ドメステイックバイオレンス・児童虐待

「ドメステイック・バイオレンス」  
小西 聖子著  白水社 1800円
 ドメスティック・バイオレンスを正しく知るために読んで欲しい本です。今被害にあっているかもしれない人、かも知れない人を知っている人など…知識があると無いとでは出来ることも、援助できることも断然違います。本当に良く理解してもらいたいのは加害者なのですが、せめて知る人が増えることで何とかできるのではないかと思っています。

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「トラウマを乗りこえるためのセルフヘルプ・ガイド」  
オーロル・サブロー セガン著 白川 美也子監修 河出書房新社 1700円
 傷ついた体験は誰にでもあると思います。その体験とどう付き合っていったらよいのか…そこが大事なことだと思います。そのために何が出来るのか、どうして言ったらよいのか…みちしるべとなる本だと思います。当事者はもちろんのこと、支援する人たちにも読んでもらいたい内容です。

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「DV被害者の総合的支援 地域で生きるために」  
平川 和子・丸山 聖子著 FTCシェルター 1000円
 DV支援の実態が現実に則して書かれています。被害者の実態と見合う支援が実践されてきたからこそ、伝えたい内容になっていると思います。生きることは生活することです。困難な状況でも生き抜いていかなければならないサバイバー…生きた支援とは何なのか、どんなことなのか…分かりやすくまとめてあると思います。

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「デートDVをなくす・若者のためのレッスン7 愛する、愛される」  
山口 のり子著 梨の木舎 1200円
 若者にも男女交際において暴力がある場合があります。漫画や事例、アンケートの結果などデートDVとは…がわかりやすい内容になっています。チエックリストもあって自分の場合はどうなのかも検討できるようになっています。具体的で役に立つ本です。

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「デートDV防止プログラム実施者向けワークブック 相手を尊重する関係をつくるために」  
山口 のり子著 梨の木舎 1000円
 高校生対象のドメステイックバイオレンスのワークブックです。三時間で実施できるプログラムになっています。若いうちから知っておくことは必要だと思います。是非学校で取り組んでもらいたいと思います。

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「ドメステイック・バイオレンス 援助とは何か 援助者はどう考え行動すべきか」  
鈴木 隆文・麻鳥 澄江著 教育史料出版会 2300円
 ドメステイックバイオレンスの援助に最適な本です。この一冊にはドメステイックバイオレンスについてありとあらゆることが網羅されています。ジェンダーも、社会の仕組みも、法律も…自分の中にあったジェンダーへの違和感もこの本を読んで解けました。

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「佐々木正美シリーズ4 児童虐待」  佐々木正美著 子育て協会 1000円
 別に著者は母親を責めているわけではないのですが、母親である自分にプレッシャーをかけられているように感じてしまいます。それは、子どもはかわいい…けど自分の中にもしかしたら虐待してしまうかもしれないという恐怖があるからなのかもしれません。「人間の存在の意味は人間関係の中にある」というサリバンの言葉が紹介されています。子育てで親子が学ぶ人間関係が虐待というゆがんだ人間関係になってはいけないことをこの本は教えてくれます。

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