日向山404m 梅ノ木尾根 大沢分岐、・778 、鍵掛尾根 (一部マニアックルート) 05’11/12(土)  
   昭文社の「丹沢」では、日向山から唐沢峠の大山寄りの・893の直ぐ上の分岐まで黒破線。


昨夜遅くから朝まで雨が降り続いたので、午後からのハイキングとなると長距離は無理。日向薬師から
梅ノ木尾根を歩いて、尾根通しに直登してニノ沢ノ頭、大沢分岐、・778ピークまで行き、
南に下って日向キャンプ場から日向薬師バス停に帰ることにした。

家を出たのは10時45分。晴れ間が広がっている。
伊勢原から12時15分発のバスに乗り日向薬師バス停12時35分着。
バス停から車道を西に向かう。(バス停から東に少し行った所から左の日向薬師の階段の参道を行っても良い)
2分ほどで右に白髭神社があるが、その先更に2分ほどの角から右に七沢への舗装の薬師林道に入り山腹を巻いて行く。

角には日向薬師15分、七沢50分とある。
バスを降りたもう一人の熟年ハイカーは大山の方に向かった。大山まで2時間35分とある。

大勢の男女が降りてくるのとすれ違った。世話役さん以外の格好からすると、広沢寺温泉からだろうか。

途中、日向薬師の森の案内板がある。その中に天神平が描かれている。また日向山は弁天とある。
この道は薬師林道と描いてあり、七沢方面に延びている。

ゆっくり歩いて20分(角から15分)程で日向薬師霊山寺に着く。右にの門がある。
左に駐車場があり、その右奥から山道が始まる。標識には日向山1.2k、広沢寺温泉3.3kとある。
梅園の中を日向山に向かう。梅園は直ぐに終わる。

5分ほどで、左側にガラスケースに納まった日向薬師の森周辺案内図がある。
直接日向山に向かう経路をどういう訳かテープで隠してある。


直ぐ先の指導標は、尾根を乗り越す峠(弁天の森分岐)に行く方の道を指してるが、
日向山に寄るには、その裏の岩の階段の方に登る。

入って直ぐに、下の道からは見えない場所に、日向山を経て(←広沢寺温泉へ 日向薬師へ5分→)
という、本来、分岐の所にあるべき日向薬師ハイキングコースの道標がある。 

炭焼き釜の跡の先の急な階段を過ぎると、右が崖のちょっと険しい道になる。
左手の奥の院跡の洞窟がある所では説明板がある。
そこから先、階段道を4分で弁天の祠の置かれた日向山山頂404mだ。
13時15分 ちょうどバス停から40分だった。山伏の体験学習のような一団がいた。

ここにある日向薬師の森案内図には梅ノ木尾根の先に、至三ノ沢・鍵掛と描かれている。
(ここでは、寺の領分が違うからか、まだ浄発願寺奥の院は描かれていない)
もうひとつ注目すべきは、七沢に延びる舗装林道が薬師林道と描かれている事。

案内図の右脇の標識に、西に向かい、弁天の森分岐0.5k 梅ノ木尾根0.7kとある。そちらに向かう。

10分程で鞍部の峠に下った。340m圏。弁天の森分岐である。
右折すると、七沢弁天の森キャンプ場方面になる。
左折の南方向には薬師林道0.37k、日向薬師0.7kとの標識がある。先ほどの岩の階段まで0.37kなのか。
( ここでは、日向薬師から日向山を経て広沢寺方面に抜ける道を薬師林道と認識しているようだが、
 日向山分岐0.37kとでも表現した方が判るんじゃなかろうか )

直進の尾根方向へは梅ノ木尾根0.18kとの標識がある。
直進で、檜林の中を5、6分ほど上がる。
13:34 尾根の端に出た。400m圏。
   ここは逆Y字の三叉路で、左は天神平に下る道だ。
  標識がニ枚並んでいる。、左の一枚は来た道の方を指し日向薬師・弁天の森分岐0.18k。
  もう一枚は、左へは0.3kで天神平、右へは三ノ沢・鍵掛2kとの標識。(浄発願寺奥の院の表示はまだ無い)
  
鍵掛の方から来た場合、直進0.3kが天神平で、少し左に方向を変えて日向薬師・弁天の森分岐0.18k
なのだろう。 日向薬師まで0.9kであるから、日向薬師-鍵掛間は2.9kmということになる。

ここから右が梅ノ木尾根だ。( 四差路と勘違いしてか、もっと右、尾根の北側の山腹を巻く感じの
                 迷い道に引き込まれての踏み跡が見える。 )
左にフェンスがある明瞭な尾根道を進む。静かな尾根で、小ピークのところにはベンチが置かれている。
13:43 440m圏小ピーク。ベンチ有り、標識に浄発願寺奥の院1.8k 日向薬師1.1kとある。
13:46 420m圏鞍部。 右に弁天の森キャンプ場へ0.4kの分岐あり、
     手前は日向薬師の森0.45k、日向薬師1.3k、直進は浄発願寺奥の院1.7k。
    (日向薬師の森といっても広いので、天神平を指すのだろうか)
    この先、尾根上の大岩を右から巻いて尾根に上がり、ちょっと長い登りがある。
14:01 510m圏のピーク。 なかなか感じの良い所だ。


