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その夜、俺は早速王城に忍び込むことにしていた。

俺はその日の夜中に王城にまた出向いていた。
お、また例の門番がいる。
こんな深夜なのにご苦労なことだ。
俺は一応それらしく黒装束に身をつつみ、背中にはレア物の妖刀マサムネなんぞ背負っている。
ふむ、なかなかいい感じかも。
まぁほんとの狙いは暗殺でも泥棒でもなく夜這いだから、頭巾でも頭にかぶるかストッキングで覆面するほうがいいのかもしれないな。
さて、そろそろいくか。
俺はなんでもはいってる例のカバンから姿隠しのローブを取り出すと頭からその極彩色の布をかぶる。
すると、すーっと背景に溶け込むように姿が掻き消えていった。
「さてと」
俺はさっと城壁の上にとびがあっていた。
素早さのあがるブーツと流星の腕輪の特殊効果で常人には考えれらない敏捷度になっている。
「ほいっと」
ぽんっと軽く地面を蹴るだけで、遠く離れた王城の屋根にひょいっと軽く飛び移る。
なんかトランポリンみたいでおもしろいな。
俺は調子にのって屋根伝いに走り回りながら王城の奥にひた走る。
いくつかの窓に明かりがついてるが、たしか王妃の部屋は王城の一番奥の方だったはずだ。
俺は、暗闇に姿を同化させながら記憶をたよりに高くそびえる塔のてっぺんに立つ。
あたりをみまわすと、すぐ対岸のバルコニーに明かりがともり女性が立っているのがみえる。
表情までは見えないが間違いない、あの高貴な雰囲気と優雅なスタイルは王妃だろう。
おそらく自室のバルコニーなのだろうか護衛の姿もみえす、ひとりぼんやりと星空をながめているようだった。
薄いナイトガウンに絹のストールを羽織っただけの魅力的な格好だ。
俺はその姿に引きつけられように、塔の壁をけると音も無くベランダに飛び降りていた。
「ん?」
ふわっとかすかに起こった風を肌で感じたのか王妃は微かに身をよじらせる。
さらりとアップにまとめた黄金の髪が一房額から流れ落ち、魅力的なうなじにかかる。
「誰か…いるのですか?」
ハスキーな声が夜の闇にひびく。
王妃はややつり目の強い眼差しで俺のいるバルコニーの端のほうを見る。
やべぇばれたかな?
すべてを見透かすような気の強い青い瞳がしばらく、あたりを見渡すがやがて視線をはずす。
ふう、ばれてなかったか。
しかし、第一印象からそうだが、気の強いそして凛とした驚くほどの美人だ。
毅然としたその態度はさすがフ抜けの老王にかわって魔王の軍勢との指揮をとるだけはある。
「どうなされましたか王妃様」
その時、俺はバルコニーと続く部屋に数人の騎士が片膝をおって控えているのに気がついた。
「気にすることはありませんミランダ、ただ夜風です」
王妃はうなじにかかった金色の髪をすっと後ろになびかせ、凛とした美貌で部屋の中に向き直る。
「はっ」
会話の流れからすると、王妃に最も近い位置でかしこまっているのは前にパレードで見かけた男嫌いの女騎士団長ミランダなのだろう。
ナイトガウン姿の王妃とは対照的に洗礼された白銀のフルプレートを身にまとい、小脇にフルフェイスの兜を抱えている。
おお、こいつも相当な上玉だ。
王妃と同じような豪華な金髪はソバージュをかけたようにゆるく波打ち、その髪の印象に負けないほど、まだ幼さの残る顔が凛々しく引き締まっている。
とくに引き締めた唇はその鍛えられた若い体と意思を投影し瑞々しく生気に富んでおり、青い瞳は勝気な輝きを放っている。
その鋭い眼光は王妃とよく似たている。
そして、ミランダの後ろにはさらに数人の女騎士達が控えている。
おそらく鎧からして貴族の婦女子で構成された白狼騎士団の団員だろう。
ほうほう、どれも粒ぞろいでいい感じだぞ。
「ミランダ報告の続きを」
「はっサルブーグの町の被害状況ですが……シャスタ」
「はい、先週の魔族の襲撃によりザルブーグに駐屯していた王立軍に多大な被害がでております、師団長の報告では……」
ミランダの右後ろにこれも片膝をついたシャスタという小柄な女騎士が非常に落ち着いた口調で語りだす。
