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「また会えるさ、俺は勇者だ、仕事を果たさんとな」

「あぁぁ、
王妃は俺にまた熱い熱烈なディープキスをする。
 くちゅちゅちゅちゅ
「くちゅ…またわたしを置いてくのか?勇者」
「それは違うぜ、俺はお前のために戦いにいくんだ、エスカリーナ」
俺は王妃の知的な顔を撫でながら頬をよせる。
「しかし…わたくしはお前さえいれば…」
エスカリーナ王妃は国民の前でみせる毅然とした態度とはまったくちがう、不安げな全てを許したものにしか見せない表情をつくる。
くくく、また一匹メス奴隷が生まれた瞬間だ。
「そうだな、信じられないなら手付を置いていってやろう」
「え?」
「俺の子だ」
「あっ!あんんん」
俺はおもむろに王妃の体を抱きしめまたベッドに押し倒す。
パンパンパンと肉のぶつかる音と、美女の喘ぎ声が王妃の寝室から途切れることはなかった。

翌朝、俺は汗と淫液にまみれて眠る王妃をそのままに王城から姿を消していた。
「うぅ、いてて腰がいてえぇや」
まったくさすが欲求不満のスケベ王妃様だ。
日の昇るぎりぎりまで、ぶっとおしでセックスし続けるんだもなぁ。
最後はベッドに手をつかせて後背位で突きまくり、ゆさゆさ揺れるバストをもみくちゃにして淫欲の限りをつくしたわけだが…。
まぁ覚えてる限りで、王妃の膣内に7回以上濃いのを搾り出してやったからな。
確実孕んでしまったかも…。
まぁいいか!
俺は勇者らしく前向きに(?)笑うと、カバンからエリクサーのビンを取り出してキュポンっと蓋をあけるとゴキュゴキュと飲み干す。
「ぷはぁあぁ、元気ハツラツ!」
何故かVサインなんかだしてしまう。
途端に、体の疲れや眠気が吹き飛び一気に元気になっていく。
うむ、さすが完全回復万能霊薬だ、それを昨日の晩は3本も飲んでセックスしまくったのだから、さすが淫乱王妃だぜ。
帰り際、俺がいないときにオナニー禁止にしてやったから、また欲求不満がたまったところでハメまくってやることにしよう。
勇者である俺の言うことには絶対服従だから…くくく、すぐにオナニーしたくなってうずうずしてる高貴な美貌が眼に浮かぶぜ。

さて、今日の予定は…そうだ武道大会のフラグをたてようとしてたんだったな。
俺は朝の日の光で伸びをすると、武道大会の申し込みをするために街の商業区に足を踏み入れていた。
あたりの露天は店がもてなかった店主のだろう、ところ狭しと商品がならべてある。
品揃えはどれどれ?
げ!どれも銅の剣ばかりだ。
良く考えたら、品数は豊富だが商品の種類はそんなにたくさんあるはずないよなぁ。
それでもどの店も個性をだそうと銅の剣を飾り付けたり、短く研いで短刀にしたりとがんばっている。
うんうん、小さいながら個性を出すことはいいことだ。
俺はうなずきながら勿論それらの品には手もつけず大きな商店に入っていく。
やはり自分の品を買うのは安心できるとこじゃないとな!
「いらっしゃい、なんにするね」
決まり文句の店の親父に愛想わらいしながら俺は棚の中をみてまわった。
ふん、ここは定番の店だけあって品数も豊富だ。
毒針からロングーソード、バトルアックス、シミター、スピア、メイスと切る突く刺す一通りそろっている。
まあぁ、実際最高レベルの俺にはあんま関係ないけど…。
「いまなら、魔法のハルバードもあるよ、どうだいお客さん」
「まぁ、また来るよ」
俺はとりあえず保留して店をでた。

