塩水山・倉沢山・乙女高原

塩水山・倉沢山・乙女高原
踏み跡は殆ど無く、何処が尾根か鞍部か判り難いなだらかな尾根や平坦な笹藪の中を進むので、地形図、コンパス必携です。


2006年5月31日(土)晴。   3人。

塩山から柳平のゲートまでタクシー。9時歩き出し。
ゲートの開放は予想以上の崩落があった為7月1日に1ヶ月延期なのだそうだ。

ゲートから六本楢峠までは舗装道路を歩く。途中、工事車両が何台もいて、擁壁の工事をやっていた。

六本楢峠からは、南に向け工事中通行禁止の札のある道に入る。
直ぐに右に分岐する道が伐採された樹で一杯に塞がれているのが見える。この方角が塩水山だ。

直進して道なりに右に曲がって行くと分岐があり、右は工事の車が見えて土を盛っているようだ。
左の道を行くと間もなく小平地に突き当たる。右斜めに塩水山を含む山並みが見える。

右に踏み跡があるので下がって行くと踏み跡が消える。
少し戻って磁石を頼りに、方角を変えて塩水山方面に向かう。
小広い鞍部の左端にようやく踏み跡が見え出す。

然しこれが次第に下がって行き、小沢に出た。

沢沿いに上がっても良さそうだが、鞍部に戻って先を行く。

笹の中に獣道風の道の中から、方角の近いものを選び上がって行くと塩水山の山頂に着いた。

三角点の周り数mだけが笹が払われている。西側が開けて南アルプスや八ヶ岳までもが眺められた。

山名標代わりに、なにかの看板の裏に塩水山と書き込まれていたようだが文字はすっかり消えてしまっている。
持参の筆ペンキでYさんになぞって貰った。


倉沢山に向かう方角には、踏み跡の無い一面の草原なのだ。

途中 、もっと左に寄るのかと探ってみたがそちらからだと深い沢になるので、元に戻って磁石を頼りに南西に進む。
登りにかかると次第に尾根がはっきりしてくる。

山頂は広く平坦な所なので、ここがピークかと思われる所が連続する。
幾つか目の所にはギザギザの円盤が樹にかかっていたが、これは古い鋸刃だ。
更に進んで、しばし山名標を探す。次の僅かな高みの手前にあった。


倉沢山山頂からは鉄塔を目指し南南西に踏み跡の薄い林の中を進む。

平坦な樹林の中の、僅かに高いと思える部分を下って行く。
時折、梢の上の方、進行方向のやや右12時半の方角に山上の送電鉄塔が見える。
多分、乙女ノ頭辺りに立つものだろう。

踏み跡は薄いので、一旦100mほど右まで踏み跡を探ったが踏み跡は無いので、元の位置まで戻って先に進む。

標高1690m辺りの傾斜の緩い所で、行く手を背丈ほどの笹薮で遮られた。
その手前に明瞭な踏み跡が左右についている。
これを右に進んで次のなだらかな尾根状の所で踏み跡は薄くなったが、ここで左に下る。

笹原と湿原のような感じの平坦な所で、小さな流れが右に下って行く。

流れを突っ切り、笹の中の薄い踏み跡を追って進むと左右の高みは次第に近付いてくる。

左100mは小さなピークの連続が林道脇の鉄塔の傍に至る稜線で、右100mは乙女の頭の中腹を巻く荒川林道だ。
倒木なども増えて、更に笹薮の中を進むより、左右どちらかの、標高差3,40mの高みに上がるほうが楽と思われる地点で、右に笹藪を分けて上がり、立派な舗装の荒川林道に出た。


林道を左に進むと間もなくヘヤピンカーブの所で、鉄塔の手前に、倉沢山への降り口があった。
笹藪の手前の明瞭な踏み跡を左に進むと稜線沿いに此処に出れたのであろう。


荒川林道を5分ほど進んで、乙女ノ頭への藪道の入口の辺りで昼食休憩。
自家用車が何台か下って行く。

乙女高原では6月中旬に咲くレンゲツツジは未だ咲いていなかった。

ここからは自然観察路のハイキング道を塩平に下った。
この道は緩やかに傾斜をきった道が暫く続く歩き易い道だが、後半沢沿いの石ゴロの所が数百m位ある。


舗装林道に降り立ってから25分ほど下るとゲートがあって閉じている。
そこから5分ほどで塩平バス停に着いた。 ここより上の林道には11人乗り以上の車は通行禁止の札がある。

塩平では、4時半のバスまでには1時間半もあるので、
近くの民家にお願いしてタクシーを呼んでもらい 塩山に。

立川6:38→8:13塩山8:20⇒柳平
柳平9:00→六本楢峠9:30→10:13塩水山→倉沢山11:03→荒川林道11:57→12:05鉄塔下→
12:20昼食休憩13:10→13:15乙女高原 →13:32自然観察コース入口→14:20林道→14:52塩平

本日の歩数 23800歩

戻る   HOME