国産ファンタジーらしい真っ青の不思議な色の髪を首の後ろで一つにまとめ垂らしている。
その顔は美しいがどこか氷のような冷たさをもった冷徹な印象び麗人といった感じの女騎士だった。
そのやや物憂げな感じの美貌が淡々と被害報告を続けていく。
ふむ、鎧の紋章からしてこのシャスタって落ちついた感じの女騎士が副団長なのだろう。
「すでに町に張られた障壁魔法はその効力をはたしてはおりません」
シャスタのまるで聖書の朗読のような口調の報告がおわる。
王妃はナイトガウンから伸ばした白い指先を顎につけ試案気に切れ長の瞳を閉じる。
しばらくの空白の後
「国境の常駐隊から救援の部隊を編成して増援なさい」
「しかし王妃それでは国の守りが」
ミランダがはっと顔をあげ王妃に意見する。
「よい、魔王が蘇りモンスターが攻めてきているのです、人間同士争うことはありません」
「しかし…」
「すでにわたくしが決めたこと、辺境の警備の人数を減らし魔王との決戦に備えなさい」
「はっ」
ミランダと王妃は数秒見詰め合おうと、何かを決意したようにうなずき合う。
おお、お互い信頼しあった王妃とその騎士、いいねぇ
だけどどれだけがんばったって、こいつらでは魔王に勝てないんだよなぁ。
なんせ勇者である俺がいないことにはな。
その時、ガチャリと鎧がなり、騎士団長のミランダの左後ろに控えていた騎士が顔をあげる。
「おそれながら、王妃様に申し上げます」
王妃の耳に響くハスキーな声とはことなり、お腹に響く重低音な声だ。
そこには大柄な女騎士が片膝をついていた。
炎のように真っ赤なショートカットの髪にバンダナをまき、引き締まった顔の戦士だった。
野性的なその頬には大きく刀傷がはしり、そのワイルドな美貌をさらに印象づけている。
他の騎士とは異なりその鎧はいたるところに刀傷がつき、いかにも歴戦の女戦士といった感じの美しく鍛えぬかれた肉体を覆っている。
「何事だ」
「私の傭兵時代の仲間からの情報なのですが、西部で暴れていた邪龍グルバルドゥーンが退治されたと」
「まっまさか!あれは神話の時代から生きる暗黒龍、そんなことができるのは…」
「はい、西部では勇者降臨の噂で持ちきりです」
「あぁ」
王妃が初めてその美貌に表情をう浮かべる。
頬をまるで少女のように赤く染め、両手で口元を隠すと、いままで凛としてた青い瞳に涙がうるむ。
「まさか…まさか…あのお方が」
いまにも涙を流さんばかりの王妃に傅く女騎士団長が声をかける。
「王妃様、その情報は未確認です、速馬を大聖堂にやっていますが…いましばらく時間が」
「よい、よいのです、もしあのお方なら…今日はもう下がってよい、ご苦労でした」
王妃は女騎士たちに背を向けると、夜空を見上げる。
「失礼致します」
その背後で騎士達が深々と一礼すると退出していく。
だが王妃エスカリーナはそちらに顔を向けず、その青い瞳は満点の星空だけを見つめていた。
「帰ってこられた…あの方が…」
そっとナイトガウンを大きく突き出した胸の前で祈るように手を組んでいる。
「…エスカリーナ様」
王妃が涙に濡れた瞳で振り返る。
そこには今だに片膝をついて頭をたれる白狼騎士団の年若き団長ミランダがただ一人佇んでいた。
「下がってよいと言ったはず、聞こえなかったの?ミランダ」
うつむいたミランダの鎧がカチャリと小さな音をたてる。
「エスカリーナ様はいまだに勇者様をお待ちしているですか?」
その言葉に王妃はゆっくりしかし深くうなずく
「しかし、勇者は既に伝説です…王国を守るのは我々が」
「わかっているはずですミランダ、我々ではもう…」
「しかし!今一度王が号令をかければ!」
ミランダはばっと顔をあげ王妃の見上げる。
だが王妃は動じることなく、女騎士を見下ろす。
二つのそっくりな青い瞳が交差する。
「わかっているはず、王は…あの人はすでに王政を離れ、魔王の影におびえる日々、すでに王国軍をまとめる力はありません」
「しかしお母様!」
ミランダは激昂したように叫ぶ。
ええ!お母様?ってことはこいつはミスティーナ姫か!
