赤岩・今倉山西峰・パラジマノ頭・エビラ沢ノ頭・猿焼山・芭蕉月待ち湯 ’6/04/22(土) 快晴⇒高曇り。 単独。

今倉山の北側は指導標は全く無く迷い易い領域です。 踏み跡も薄く、複雑な地形なので地図読みが必要です。
危険な痩せ尾根、急登ちょっと険しい所あります。

芭蕉月待ちの湯は21時までの営業なので、山行後にゆったり入れる。
バスは17時10分発なので、「近くの山 (都留市)」の出山88さんの記録の歩行時間を参考に、
都留市8:10発バスに乗れば、時間的に余裕があると計画した。

新宿6:22発、高尾で乗り換え大月行きに乗車。
大月では乗り換え時間が少ないので、最後尾車両に行って、予め都留市までの切符を清算した。
大月乗換え。富士急の改札で清算の為、並んでいて、最後は駆け込んで乗車する人達がいた。

都留市駅のバス停では「どうさかずいどう行きは、こちらです」と案内してくれる。はじめどうさかが道坂だとは気が付かなかった。
自分ではいつも、みちさかと読んでいたので。

都留市8:10発 道坂隧道行き、ざっと15,6名の乗車で空席あり。
走り出して暫くして、車内のガイドで、今倉山方面は道坂隧道の手前で下車、御正体山方面は道坂隧道出口で・・・云々
というアナウンスがあった。これは紛らわしい。 道坂コースで御正体山に向かう方は・・という表現にすべきじゃないかな。
学生の団体は御正体入口で降りる筈だから、彼らには混乱しやすい話だ。

御正体入口で単独者2,3名と大きな荷物を持った学生さん男女6名が下車。丹沢の山中でテント泊だとか。
菅野で降りた人は釣竿を持っていた。 
道坂隧道手前では自分を含め単独行者3名が下車。
終点のトンネル出口まで乗って行くのは若い夫婦2名のみ。

年配の単独者が身支度を整えている間に、若い男性はさっさと上がって行く。


標高は1000m。 駐車場には6,7台停まっている。
御正体山方面の写真を撮ったりして、都留方面に少し戻り、林道菅野盛里線の入口の閉じているゲート脇のを
抜けて上がって行くと右に登山口があった 。赤岩。今倉山約90分とある。左は林道経由ニ十六夜山。


沢沿いのルートなので夏にも良いかと思われる。今は岩の間に落ち葉が深く溜まっているので要注意だ。
随所に指導標はある。

約1時間で稜線の鞍部に出た。1380m圏。1時間当たり標高差400mだから結構な登りだ。
ここには、古いものから新しいものまで道標が沢山ある。
緑色の標柱の、都留市の三方向指導標(写真中央)では、来た方角に対しては、なんと都留市街(沢コース)とある。
別の指導標では登山道 沢コース 40分とある。


今日は天気が良いので、先ずは眺望の良いという赤岩に行く。指導標によると15分。
手前の小ピークには山名が書かれていない。


少し下って、登り返すと大勢が狭い岩場の赤岩山頂にいる。
女性リーダーと男女の若い学生達の他にも数名。
標識には標高1450m   至 二十六夜山 約60分 、至 今倉山 約40分とある。

まさに絶景だ。雪をかぶった南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、金峰山、奥日光まで見渡せる。
山座同定用の羅針盤が設置されている。
こちらは、御正体山と、右は鹿留山。


自家用車で来て、今倉山を経て来た人はここから引き返し、沢コースを下るようだ。 
二十六夜山まで行って、林道経由で帰るコースもあり得る。
他の人達は二十六夜山方面から戸沢に下る。

鞍部の道標の所まで、元来た道を引き返す。 かなりの団体さんと行き交う。
途中一緒になったご夫婦に、向かう先を説明すると羨ましがられた。
ホームページを作成中と言う事だったので、近いうちにUPされたら連絡が取れるかも知れない。

