【イシュティ公爵記番外編】


【護衛メイド、リリアとアスミラの冒険譚】【1-1】



【新旧の日向と影】

新興貴族に対し古参の貴族がいる。

新興のイシュティ公爵に対しダイソン公爵は古参中の古参で名家であった。

ハナルタハルの戦いでシェイドアルカン全軍が奮戦したがヒサイエ率いるフロストブンカー傭兵団と嬢子魔法兵団の名声があまりに高かったのと剣豪ハーマン・ラズが打ち取られズリデリン大公を捕虜にして勝敗が決した後、調子にのってヒサイエ抜きの無秩序な追撃を行なった貴族領軍が名将チェグウィデンの反撃にあって和平となってしまったことは古参貴族達のプライドをいたく傷つけた。

もはや軍事で失敗を取り返すのは不可能であったし新興貴族から王国のイニシアチブを奪回しなければならない。つぎの一手は何としても我々が・・・・・。





対ヴァンマエイド戦争終結から半年が経っていた。初老のダイソン公爵は憔悴してしまっていた。古参貴族達のあせりと突き上げがどこをどう間違ったのか・・・・国王はダイソン公爵家に対しヴァンマエイドで行なわれる式典に人材を派遣するように命を下した。名門であるし戦争でそれほど活躍していない(本来なら十分称えられる働きをしたのだが)ダイソン公爵家の人間を派遣することが適当と考えたのだ。

南方諸国やヴァンマエイドと北でわずかに国境を接する北方の強国エリスレイドも使節を派遣してくる。諸侯国が集まる国際的な場所にシェイドアルカンが使節を送らないわけにはいかなかった。

同時にヴァンマエイドは年1回首都グーデで行なわれる大剣闘大会に各国の代表も招いた。明らかに敗戦の名誉を挽回する意気込みで、勝つためには何でもしそうな雰囲気だった。

ダイソン公爵以外で公爵家には使節の責任者になれる人間は公子しかいない。

ダイソン公子ミハエル。16歳、ダイソン公の一粒種だった。





「・・・・・で、大会には公子が出るのですか?」

「いや、まさか・・・・。各国は高名な剣士を雇うとか代理が立てられることになっておる・・・・。」

イシュティ公爵とダイソン公爵という他の貴族からみたら奇妙な会見が実現したのは。背に腹が代えられなくなったダイソン公爵がヒサイエをわざわざ訪ねたからである。シェイドアルカンは王立士官学校成立以来、自分達の剣の腕前をかなりわきまえてきている。各地から集まる鼻っ柱が強い若造が士官学校を卒業するときには自分がいかに弱いか思い知って卒業するのだ。それは教官の教えによるものだが、勝てないものは勝てないのだ。

ヴァンマエイドの筋書きがシェイドアルカン使節をはずかしめ、参加騎士の弱さを喧伝することでうっぷんを晴らすつもりであることは明白でありそうなので、1家でその屈辱的な役回りをこうむりたくなかったのだ。

ダイソン公を付き上げた国内貴族はそろって沈黙しこの使節に関わりを持たないようにしていたし大会でシェイドアルカンの名誉を傷つけない順位まで食い込む剣士はとっくに他国が押さえ込んでいた。

ダイソン公は恥を忍んでイシュティ公に面会をした。王立士官学校の教官を貸してくれと。





リリア・マクファニーの身分はイシュティ女学院教官であると自負していた。たまにヒサイエの命で王立士官学校に「お勤め」に行く事は主命なのでしょうがない程度の認識だ。

ダイソン公子ミハエルはイシュティのスカーフェルド伯爵館に逗留したのちリリア・マクファニーとアスミラ・スカーフェルドを伴ってヴァンマエイドに出発することになっていた。手形に人数規制をしてあり8名がヴァンマエイドに正式に入国できる人数であった。人数を制限して混雑を緩和するということだったが武器を持った人間が無秩序に侵入するのを防ぐ意味もある。