たしか戦姫って呼ばれていつも武装してるって設定の王家の一人娘だったはず。
その麗しさと強さから戦場の女神と呼ばれるほどの存在だ。
うむぅ偽名で騎士団の団長になっていたとは…
さすがにゲームではドットで書かれたキャラクターだから顔だけで判別がつかないかったが、ちと意外だったな。
まぁ騎士に混じって戦っているってだけの設定の脇役キャラだから、騎士団長になっててもおかしくは無い。
「あの人のことは…私にまかせなさい」
「でもお母様」
「もともとあの人は王の器で無かった…本当ならあんな人ではなく先代勇者様が王位を…」
王妃はそっと目を閉じる。
うぅむ、王さんをあの人呼ばわりとは、さすが勇者に世界をホイホイまかせちまう和製ファンタジーの王様、人望もなにもないと思っていたが…
自分の妻からも見放されているとは…
「それを、あの魔族の女が…」
そうそう、たしか今の王は先代勇者とともに冒険をしたパーティの魔法使いだったはずだ。
先代勇者が魔族の女と王都を去った後、代わりに王として即位したんだよな。
ん?するとこの王妃はほんとは先代勇者と結婚するはずだったってわけか。
「しかし!いるかどうか分からない勇者より、我々騎士団を信じてください、民も母上について来てくれます」
しかし王妃はゆっくりと頭をふって跪く娘を見下ろす。
そこには王妃としての強い眼差しだけでなく、子をみる優しい母親の慈愛含んでいる。
「ミスティーナ、あなたはしっかりやってくれています、しかし勇者は伝説では無く真実、わかってミスティーナ」
「エスカリーナお母様」
美貌の王妃のナイトガウンに包まれた白い腕がそっと伸ばされ、無骨な鎧を身にまとった娘の頬をなでる。
それはまるで一枚の絵を見ているようだった。
星の光に照らされたバルコニーで妖艶なほど美しい王妃が男装の女騎士の頬を愛撫している。
そして姉妹のように見えるこの二人は実は母と娘なのだ。
思わず俺の喉がゴクリと鳴る。
女騎士はまるで眠るように青い瞳を閉じると、そっと母の手に頬を摺り寄せる。
「あぁ…お母様…わたしがんばります…お母様のために」
ミスティーナも星明りに微笑む母親の美しさに酔ったように呟く。
「無理はいけませんよ、ミスティ」
甘いほど優しい母親の声が、愛称で娘を呼ぶ。
「はい」
ミスティーナは名残惜しそうに母親の手の甲にキスをすると立ち上がる。
「では、お母様…いえ、エスカリーナ王妃失礼致します」
そこにはすでに王家の娘ミスティーナではなく、白狼騎士団の若き団長ミランダにもどった麗しい女騎士がいた。
ゆっくりうなずき返すエスカリーナも一児の母ではなく、王国を背負う落ち着いた美しい王妃の瞳になっていた。
二つの同じ志を秘めた青い瞳はお互いをもう一度見つめあう。
そして女騎士ミランダはそのウエーブのかかった金髪をなびかせ長靴を鳴らし部屋を後にしていた。
後に残ったのはバルコニーにたたずむ王妃と……姿を隠した俺だけだ。
「ふぅ」
王妃は薄く紅を引いた唇から軽くため息をはくとナイトガウンの裾をひいてバルコニーからゆっくりと部屋の中に入っていく。
豪華な造りの応接間らしいところを抜け、いくつかの扉をくぐると王妃は1つの部屋にたどりつく。
もちろん俺は影のようにぴったりと後ろを姿をけしてストーキングしている。
どうやら、王妃の寝室のようだ。
王妃は手早くアクセサリーをはずし、寝る準備を整えるとまるでバタリと倒れこむように豪華なベッドの上にうつぶせに倒れこむ。
「ふぅ…つかれた」
枕に顔をうずめたままボソリとつぶやく。
ふむ、どうやら一人用の寝室らしい。
まぁ今の王さんどう見ても老人だしなぁ、おそらく子供を産んでから一人寝の夜つづけているんだろう。
「んっ」
俺がぼんやりとベッドに倒れる王妃をみていたその時、
王妃の熟れた体がもぞもぞと動き出す。
む!これは!
