おーぷんはあと心のミニ知識

思春期病 2002年6月号

 思春期病という病気があるわけではありません。思春期の色々な訴えはあるけれど、病気の診断基準を満たさない状態のことです。十分な症状があるのに病気ではないので、仮の病名として思春期病とつけたわけです。思春期の色々な訴えとは、腹痛・頭痛・めまい・吐き気・だるさ・繰り返す下痢・寝起きが良くないなどです。そこで、自分はどのくらい思春期病に当てはまるのか、自己鑑定してみましょう。だいたいそうだ〜全くそうだと思える番号に○をつけて下さいね。

1. 風呂に入るのは週に3回以下である。
2. 夜眠るのは午前1時を過ぎることが多い。
3. 昼間の服のまま寝てしまうことが多い。
4. 自分の部屋はすごく散らかっている。
5. 食卓以外で食事する、あるいは食事が不規則。
6. 1日4時間以上はテレビ・ディスプレイの前にいる。
7. 学校を休みがちである。
8. 学校の規則が厳しすぎる。
9. 先生とどうも相性が合わない。
10. 授業、勉強に集中できない。
11. 友人関係がうまくいっていない。
12. 教室の中にいると落ち着かない。
13. 頭痛、腹痛、めまいなどの不快な症状が週3日以上ある。
14. 朝起きたくても起きられないことが週3日以上ある。
15. 疲れやすく、寝ても疲れが取れない。
16. 微熱が長く続くことがある。
17. 何も出来ないくらい体調の悪いことがある。
18. 食欲がわかず、少し食べても満腹になってしまう。
19. イライラしやすい、感情のコントロールができない。
20. 心が不安定なのを自分で実感できる。
21. 心で思ったことと行動がよく食い違う。
22. 何かをしようとすると気力がわかない。
23. 気持ちが暗く不安感や敗北感を感じる。
24. 暗い場所にいる方が落ち着く。

 7つ以上あてはまった人は思春期病の要素があります。半分以上あてはまった人は思春期病かもしれません。誰か相談できる人や話ができる人を見つけましょう。また、あなたを自由にしてくれる人を探してみましょう。もし良かったら…心の教室でもかまいませんよ。待っていますね。

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