ダイソン公でなくとも安全に戻ってこれるか不安な人数だ。護衛兼大会参加者という立場をリリアには期待されていた。アスミラは抑止力、牽制である。ハナルタハルの戦いで強力な火炎弾の雨を振らせた『青いサファイア』魔法家系スカーフェルド家はつとに有名であり、首に魔法結晶の「青いサファイアのリング」をしているのは女伯爵その人と二人の娘であると見ただけで分かった。

リリアは発育良く育った胸にきゅっとした腰、健康そのものの躍動感ある美少女で年の頃は15くらい。だがもっと若いとのうわさもあった。

アスミラは魔法家系ゆえ幼い体に真っ白でやわらかそうな肌を持っていた。とっくに成人の儀は済ませたはずだが9歳くらいにしか見えなかった。物越しが静かなろりろりな美少女だ。

「すまんがそういうわけだ。行って来てくれ。」

ヒサイエの左右に陣取った二人は話を聞きながらヒサイエのわきの下に鼻をつっこんで、くんくん嗅いでやったりしてうっとりした様子でくつろいでいた。

「あーん、またお城は離れるんですかぁ。あたしより強い護衛メイドいっぱいいるじゃないですかぁ。」

リリアが何とか逃れられないか話しを誇張する。確かにリリアが勝てない相手はいるがわざわざ有名にする必要はなかった。

「・・・・・・・離れ、、、たく、、な、い。」

うっとり顔を脇下からあげてアスミラも小さくつぶやく。

「頼むよー。」

いつの間にかお茶のテーブルをヒサイエの一の召使、ハーシェが運んできていた。

「わたくしからもお願い。手伝ってください。」

「はーい!」

ヒサイエに対するぐずりがうそのように二人はよい子の返事をした。ヒサイエにはぐずってもいいがハーシェの言う事は絶対聞く二人だった。





一行は人数をそろえると伯爵城館に一泊して体を休めることになっていた。

妖艶な女領主ローザ・フォン・スカーフェルドは洗練されたイシュティの城メイドのもてなしとともに現れた。旅の疲れを癒すように足を洗われ、魔法使いゆえに若い容貌なのにミルクのような妖艶なローザの口元に吸い寄せられる視線。



「貴族同士のお話があるのよ。」

ローザがうっとりとする口元にちろりと舌がのぞくとミハエルは思考停止に陥ってふらふらと立ち上がる。そのままローザの魅惑的な腰のラインを追いかけて行くと扉を開けて部屋に入った。



「よろしいですか。使節の代表は何があっても動揺してはなりません。相手に動揺を知られれば付込まれて立場が危うくなります。おわかりですね?」

ローザの目がとろんと淫蕩な空気を含みだす。

ミハイルは顔の表情がへらへらと何も考えていないように緩みだし、うん、うんとうなずく。食事の中に誘導剤が入っていて、近くでしゃべる人間の言葉どうりに物事を理解するようになる。以前ローザが徹底的に使われた薬のひとつだ。



カーテンを引くと浴場とバスタブとトイレとビデがあって、メイド服のリリアとアスミラがいた。

「これは、ダイソン公爵から頼まれたのですが、貴方を生かしてシェイドアルカンに返す方策を立てておいてくれるように言われているの。今からわたくしがしゃべることは何も疑問を持たずにうけいれるのよ。いいわね?」



