エルフの小さな身体を突き上げて、神話の時代から守ってきた処女膜の抵抗を破りさり、蜜壺の奥まで一気に挿入していた。
「んああぁぁぁっ、ああぁ、あぁ、ぁぁ」
俺の腕の中で、ハイエルフ乙女はその緑色の瞳を見開き、華奢で白く肢体を戦慄かせ、しなやかにのびる長い手足をぴんっと張り詰めさせ、処女を散らしていた。
「ううぅ、ぜっ、全部、入ったぞ」
俺はプラチナのさらさらな長髪に顔を埋めながら、抱きかかえたハイエルフの胎の中に、根元までペニスをブチ込みんだまま、あまりの快感にビクビクと震えていた。
いや、マジでこいつのま○こ凄いわ。
むちゃくちゃ狭くて膣肉がまるで輪ゴムの束のように締まるくせに、蕩けるように柔らかく、しかもトロトロの愛液が絡む膣壁の粒々具合がまたなんとも堪らん。
なんちゅう名器具合だ。
というか気持ちよすぎてフライングぎみに少しばかり射精しちまったじゃねえか。
「あっ、ああぁ、入って……ますぅ……わ、私の中に……たっ他人のモノが……人間のが……入っていますぅ……ひぃ、いやぁ、嫌ですぅ、いやぁ、出して、出してください、いやぁ、いやぁああ」
挿入の衝撃が回復したアルリエルは自分のお腹を見下ろし状況を理解すると、腰に回された俺の腕を掴み、なんとか逃げようと背筋を伸ばしたり、身体を左右にふったりと必死に動き回る。
「やぁ、やですぅ、んぐぐぅ、こんな、あひっ、ひいぁ、おっお腹の中が、んぐぅ、だんだん熱くなって、はっはやく抜いて、抜いてください、んっ、んっ、んんんっ」
だが、自分でむやみにバタついたせいで、膣内に根元までずっぽり収まった肉棒に「生命の実」で火照った体が敏感に反応しているようだ。
「ひぁ、あっ、卑怯れすぅ……何これ……ふぁぁ……あんっ、あふぅ、嫌なのに、とっても嫌ですのにぃ、ふぁ、熱いのが、奥で暴れて、あっ、んぁ、あっ、あくぅ」
俺の腕から逃げるためにバタついていた動きがやがてリズムを変え、自ら膣奥を肉棒に擦りつけるような卑猥な動きになっていく。
「くくく、わかるか、アルリエル、俺のち○ぽがお前のま○こに全部はいちまってんだぞ、ほれ、感じるだろ、気持ちいいんだろ」
「いやぁ、そんな事言わないでください、きっ気持ちいいわけないです、こんな事……んひいぃ、ふぁ、あんっ、んぁ、お腹がジンジンしてぇ、ふあ、ふぁん、はぁぁぁん」
拒絶の言葉はもうすっかり甘い喘ぎにとってかわり、エルフっ娘はプラチナの細い髪を汗で額に張り付かせながら、俺の腕をしっかり握りゆらゆらと前後に身体をゆすっている。
俺の膝の上で大股開きで肉棒を咥え込んだ蜜口の隙間からは、びゅびゅっと本気汁の潮を噴き、すっかり女として目覚めていた。
「ふぅぅ、すごいぞアルリエル、お前のま○こは、俺のをぎゅうぎゅう絞りやがって、おまけにミミズが這い回るみたいに動き回ってるぞ、こりゃ絶品だな」
俺はニヤニヤつきながら、快感でひくひくしているエルフ耳を嘗め回しつつ、腰を下からゆっくりと動かしだす。
「ふぁ、わ、私の中で動いて、あひっ、ひぁ、いやぁ、動かさないでくださいぃ、あっ、あっ、あぅ、うぁ」
ぐちゅ ぐちゅ くちゅ ずちゅ ずちゅ
舌を突き出し喘ぐエルフ少女、その男根を絞り込むように狭い膣内で、俺は肉棒を上下に動かすピッチをどんどんとはやめていく。
