おーぷんはあと心のミニ知識
心理学では人間の心をさまざまな理論で考えます。その1つに交流分析という理論があります。交流分析では、人は誰も自分の中に「三つの私」をもっているとします。この「三つの私」は五つの心の状態や行動パターンに分けられます。一般的に性格といわれるものです。 では、「三つの私」について説明しましょう。親の影響をそのまま取り入れた親のような心『P』(Parent)と成人として客観的な心で現実の認識や物事を判断する大人の心『A』(Adult)と子供心そのものの子供の心『C』(Child)があります。『P』には父親的で批判的な親『CP』と母親的で養護的な親『NP』があり、『C』には本能的で自由奔放な子供『FC』と親の顔色を見るような順応した子供『AC』があります。 この五つのイメージを例えてみましょう。 その私を知る方法に「エゴグラム」があります。「エゴグラム」とは五つの心がどのように発揮されているか、自分の性格特性に気付くものです。心の状態や行動パターンをもとに約50の質問をして、折れ線グラフで表します。情緒的に安定した人は時と場合によってそれぞれの私をあらわすことが出来ると言われています。そこで大切なのはその人がどういう人になりたいか考えることです。それぞれの立場や生活環境においてどのように自分をわかり、自己の内面をコントロールするかということです。 「エゴグラム」は簡単にできるテストです。試してみたい人は心の教室に用意してありますので声をかけて下さいね。どんな自分なのか知ることはきっと役に立つと思いますよ。 |