ミハエルは再びうんうんと首を縦にした。

「貴方は男の子じゃなくて女の子なのよ。お風呂が大好きなの。服を脱いで入りましょうね。」





ミハイルは女顔の未発達な体をした線の細い少年だった。精神的にも素直で誘導剤を使用中におかしいと気づいて薬を破ることがなかった。

アルコール入りの浣腸を二回、体と尻の穴を徹底的に広げて洗った。その過程で分かったがミハイルのちんぽはカリと皮がまだくっついており子供ちんぽであることが分かった。



「そう、確実に童貞なのね。うふふふ・・・・・。」

湯台に移動してうつ伏せにしてお尻を持ち上げさせるとローザは青色の塗れた飴玉のようなものを持ち出す。ゆっくりとそれを左右に広げた尻の穴に押し込んで行く。

はん、ミハエルは吐息を付きながら両手を胸の横に引き寄せその刺激に耐えた。

むり、、、むり、、、むり、、、、。

ひゃーーー。

青玉を尾てい骨にくるまれる奥の位置で魔法起動で固定すると指を引き出した。



「これで、いいわ。さ、ミハエルさま。おちんちんが生えてきますよ。女の子なのにおかしいわ。」

言葉が終わるあたりからだらんとしていたちんぽが起き上がり腹にくっつくばかりに反り返る。

ピチ、ピチ、ブチ!

ちんこが1mmずつ太く長くなっていいる。

あ、、、お、、、、お、、、、おお。

カリと皮がいっぱいに引っ張られる。内股気味に完全に力が抜けてお尻だけ突き出して突っ伏したまま、自分のちんこが信じられない怒剛となって現れる。



「ひっ!イタイ・・・・・イタイよう。」

ぐずぐず泣き出すミハエル。勃起で皮が限界以上に引っ張られカリが皮と分離しようとしているのだ。

ローザが薄く笑ってミハエルのちんぽに手を添えるとズっと皮を引っ張る。



「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

はっ、はっ、はっ、はっ。

浅く呼吸を繰り返し、初めてカリ首が空気に触れる。

体を仰向けにさせ皮を完全にカリから分離させ慎重に恥垢を指の腹でかき集めると風呂でキレイに洗う。ちんぽがひりひりしているがアルコール入り浣腸が効いたのか体は茹蛸のようになって鈍感だ。



「アスミラ。試してみて頂戴。」

アスミラは黙ってうなずくと。魔法言語をつぶやく。



「あ、、、れ、、、。」

大腸から直接吸収されたアルコールで茹蛸になっていたミハエルの頭がはっきりしてきて体の感性が戻ってきた。

スカーフェルドが作った尻小玉と呼ばれるマジックアイテムで通常プロテクションリングの様な形で身に付ける防御アイテムを体の中に入れて親和性を高めたものだ。

解毒、環境耐久力(耐火等)、のほか色々効能があるのよ。ヴァンマエイドから帰ってきたら外してあげる。とローザは説明した。実際は暗示を固定化したり精神をコントロールする機能を持っていて「青いサファイアの首輪」の下位機種のようなものだった。



その後。流れのままにミハエルはローザに童貞を奪われ朝まで調教された。

腰の中の尻小玉がいつも限界まで勃起させて欲情したので、何度も腰をすりつけるローザのまんこの中にやはり若さに任せて何度も恥ずかしい射精してしまった。

女の子なのに恥ずかしい。

暗示がそのまま残ってローザに散々言葉なぶりされていい含まれてしまった。





翌朝、イシュティ公爵の見送りを受けて使節団は旅だって行った。

ローザはヒサイエにしなだれ掛かり昨日の首尾を報告するといとおしそうにお腹をなでた。



「うっふっふ。絶対、妊娠したわ。」

「楽しそうだな。」

「あたりまえですわぁ。お腹にいるうちから魂に刻みつけて生まれたらすぐに青い雌犬の首輪をさせるの・・・・。アスミラ以上のメス犬にお育ていたしますわぁ。」

しゃべりながら顔をヒサイエの胸に刷りつけ、うっとりとそのことを想像するローザ。

「この娘、ヒサイエさまの誰に差し上げようかしら・・。」

「おいおい。先走りすぎだぞ。」

ヒサイエはローザをたしなめるがローザはすでに戦争前に生まれたアスミラの妹をレッグフォレスト男爵家の息子に向けて調教しているらしかった。



命じたとうりうまくやるだろうか。ローザの内股に指を這わせ、興奮で母乳があふれるローザの胸を揉みながら。あえぎまくるローザを見下ろしてヒサイエは展開を考えるのだった。




(1-2 ミハエルの旅、へ続く)

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