次に俺はそこらの店を冷やかしながら、裏寂れた一軒の武器屋のドアを開けた。
そう、ここは例のジジィのいる店だ。
予想道理、干物のようなジジィがホコリだらけのカウンターの奥に腰掛けていた。
なんか陰干しされてるみたいだな。
「…お客さんかい…申し訳ないのぉ…もう武器はあつかってないんじゃよ」
「なんでだい?」
まぁ、お約束だから聞いてやる。
「よかろう、教えてやろう、あれはまだわしが若いころじゃった--」
キュピーンっとジジィの目が光ると淀むことなくペラペラ話し出す。
「あ、あの…じいさん…」
「--そこでわしは、伝説のオリハルコンから一振りの剣をつくることを--」
しかもこっちを無視して延々喋りつづける。
くそ、聞くんじゃなかった。
このジジィこの話をするためだけに存在するキャラだからな、今が一世一代の見せ場なんだろうが、それにしても話が長い。
「それでじゃ、わしはあの魔剣を、彷徨いの森のハイエルフに託したんじゃよ、おおぁ、もしあれがあれば魔王なんぞイチコロじゃ、そう…」
まぁ結局のところ、じいさんが昔若気の至りでつくった魔剣が、彷徨いの森にあるわけだ。
それを無事とってくるってクエストだな。
「あの森は恐ろしいところじゃ……だれか取りに行ってくれれば……だれか」
ジジィはそう言いながらこっちをちらちら見つめてくる。
「行ってくれればのぉ…誰かが」
ちらり
むちゃ目線で物言ってるよこいつ。
まぁ、最初からそのつもりでここ来たし乗ってやるか。
「ああ、もう分かった、それなら俺が取りにいってやるよ」
俺がジジイの流し目に負けてそう叫ぶ
「おお、さすがだ戦士殿!お主の瞳ただ者ではないと思っていたわい」
ジジィは狂喜乱舞して無責任に喜びだす。
ほんとテキトーだなこのジジィ。
「無事、魔剣をとってきたらその剣で武道大会に登録してやるわい、しっかりな」
「まぁ期待すんなよ」
俺はため息まじりそういうと席をたつ。
なんか、どっと疲れがでた。
もっと美人の店員がいる店にいこう。
「じゃあな……あばよ」
だが嘆息混じりの俺の言葉は、高齢者の耳には十分伝わらなかったらしい。
「へ?なんじゃって?」
俺のほうに耳を寄せてくる。
「…だから…あばよって」
「ほうほう…なんで武器を扱ってないかじゃな」
俺がおそるおそる見返すと、うんうん勝手にうなずいて話し出すジジィの姿が…。
「いや、それは聞いてないんだが……」
「よかろう、教えてやろう、あれはまだわしが若いころじゃった--」
「おい、人の話きけよ!」
「そこでわしは、伝説のオリハルコンから一振りの剣をつくることを--」
おいぃい!
一度聞いた話は飛ばせるぐらいの機能つけとけよぉお!

結局、俺はその後3回同じ話を聞いて、ぐったりしながら店を後にした。
無敵の筈の俺は、ある意味で非常に疲れながら、店をまわっていた
その時さらに裏路地の奥まった所に、小さなくぐり戸があるのに気が付いた。
そうだ、たしか王都には隠しショップがあったはずだ。
ここもたしかその隠しショップの一つだったはずだ。
俺は小さな小窓から中を覗き込む。
店の中は入り口とことなり結構広くなっているようで、中央カウンターの向こうに女店主が座っている。
エキゾチックな中東系の美少女だった。
黄金色のカールした髪に、大きく黒い瞳に彫りの深い鼻立ち、肉厚の唇はHな感じで半開きになっている。
チョコレート色のまろやかな肌にはアラビアの踊り子のようなシースルーのドレスをきていて、胸の所が大きくひし形に開き、そこから美乳の割れ目が押し出されている。
剥き出しのお臍の細い腰には薄いパレオをまき、足首ですっとすぼまる絹のスボンをはいている。
年のころは、10代の半ばだろうか、まだ幼さの残る顔には似合わず妖艶に円熟したグラマラスなボディラインだ。

