呼び名がたくさんあり、楽しくて美味しいひよこまめ
ひよこ豆
Cicer arientium



「ひよこ豆」と聞いて、”エッ、あのひよこ?”って誰もが思いますよね。
実はそうなんですよ。私も見るまでは疑いました。
一度見たら、”ワッ、ひよこだ!”って、感激することでしょう。
日本では”エジプト豆”と呼ばれていることもあります。
”子羊の頭””小さい鼻””ワシの頭をした豆”という名前で呼ばれている国もあるそうです。
原産地は西アジアで、インドでもっとも栽培されているようです。
インドではとてもポピュラーな食べ物と言えるでしょう。
日本では”ガルバンゾ”という名前で水煮缶などが販売されていて、
知っている人も多いかも知れません。
この”ガルバンゾ(garbanzo)”はスペイン語で
戦後メキシコから輸入されたからです。
イタリア語ではチェーチェcece、英語ではチックピーchick peaと言います。
写真
ひよこ豆にはくちばしのような突起があります。全体は毛のないひよこのように見えますね。
インドでは黒、赤、茶などいろいろな色の小粒のものが生産されていますが、
日本では、「カブリkabuli」と言う大粒の種類のものが販売されています。
これは主に、地中海沿岸やアメリカ大陸で栽培されているものです。
日本では、まだ生産販売はされていないようです。
このひよこ豆を蒔いてみても発芽しないでしょうかね。
好奇心旺盛な方は是非やってみてください。
先にも書きましたが、インドではひよこ豆を粉にして天ぷら粉にしたり、煮物にしたり、
スープやお菓子の材料になったりして、一般的な食材と言えます。
少し甘味のある癖のない豆ですから、いろいろな応用ができるでしょう。
 


ひよこ豆の茹で方

乾燥豆のもどし方
@豆を洗います。ゴミや傷ついた豆などは取り除きます。
A乾燥豆を約3倍くらいの水に浸し、約7〜8時間(一晩)おきます。
 (夏場は冷蔵庫に入れて戻します。)
茹で方
@7〜8時間水に漬けて戻した乾燥豆を、約3倍くらいの新しい水に変えて茹でます。
A沸騰したら一度茹でこぼします。
 新しく水を入れて再度沸騰させ、火を弱めて軟らかくなるまで煮ます。
 途中、水の量が減ってきたら足しながら煮ましょう。
 新しい豆ほど早く煮上がりますが、ひよこ豆は1〜2時間くらいはかかります。
B食べてみて柔らかくなっていたら、いろいろな料理に使います。
C茹でた後は冷蔵庫で3〜4日保存できます。
 冷凍することも出来ますよ。
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