上半身をがっちり抑えられ逃げられないエルフ牝穴をゴリゴリとペニスで突き上げ、子宮口までこねまわす。
「おおっ、いいぞ、いいぞ、アルリエル、お前はいい肉穴奴隷になるぞ、ううぉ、やべぇ、マジで腰がとまらねぇ」
ぐちゅ ずちゅ ぐちゅ ずずっ ずちゅ ずちゅ ずちゅ
「ふぁ、あぁんっ、いやぁ、いやぁ、ぐす、ううぅ、こっこんな、人間の奴隷になるなんて、嫌ぁ、あぁ、あひっ、ふぁぁん、あひっ、イくぅ、また、イくぅ」
屈辱と快感がごっちゃになってもうわけがわかならくなっているエルフの美少女は、その端正な顔を歪め涙を浮かべながら、お腹の中の肉棒に生まれてこの方誰にも許した事ない処女地を犯され続ける。
エルフの極上蜜肉は、ペニスで突き上げる度に、濡れたピンク色の肉ヒダで肉鞘に巻きつき、引き出すと絡み付てくる。
ねっとりと柔軟で絡みつき、かつ弾力のある最高の肉穴だった。
「おらっおらっ、気持ちいいだろ、人間様のち○ぽは、今日からお前はこのち○ぽ専用の穴になるんだ、いいな!この気持ちの良い穴で俺のをシゴくのが奴隷エルフの仕事だぞ、ちゃんと覚えとけっ」
肉棒でずんっと膣奥を叩き上げると、アルリエルの小柄な軽い体が腕の中で浮き上がる。
その華奢な肢体を俺はがっちりと抱きしめ、さらに激しく腰をぶつける。
「あひいぅ、ひあぅ、あっ、お、お断りですぅ、ふぐぐぅ、んふぅ、ふぅ、に、人間なんかに屈しはしませんっ、わ、私は危険な武具を管理して、ふ、封印する使命をもつ、こっ高貴なハイエルフな、なのです、人間の奴隷になど――んあぁぁぁん!
おく、おくぐぅ、つっついちゃだめぇぇ、おがしくぐなるぅ、なっちゃいまずう゛ぅぅぅ」
もう涎やら汗やらなんやらで顔やら身体をドロドロにしたエルフっ娘は、俺の腕の中でペニスでズンズン突かれまくられながら、ビクビクと背筋をふるわせイキまくっている。
「ううぅ、素直になれ、気持ちいいんだろ、おらっ、俺のち○ぽで突かれてイきまくってるクセに、俺の奴隷になれ、もっともっと気持ちよくしてやるぞ」
「おっ、おおぅ、お、んぁぁあああ゛あ゛あぁ、なっなりませんから、ぜっ絶対、絶対ぃ、んくぃ、くうぅうぅ、うううぅ」
意固地なエルフ娘は、快楽に飲まれまいとブンブンと何度も顔をふる。
その時、極上ま○この中を何度も何度も上下していた亀頭のえらが、アルリエルの肉ヒダの神経があつまった一点をゴリっとクリティカルヒットしていた。
「ふぁぁぁああああああん」
可愛らしい声をあげて、アルリエルの上半身から力が抜ける。
そのまま脱力したエルフ娘は前倒しになると、俺の膝の上から床にむかってずるずると倒れこむ。
「くくく、まだまだ、犯しつくしてやるからな、ううっ」
それに合わせ俺は肉穴にハメたまま王座から身体を起こすと、エルフ娘の網掛けブーツを履いた両足を背後から両脇に抱えて固定する。
そして腰をつきだし、つい先ほどまで処女だった少女の子宮口まで、ぐちゅぐちゅと肉棒でこね回す。
「あひぃ、ひぁ、あああぁ、いやぁ、らめぇ、らめぇぇぇ、もう、もう、やめぇ、お、お、お、おくぅ、んぁ、あぁぁ」
アルリエルは床に手をついき、神殿の木床を桜色の爪でひっかきながら這って逃げるようとするが、下半身を俺に抱きかかえられたままズンズンと犯され続ける。
