静岡県の由比の町を見下ろす浜石岳は標高707m。 頂上直下まで車で登れる海と山の360度の眺望が手軽に
得られる山である。 尾根を東にたどると歌川(安藤)広重の絵でも有名な薩埵峠に至る。

2002/2/9土曜日:快晴
一行12名、マイクロバスで7:00に渋谷を発ち東名高速に乗る。
道は混雑全く無い。御殿場からは見事な富士山が見え由比の あたりで右に
浜石岳(NTTのアンテナが目立つ)を見上げる。
清水ICから戻って興津から身延へ向かう52号線の坂本バス停で下車。
バスには手前の立花のバス停から川の方に少し入り橋の手前 右側にある駐車場に待っていてもらう。

10時10分、坂本バス停から右に入る林道を歩いて10分程で橋を 渡った先で坂本コースの入り口の
立派な標識が道の左右にある。 ここで、軽く柔軟体操を行ってから、右の山道「坂本コース」に入る。


急な斜面 の中を不思議に緩やかな傾斜で登って行く山道である。
信玄休憩所跡なんていう所があるので、昔は馬でこの細い道を通った のだろうか。
約1時間でかなり急な斜面を登りきると左右に分かれる 分岐にでた。ここで右に向かう。
約20分程で武田軍ののろし台跡の碑がある陣場山につく。標高654m。
陣羽山、陣馬山ともいうらしく併記されている。 一帯は軍馬の調教場でもあった由。

分岐まで引き返して浜石岳に向かうと一旦かなり高度を下げる。 浜石岳まで約40分の標識がある。
いたるところにある標識には「浜石岳を愛する会」のものである。
徐々に登り返し短い急登で車の通れる広い林道に出た。右にしばらく行くと浜石岳の電波塔が見えてくる。
まもなく浜石岳入り口の標識が あり右に入る。約15分で電波塔の脇にでる。
右に奇岩浜石への道標を 通り越して若干下るとまた林道にでるが直ぐ頂上への上り口がある。

12時20分。    広い頂上からは全くさえぎるものの無い富士山が見事!。

右は田子の浦と伊豆の山々。東名高速と由比の漁港、後ろには清水港 が見下ろせる。
富士の左は毛無山、その左は安部奥の山々と南アルプス。 夏に登った荒川三山と赤石岳も遠くに見える。
数日前には60%降雨の天気予報はどんどん良い側に外れて今日は全くの快晴である。

昼食を済まして、さり難い山頂を辞したのは13:10。 薩埵峠の方向に尾根をたどる。
途中約1時間で右に立花へのまわり道 という標識があるが、これを通り越して更に5分位進むと
立花池への標識がある。 ここで右に下って行き、小屋の手前で右に折れ幽玄の立花池に。
静かな池のたたずまいを楽しむ。

道を若干戻り先ほど右に折れてきた角を右に小屋の前を右に進むと 直ぐに茶畑の上に出た。
標識があり右浜石岳であるので先ほどやり過ごした「立花まわりみち」 の標識地点にいたると思われる。
直進して茶畑のなかのコンクリートの敷かれた道を下ると大きな小屋の 先で標識があり左に立花の方に急斜面を下る。
今度は全く急傾斜のみかんやまの中のコンクリートの道である。
最後に「万葉の碑⇒」の標識に従い右に下るとみかん農家の集落にでた。
右に「万葉の碑」がある。
T字路を左に折れ道なりに進み大きな橋を渡るとバスの待つ駐車場。15時20分。

途中寄り道して、薩捶峠の見事な富士を楽しむ。


3連休の初日であるが、往復ともに渋滞には遭わなかった。

写真帳

浜石岳周辺の地図は こちら 78k
薩埵峠周辺の地図は こちら  67k

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