だが、こんなところに店をだすだけあってやはり、普通の人間ではないらしい。
彼女の軽くカールした巻き毛から、ぴょこんと尖った耳が覗いている。
しかも半開きの肉厚の唇にはかわいらしい八重歯が顔をだしている。
これは、面白そうだな。
俺はさっそくドアをくぐると中にはいる。
カランカランとドアが涼しげな音をたてて開く。
「あら、いらっしゃい」
女店主は、軽快な響きの妙なイントネーションで俺に挨拶すると、さりげなく目線をこちらにむける。
「武器を見せてもらいたんだが」
「あんさんも武道大会でられるの?」
「まあな」
俺は軽く答えると棚にある品に手をのばした。
「あ!あかん、それは超レアな雷神の杖なんやでぇ」
とたんにカウンターの奥からアラビアンな衣装の少女がとびでくると、さっと杖をだきしめる。
「あ〜ん指紋がついたらどないするのよ」
「いや、商品かと……」
「商品はこっちの棚、こっちはうちのコレクション展示なんよ、よ〜みてなうちの超レアコレクション」
「へ〜そうなのか」
俺は驚きながら、たしかにそう明記してある棚をみつめる。
ふむ、たしかにレアなグッズが一杯だ。
普通の冒険者なら喉から手が出るほど欲しい武具の数々。
だがどれも俺は持っている。
「ん?ここ魔法の杖のシリーズで空いてる部分があるな」
俺もゲーマーの性かコンプリートしていないアイテム棚を見つけ、ついつい声をあげてしまう。
「え、おにいさん気がついた?そこはなホーリーロッドが入るんや」
あれか…たしか最終ダンジョンで手にはいる、歩くだけで回復する杖だな。
「それがそろえば世界中の杖を集めらたのになぁ、ほんま残念やわ」
しょぼんと耳をたれさげ、へんな方言ではなすエキゾチックな美少女の目の前に俺はほいっと杖を置く。
「ん?……あぁ!これはホーリーロッド!」
「やるよ」
「ええぇぇ、ほんま?もう返さんで?ええんやな?ほんまやな?」
そう言いながら、褐色の肌の少女は、すりすりと杖に頬擦りしている。
「ほんまうれしいわぁ、この杖探して50年もさまよってたんよ」
「ほー」
俺はようやくこの目の前の美少女の正体に気がついた。
たしか、砂漠や荒野で特殊な笛を吹くと現れる謎のキャラバンがいたはずだ。
どうやらそこの商人みたいだな。
その時、アラビアな美少女の目がキラリと輝く。
「あんさん、ちょっとそこのカバンからでてる剣!それや!それ見せてんか?」
「あぁ、いいけど」
それは先代勇者から引き継いだ伝説の剣だった。
「これ…これ・・・伝説の…まさか…あんさん…」
「あぁ?一応勇者だけど?」
俺の返事に美少女の褐色の顔が真っ赤に染まる。
大きくあけた胸元をぶるんとふるわせ、椅子の上でかしこまって座ると、口をぱくぱくさせながら話し出す。
「あんた勇者さまか?…あぁ…うち…うち…あ…あの…魔人のコレルいいます…あっ魔人いうても悪さはしません、ただ商いをするのが好きなだけで…そのよろしゅう」
そう言ってちょこんと金色の頭を下げた。
「こちらこそ、俺は勇者だ」
「はぁ…ほんまもんや」
魔人コレルは、もじもじしながら俺の腕に手を伸ばしてくる
「触ってもよろしいか?」
「?いいけど」
「はぁぁ」
指先が俺の肌に触れただけで、肉感的な女体を震わして歓喜にふるえる。
「ど、どうしたんだ?」
「あぁ…勇者さまっていったら最高のレアやないの…もう歩くレア!この世のレア品の総本山!あんたが触ればどんな剣もすぐに伝説になるんやで、あんたの髪の毛一つでさえ、うちらにとってはあこがれの品なんや」
ぽわ〜んと顔を上気させてコレルは熱弁する。
まあ、確かにこの世界の伝説はすべて勇者が絡んでいるからなぁ
しかし、相当なレア好きだな。
「ほんまうち…うち…こんなボロい店に勇者様きてくれはるなんて…あっお茶もおだしせんと…すぐいれます」
ぱたぱたとニコルはアラビア風のパンツに包まれた形のいいヒップを俺にみせて、なにやらお茶を注ぎだしている。
「ふふふん、うちは今日は人生最良の日や、もういつ死んでもええわ」
にっこにこ笑いながらアラビアンな美少女が独特のケトルからお茶を注ぐ。
「そうや、勇者さま、うちの店で武道大会の登録なさるん?そんならうちの店の商品どれでも好きに持っててえんよ、せひうちの武器も勇者さまの伝説に加えてほしんや!」
にっこり笑う可愛らしい女商人は、はいっとお茶を俺に差し出した。


さて、俺は……

よし、コレル秘蔵の魔法の武器を貰うことにする!
どれでも好きに貰っていい?ならお前をいただく!


(C)MooLich 2001