鹿留山(ししどめ) 1632.1m、杓子山 1597.6m ’5/07/29(金)
北の九鬼山の方から見ると杓子山よりも鹿留山の方が目立つが、杓子山に比べて訪れる人は少ない。
最高点は子ノ神1640m圏で鹿留山三角点から杓子山へ向かい10分ほどの所。
鹿留林道の御正体神社脇から鉄塔巡視路で西群馬幹線242鉄塔に上がり、
尾根伝いに登ると鹿留山の北尾根に至る、一部藪漕ぎ。 杓子山を往復。
当初、下りは東側の243鉄塔を経て出発点に戻る事を考えていたが、登りで短時間だが藪漕ぎに
遇ったので嫌気が差して、一般ハイキング道で内野バス停に下った。
中央高速の大月JTで河口湖方面に入り、津留ICで高速を降り左折、国道139号を右に進む。
東桂駅の先のT字路信号に左:鹿留入口とある所を左に折れる。道なりに進んで、砂原BSでは
橋を渡らず、直進の道を採る。順に、右側に馬頭観世音の赤い鳥居、左にフィッシュon鹿留の釣り場、
左に駐車場、右側に少し見落とし易いが御正体神社の赤い鳥居 がある。
直ぐ先に夏場は開いている黄色いゲート。下の写真
この先、鹿留林道は12月から4月末までゲートが閉鎖される。正面の白い看板の手前が沢を渡る橋。
都留市からタクシーなら、鹿留の釣り堀の先の橋の手前のゲートの所と言えば判る。料金は3220円だった。富士急山梨バス0120-889-229
車を右の小広い所に置き、7時半に歩き出す。 気温25℃。
小さな橋の手前右側の沢沿いの細い道が巡視路だ。軽自動車の轍の跡が付いているが、途中から荒れて車は通れなくなる。
轍では無い所には草薮の生えている道で、逃げて行く蛇の後ろ半分が見えたが蝮ではなさそう。
15分ほどで左岸から右岸に跨いで渡るが堰堤の所で左岸に戻り、少し傾斜がきつい登りになる。
30分程で沢の源頭部の大岩の向こうに
分岐が見えた。 |
左:243号 右:242号鉄塔へ
(クリックで拡大) |
もう帰ろうかなと思ったが
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踏み跡は尾根伝いでなく
右の方に巻いて行く |
これも枝を掻き分ける結構な作業に
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獣道?に導かれ右側に戻る
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ミズナラの巨木の向こうが山頂広場だ
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私製の山名標がかかっている
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杓子やまへの約40分の道すがら、色々の地味な花が咲いていた。
フシグロセンノウが節黒の様子が見れた。(クリックで拡大)
12時40分:杓子山山頂、雲のかかった富士山がうっすら見える。
トンボが沢山飛んでいるので、あのうるさくつきまとう虫達がいない。
杓子山までのコースタイム
7:30御正体神社→8:07243、242鉄塔分岐→8:26242鉄塔→8:38巡視路分岐8:58(ロスタイム20分)
→途中15分+20分休憩→11:16右からの尾根に合流→12:02鹿留山→12:10分岐→12:40杓子山
下りで藪漕ぎはしたくないので、ゆっくり地図を広げて下山路を検討する。
13:13 一旦鹿留山方面に向かい、子ノ神で右折して立ノ塚峠経由で内野に向かう事にする。
14:39 立ノ塚峠は地図で見ると十字路のように見えるが、実際は東行の道は無く南向きが2本ある4差路だ。
右折して下る道が内野への道。その左の丘の上の方に上がる道が二十曲峠方面で、その丘の左を
進む道があるが、行き先は標識に書かれていない作業道だ。
立ノ塚峠から二十曲峠方面への道は、エアリアにも草原の広い道とあるが、みたところ藪が濃いので
別の季節でないと分け入る気がしない。二十曲峠経由で2時間強ほどで車の所に戻れるのだが・・・
ここには、熊出没の標識もある。
峠から内野への道は車も通れる幅の道で全く藪は無い、単調な下り。
別荘地を過ぎて車道に出てもバス停への標識はどこにも無い。
車道で右折して次の角を左折、直進すると突き当たりの右手にバス停がある。
バス停16:55着。17:20発バスで富士吉田に出て、富士急で都留市に。タクシーで出発点に戻る。
高速道路はすいていたので家まで2時間とかからなかった。
山中で誰にも会わなかった。
鹿留山北尾根は誰もいない山をお好みの方向きだ。鉄塔の先、標識は無い。
この季節、虫がうるさい。
釣り場のトイレの傍にアブに注意の札があるから、釣り人も防虫対策が必要のようだ。
一箇所、蚊に刺されたと思っていたが、いつまでも痒いので見るとアブに刺された跡だった。
余談
立ノ塚峠から二十曲峠への道の左に丘の中腹を巻いて行く道があって地形図では沢の辺りで消えている。
16時台のバスは無いので、往復1時間ほど探訪してみる。
15分ほど緩やかに下ると、おいしい水が呑める所があった。 2Lでは不足気味だったので助かった。
そこから山腹を巻いて緩やかに上がっていって、突然視界が開け、草原状の山腹をトラバースして行く。
陽の当たる斜面の事であるから道には藪がはびこっている。
地形図ではこの辺りから沢に下る道が書かれているが深追いするのは止めて立ノ塚峠に引き返した。