俺は姿を隠したまま鼻息に荒くベッドの端ににじり寄る。
「んん…んっ」
やがて、大きくくねりだす均整の取れた体、それに合わせてせつなげな声が枕越しに聞こえてくる。
うつぶせになってるから見えないが、王妃の白い腕は自らのナイトガウンの中に忍び込んでいるのは間違いないだろう。
「んっ…ん」
やっぱり!くくく、この女オナニーしてやがる。
うつ伏せだった王妃が身をよじらせて横をむく。
おお、俺の方を向いたそのきつめの美貌がほんのり赤らみ、微かに開いた肉厚の口からは控えめな喘ぎ声がもれている。
そして、予想通り、そのほっそりとした白い腕は予想通り肉付きのいい太腿の間に差し込まれ微妙に動いている。
「ん…うっ…うう」
たったそれだけの刺激でエスカリーナはビクビクと熟れた体をひくつかせると、シーツの端を口に咥えてくっと襲い掛かるエクスタシーの波を乗り越えようとする。
「ううっ…んん」
くうう、飢えた美貌の熟女のオナニーがこんなまじかでみられるなんて、たまらん。
「あん…あうぅう…んん」
艶やかな唇がシーツの端を引っ張り上げるようにかみ締め、声を殺しながら薄いナイトガウンに覆われた抜群のむっちりした女体がうねり、乱れる。
「はぁ……んんんっ」
そうのうちナイトガウンの上から触っているだけでは我慢できなくなったのだろう、眺めの裾が徐々にたくし上げられた、王妃の肉つきのいい太腿があらわになる。
こっこれは……
俺はまたしてもゴクリと生唾を飲み込み、カブリ付きで覗き込む。
聖女を思わせるような王室のナイトガウンの内側はまるで娼婦のようなガーターで吊られたストッキングにシースルーの薄いシルクのパンツ姿だった。
どれも細かな刺繍と縁取りのされた中身と同じ一級品だろう。
淫蕩な肉のついた白い太腿に、湯気がでるほどの桃尻を覆う下着はとてつもなく卑猥だ。
くくく、貞淑そうで気位の高い王立軍総指揮官の王妃の内側は淫乱人妻だったとはな。
だれに見せるわけでもないのに、こんな下着をきて手馴れた手つきで手淫にはげむとは、そうとう欲求不満がたまったオナニー好きのスケベ女だ。
今夜のご馳走はこのスケベ女に決まりだな。
「はうぅ…うん、あっあっああ」
涎をたらす俺にまったく気がつかず王妃はさらに激しく自分を慰めだす。
やがて、ぴったりと閉じられたいた白い太腿が大きく開きだし、その場所で熱い熱気を放つ淫肉を覆っていたシルクの下着の横から長い指が差し込まれる。
 ちゅっく
「あうぅ」
指先が股間を覆う布の隙間からはいった途端、微かだが粘着質な音がする。
くくく、もうびちょびちょじゃねぇか
子持ちとは思えない大人の女の甘い匂いが濃厚に漂う室内で王妃は一人熟れて体をもてあましシーツを乱しながら喘ぎつづける。
「あうぅああぁ」
 ぐちゅぐちゅ
やがて、ほっそりとした手が差し込まれた股の間から粘液をかき混ぜる肉の音が大きく響きだす
「ううぅ…あん…いいぃ」
王妃の美貌がほんのりと染まり、長いまつげが震え、シーツを噛み締めた唇からトロリと唾液の筋が流れ落ちている。
「うぅ……ううう…勇者さ…まぁ…あぁん」
その口が喉の奥から搾り出すような声をあげる
「もっと…あん…あぁん…もっと…勇者様」
エスカリーナ王妃の白い指がまるで狂ったように、ぐちゃぐちゃとレースの下着の横から差し込まれかき回す。
そして、捲れあがったナイトガウンの裾からこぼれた豊満な白いお尻をベッドから突き出しプリプリと振りたくる。
「あぁ愛してます…勇者様…わたし…わたし…」
感極まったのか、白い指が根元までぐっと押し込まれると、ビクッと背筋を伸ばして王妃の体が絶頂をむかえる。
「勇者様ぁぁぁぁ…はぁはぁ」
ピクピクとその淫蕩な女体がひくつき、足の指先までピンと伸ばされている。
やがて、ゆっくりと汗まみれの体から力が抜けると、まるで糸の切れた人形のようにオナニー好きの王妃はベッドの上でぐったりと横になっていた。
しかし、驚いたな
この俺が、この熟れ熟れ美女のオナペットになっていたとは……
悪い気はしないが、たしか俺は王妃とは初対面のはずだ…ってまぁ王妃の言う勇者は先代の勇者(俺の父親って設定)だろうな。
ホントは先代勇者と結ばれるはずが、先代は謎の魔族の女と結ばれ去っていってしまい、当時勇者の仲間だった魔法使いと国のために結ばれたんだよな。
まぁよくある最後には国王の座を辞退して国を去っていく英雄ってプロトタイプ的なストーリだけど…残された王妃にしてはいい迷惑だよなぁ。
このエスカリーナ王妃は先代の勇者の犠牲になったといっても過言じゃないな。
おかげで爺の魔法使いと結婚させられて、いまじゃオナニー狂いの淫乱王妃様になっちゃってるからな。
くくく、ここは息子としてアフターケアは万全ににしてやるか?


乱れる王妃の寝室に潜り込んだ俺は……

王妃をいただく
この場を立ち去る


(C)MooLich 2001