所謂、押し車とよばれる後背位ではめたまま前進する体位になっていた。
「はぁ、はぁ、あぁぁ、にっ逃げなくちゃ、逃げないと、このままじゃ、んぁ、こっこの人間の、ど、奴隷に、あひぃ、あっ、奴隷になっちゃう、そっそれだけは……あひぃ、んぁ」
背後から膣穴を突かれながら、アルリエルは開きっぱなしの唇から涎を滴らせ、汗と愛液の跡を残しながら、ずりっずりっと床を這って進む。
俺は、そのエルフ娘の長く細い両足を脇に挟み持ち上げた姿勢で、アルリエルの正気をブチ抜き壊すように腰を打ち込み、肉棒で蹂躙する。
ずちゅずちゅ ずんずんずんっ ずちゅずちゅずちゅっ
「あひっ、あっ、あっ、はっ激しい、壊れちゃ、あっ、あっ、とんじゃう、もう、らめ、全部とんじゃっ、ひっ、イく、イくぅっっぅ」
「おおっ、俺もいくぞ、出すぞ、お前の中に出してやるからなぁ、しっかり受けとって俺の奴隷にまっちまぇ!」
俺は最高の名器をもったエルフ少女のお尻を抱きかかえるように背中を丸め、そのスベスベの白い肌を味わいながら、ぐぐっと腰に力を込める。
「ひっ、だっ駄目ですぅ、だしちゃだめ、駄目ですぅ、に、人間の奴隷に、奴隷になちゃうからぁ、あひっ、奥、奥に押し付けちゃ、ふああぁ」
人間に種付けされ奴隷に堕とされる屈辱と、それ以上の肉の快楽に震えながら、床に顔をおしつけ戦慄くアルリエル。
そんなエルフ娘の膣穴が、女の本能に従い咥え込んだペニスから精液を搾り取ろうと、きゅっと収縮して締め付けだす。
「ううぅ、出るぞ」
どくっ どぴゅっぢぴゅっ どくどくどくっ
アルリエルの膣内に根元まで挿入された俺の肉棒が脈打ち、尿道を激しい奔流が駆け上がる。
「あぁぁ、な、中にぃ、お腹のなかに人間のせーえきぃ、せーえきぃ、だされちゃってますぅ、あぁ、あっ、あっ、ふあぁ」
俺は心地よい開放感に浸りながら、エルフ奴隷の子袋に濃厚なザーメン汁を注ぎ込む。
どぴゅっ どくどくっ
「ううぅ、うっ、ううぅ、これからは俺の牝奴隷として、ううっ、素直になるんだぞ、いいな、アルリエルううぅ」
俺はパンパンと腰をエルフ娘の小さなお尻にぶつけながら、膣内射精を繰り返し、高貴なハイエルフの美少女に人間とのハーフを種付けてやる。
どぴゅっ
そして、最後の一滴まで極上ま○こに中だしすると、駄目押しで二、三度腰をぶつけ、亀頭でスペルマを子宮に押し込むと、ようやく抱きかかえていたアルリエルの下半身を開放していた。
「……はぁはぁ……はぁはぁ……」
床に腹ばいになり焦点の定まらない瞳を泳がせ荒い息を吐くエルフ少女。
両足をはしたなく広げたその股の間では、攪拌されぐずぐずに溶けきった小さな膣口がぽっかりと穴を開けピンク色の蜜肉を曝け出し、子宮に収まりきらなかったザーメンをどろっと垂れ流していた。
「……はぁはぁ……はい……人間の奴隷……に…………なりますぅ……」
汗と淫水に塗れたハイエルフの美少女は、目の前に転がる「生命の実」を虚ろな瞳で見つめながら、そう絞り出すような声をだしていた。
俺は……
せっかく奴隷に堕としたんだ、エルフ牝奴隷にもっとセックスの味を教え込んでやるそういえば、武道大会にでるんだったな、一度、王都に戻るとするか