おーぷんはあと心のミニ知識
体の不調には発熱やせきなど人から見てわかりやすい症状と頭痛や腹痛、吐き気など本人は辛いのですが他の人にはわかりにくい症状とがあります。これらは誰にでもおこることなので相手を気づかったり、心配したりしやすいことですね。本人も休んだりして体調を整えるようにすると思います。 心の不調は頭痛や腹痛、はき気などの症状になるときもありますが、「やる気がおきない」「イライラする」「やけに腹が立つ」[落ち込んでしまう]など回りの人にはわかりにくい症状だったりします。このような気持ちは誰にでもおこることなのですが、「わがままだ」「自分勝手だ」「くよくよしてる」などその人の性格の問題のように扱われてしまうことがあります。また、同じことでも人によって感じ方が違うために「そんなことで」とあたかも不調になる本人が悪いかのように非難されたり、「自分だけが」と自ら私がダメと自己否定してしまったりします。 このように、体の不調は誰もが気づかいやすいのに比べて、心の不調は同じような経験をした人には気づきやすかったりしますが、本人以外にはその辛さがなかなかわかってもらいにくいものです では、心の不調はどのようにしたらよいのでしょう。人間には体の中にもともと治る力(自然治ゆ力)があるのでそのままにしておいても良くなっていきますが、症状にあった処置をした方が早く楽になれます。暖かい物を飲んだり食べたり、よく眠るなど体や心を休めることがひとつあります。無理に明るくしたり、苦しいことをしたりしないで、好きな音楽を聞くとか趣味に取り組むとか好きな友達とおしゃべりするとか心が穏やかになれるようにしてみましょう。 次に、話しやすい人、話がわかってもらえそうな人に今の気持ちを話してみましょう。もちろん、自分ひとりでいろいろと考えてみることも大切です。しかし、なかなかその状態から抜け出せないなぁと感じるときは、他の人の力を借りることが必要です。何かヒントやきっかけが見つかるかもしれないですよ。 私は心の不調も体の不調と同じように誰にでもおこることなので、決して自分を責めたり、あるいは人を責めたりしないで欲しいと願っています。 |