丹沢 檜洞丸 1601m、同角ノ頭1491m ’5/05/21(土) 

今年はどうやらシロヤシオの、数年ぶりの当たり年らしい。
5月8日頃から丹沢三峰の下のほうでは咲いているという情報があった。檜洞でも蕾も多いという。

最盛期と言われる5月末〜6月初旬よりも1週間前はどうかと思って檜洞丸に上がってみた。
95年に通った時の同角ノ頭での大きなシロヤシオが印象的だったので、こちらも再訪した。

所要時間を計算すると、西丹沢の最終バス17:05に乗るのは無理があるので、大型スクーターを利用。
これの利点は駐車場に困らない点だ。

家を出たのは6時。途中のコンビニでおにぎりを買い、秦野中井PAで朝定食を摂る。
大井松田ICを出て丹沢湖までの間に、西丹沢行きのバスを3台追い抜いた。
2台は増発便だろう。1台は7時20分発とすると自然教室8時31分着の筈。いづれも満員のようだった。

こちらは、バスと違って玄倉には寄らない分早く着く。 西丹沢自然教室に8時頃に着いた。
箒沢のBSの傍にも10台ほど駐車していた。西丹沢でも路肩にずらっと並んでいる。
駐車している車の間を抜けて、スクーターを奥の小広い所に駐車。

歩き出し8:10。 約7分ほど車道を歩くと右に檜洞丸へ4.8kmの登山口がある。
45分ほどでゴーラ沢出会に着く。ここで水分補給。

この先のコンクリートの階段や鎖場を越えると一旦なだらかになるが、直ぐに急登が連続する。
大勢のハイカーが居て途切れることがない。
今日は同角ノ頭まで寄り道するので、体力に余裕を持たせるべく、マイペースでゆっくり 上がる。

展望台からは目の前の権現山や畦ケ丸が良く見える。く富士山も見える。

急登の途中で、標高1250m付近からシロヤシオツツジが咲いている。
蕾をいっぱい付けているが、まだ開花していない樹も多い。
 
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トウゴクミツバツツジ
シロヤシオツツジ

箒沢コースとの分岐の手前から先は蕾をつけただけの樹になる。ミツバツツジもまだ咲いていない。
ゆるやかな坂道を標高差100mほど上がると檜洞丸山頂である。 11時33分〜12:01。

檜洞丸頂上1601m
これから向かう同角ノ頭

箒沢方面(石棚コース)分岐まで降り、左折して木製の階段を下る。
木の階段には、個別に記号が打ち込まれた平成12年の金属のプレートが取り付けられている。

右側の開けた所があって、大室山とそれに続く山々が良く見えた。


程なく、ユーシン分岐があるので、これを左に行く。
直ぐ傍にテーブルが3つありコバイケイソウに囲まれた休憩所になっている。
男性二人が、多分情報交換中、の間を通ってユーシンへの道を進む。


間もなく、ブナの巨木の倒木が道を遮っているが、下を潜って踏み跡がある。
身が柔らかくない小生にはちょっと苦しいが、地面に手を突きながら、どうにか抜けられた。

緑に包まれた道は良く整備されて歩きやすいが、木製の階段は突っかからないよう慎重に歩く必要がある。
シロヤシオやトウゴクミツバツツジが咲いている。一方でまだ、蕾だけの樹もある。

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途中、鞍部を一つ越えた先でユーシン側から上がって来た若い男性と会う。
「後、どれ位ですか」と聞かれたので、1時間位でしょうと答えたが、下からは大変そうだ。

もう一つの、標高1320mの鞍部は中ノ沢乗越だ。両側の谷に分け入る踏み跡があった。

その後は、大きな木製の梯子で登り返す。木製の階段の連続で標高を上げて行く。


北面から開けた感じの斜面に上がって同角ノ頭に到着。 ブナの木が豊かだが立ち枯れているものもある。
アセビが咲いているが、若いシロヤシオは未だ蕾だけ。 10年前に見た大きなシロヤシオは枯れているようだ。
樹間を通して蛭が岳から三の塔までの山々が見える。

同角ノ頭の北側は開けている
シロヤシオは未だ蕾だ。

山頂で写真を撮っていると、先ほどユーシン分岐で休んでいた単独者がやって来た。
玄倉のゲート前に車を置いて、県民の森〜石棚山を経由して上がって来たのだそうだ。
もうひとりは全くの逆コースでだったので、情報交換していたのだそうだ。

石棚コースを降りてくる沢山の人に出会ったので、人の多い檜洞丸には上がらずに来たとか。
13時50分なので、これからユーシンに下ると、林道に16時過ぎには降りれるから問題ない。

自分もそろそろ、西丹沢に向け出発しなくてはならない。
降り始めて直ぐに、8人のパーティーとすれ違う。その後単独の若者とも。

ユーシン分岐の手前で、右に折れて例の巨木の倒木の下を潜るのは避けて、そのまま直進して尾根を登り、
ハイキング道に出て右に下ると直ぐにユーシン分岐だった。
直進してツツジ新道分岐から左に、今朝来た道を戻る。

だいぶ人も少なくなったが、何組かの人達と前後する。

丹沢自然教室8:10→8:54ゴーラ沢出合9:00→9:50展望台10:00→11:15石棚コース分岐
→11:32檜洞丸12:03→12:16石棚コース分岐→12:23ユーシン分岐→12:54中ノ沢乗越
→13:31同角ノ頭13:51→14:20中ノ沢乗越→14:59ユーシン分岐→15:13ツツジ新道分岐
→15:57展望台16:08→16:37ゴーラ沢出合→17:20丹沢自然教室

殆ど全ての樹が、数多くの花を付けたのが20年ぶりといわれた狂い咲きだとして、
今年は全ての樹ではないとしても、数多い花を付けているので、確かに当たり年だ。

5月29日には、同角ノ頭を別ルートから再訪した。 こちら

参考
前回の当たり年、2001年は丹沢三峰の標高1300m付近で楽しみました。 こちら

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