今倉山西峰の肩の見晴らしの良い所で女性だけの4名と行き交う。


今倉山西峰の山頂の標高は1480m圏だから三角点のある1470.3m今倉山よりも少し高い。
御座入山(ゴゼイリ)の私標が、落ちていたので、4mm細紐でくくりつけ直ししている間に団体さんが通って行く。


11時12分。 山頂から30mほど西のテープの所から北尾根に下る。最近歩かれたような踏み跡は無い。
 傾斜が緩んでくると、倒木を避ける辺りで踏み跡がなくなるが、コンパスで確認しながら進むと斜面が狭くなってきて、
 踏み跡がはっきりする。

11時35分。 右手にガラスの無い窓の小屋が見える。

  小屋の先の平らな所から道がはっきりしなくなる。
  直進の行く手は山腹を巻いて左から右に廻り込むように曲がって行く様だが落ち葉で踏み跡は全く消えている。
  右側に2,3mの高さの土手の様な感じの細尾根があるので、これに乗って北に進むと分岐があるので右に下る。
  10分ほどで左から来る明瞭な踏み跡に合流する。

12時〜12時30分。赤テープに導かれ、尾根の分岐に気が付かず、直進して行く。
     右手に稜線と丸い小ピークが連続して見える。 こちらが下るにつれ、それが段々高くなる。
      間違った尾根を下っているのに気づき、赤テープ3個を撤去しながら分岐まで戻る。直進を枯枝で遮断。 

      此処で30分ロスだ。 一息入れてから、 右手の鞍部に下る。

12時48分。パラジマの頭・1076を通過。ここの下りはちょっと険しい所があった。


13時42分。・1034 赤い字でエビラ沢の頭と書かれた道標を通過。


頂稜の北端で、行く手の山並みの見通しの良いところがある。
写真中央、双耳峰の猿焼山が見える。向こうは九鬼山。

この後、何回か危険な痩せ尾根が続く。


14時38分 。木に掴まっての急登をこなして、猿焼山東峰に着く。矢印の上に今倉山と手書きされている。

14時48分。 ・878.2猿焼山西峰、城ヶ丸の山名標がある。


大岩に赤ペンキで「恩」と書かれたものがあって4分ほどで、稜線の道から左折するよう道標がある。
赤矢印の上に、手書きで「月待ちの湯」とある。

予定では・771の先あたりと思っていたが、明瞭な道標があるのだからと、予定変更。
分岐の左脇には、上端を赤く塗った木の枝が地面に突き刺してある。

左に折れて支尾根を下って行くと、右手の作業道への分岐を見逃したらしく、どんどんヤブ尾根になる。
終には堰堤が見下ろせる所に来た。手前に林道があるが数mの崖の下だ。少し移動しても降り易い所は無い。

尾根を少し戻り、上端を赤く塗った木の枝が地面に突き刺してある所から、極く薄い踏み跡を辿って西に暫く行くと無事、
立派な仕事道に合流。左に降りると間もなく林道に合流。「登山道」の下には手書きで猿焼山とあった。
崖の所で10分程度のロスだったかな。

ぶらぶら歩いて下る。 なごみの里では子供さん用の遊戯施設もあって、車が何十台か駐まっている。

16時丁度。 芭蕉月待ちの湯は、道標から10分だった。
17:10発のバスまでにはたっぷり時間があるので、入浴&ビール。地元の常連の人と話をしたりする。

金曜日には殆どお客がいないので経営の先行きが心配な位が、土・日に都会から来てくれるので助かるとか。 
登山客は歓迎されているようだ。

温泉の送迎バスが2往復するのを見たので登山者30人位。バスに乗ったのも登山者は15人位。
9時までの営業だから、まだ登山者も残っている。

温泉の直ぐ下に、真新しい、戸沢の森和みの里コテージ6棟が建っている。2005年7月からオープンだとか。

赤坂でのバスと富士急の接続は悪く、赤坂で30分以上待つ間に駅の隣でラーメンを食べる。ビールは置いてない。

本日の歩数 24200歩

GPS軌跡図 道坂隧道から今倉山     こちら 65kb
        パラジマの頭         こちら 60kb
        エビラ沢の頭、猿焼山    こちら 60kb

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