浄発願寺奥の院:1k、日向薬師:1.9kの標識があるが、設置位置が数百m先の鞍部であるべきだ。
いづれにせよ、上記の標識では、日向薬師-浄発願寺奥の院の間の距離は約3kmということのようだ。

14:06 530m圏。水源協定林契約地の図に 現在地は字梅ヶ尾で、北の沢の近くに字梅ノ木が書かれている。

梅ノ木は字名なのだ。
14:06 ・537を通過。これは誰も気づかないような所だ。古いベンチがある。


14:09 75mほど先の顕著な小ピーク(530m圏)にベンチがあり、小広く立派なので・537と思う人もいるようだ。

     510m圏の鞍部に下るときに首からマップケースをさげた単独男性とすれ違う。  
14:14  長い鞍部から少し先、登りかけた所に分岐標識があり、左:浄発願寺奥の院0.9kとある。530m圏。
奥の院へはベンチの方に左折 東は日向薬師1.7k、西へ直進は三ノ沢・鍵掛 (大山)方面だ。
此処では浄発願寺奥の院と日向薬師の間の距離は0.9+1.7=2.6kmとなり、先ほどより400m短い。 

此処から左に下れば明るいうちにバス停に帰れるが、もう少し足を延ばす。
標識での標示からの計算ではここから三ノ沢・鍵掛までの距離は0.8-0.9kmということになり、大沢分岐あたりが
そこにあたる(・778は更に0.3k先だ) 。

直進の道を行く。なかなか快適な尾根道だ。但し、伊勢原市の標識は全く無い領域。


登り約20分で、ニノ沢ノ頭に着く。14:40 670m圏。


道は此処から右(北)に方向が変わる。5分ほど行った所の左側がザレていて左手の山並みの見晴らしが利く。
水源の森林づくり契約地の図を見ると、この辺りは日向字三ノ沢のようだ。

この先大沢の分岐までヤセ尾根が続く。露岩の岩畳のヤセ尾根というスリルのある珍しい地形もある。
14:58 大沢の分岐。730m圏。 ここから左折する。
   

左に約10分で・778に着く。
15:11  バス停から2時間40分。 大山に上がるには更に1時間30分ほどかかるだろう。



・778小ピークには北から廻り込んでいるので直進してしまうと急下り50分ほどで、南の日向キャンプ場に出る。
そこから大山には2時間5分とある。
キャンプ場から日向薬師のバス停までは50分。

普通は、大山に登るには、ここで右折すると良い。30分ほどで唐沢峠からのハイキング道に合流出来る。
新設の私製分岐標識
標柱の余白に大山方向を示してある


15:35 今日は出発が遅いから、西に右折しての大山には上がらず、南に直進して尾根を下る。

     尾根を南に進んだ所にある水源の森林契約地の図によると、この辺りは日向字鍵掛。
     梅ノ木尾根の始まる所の標識から約2kであるから・778を鍵掛というのだろうか。
     「ようこそ! 山へ!!」のS-OKさんが、仮称鍵掛尾根と称ばれているが、なるほど納得である。

     契約地の看板の先は、尾根沿いのフェンスの左を下る道で迷いようも無い。
     また契約地の図があり、右手が屏風沢、左手が鍵掛沢だと知れる。
     下の方では少し険しい所、大きな岩の段差がある。
16:15 最後は右に折れて屏風堰堤の下の林道に降り立った。左に折れて鍵掛堰堤の下に出ても良いようだ。
     下の東屋の先の橋の辺りから振り向くと、下って来た細尾根を挟む二つの堰堤が同時に見える。
16:23 ふれあいの森日向キャンプ場に着く。そろそろ暗くなり始めた。大山への2時間5分の登山口がある。
16;28 ゲートを抜け日向林道に出た。少し先に数十台収容できる大きな駐車場があリ、6台駐車している。
16:37 右に大山への登山口

更に数分で奥の院があり、その隣がクアハウス。地ビールが旨かった。
17:25発のバスで伊勢原に。    歩き出しから約5時間、手軽な散歩だった。


軌跡図は こちら 78k   
   カシミール軌跡より 距離10.8km、累積標高差1143m、
   OMRON Walking style 当日の歩数20942歩

余談:先週、分岐2箇所で迷って日向薬師から・778まで4時間掛かかり、
    大山山頂は断念した、アルペンガイドを手に持った、親子に会った件。
    後で、ガイドブックを購入して読んでみたら、確かに間違えやすい書き方だと思った。
      出版社に連絡したところ、このコースを何人かで歩いて確認しますとの事であった。
      コースタイムも再確認して欲しいもんだ。

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