上州武尊山（ほたかやま） 2003/10/20(月)
武尊山は、健脚者には川場露営場で前夜（車中）泊して、早朝から前武尊→串ノ家山→中ノ岳→武尊山まで長躯往復するのが
一般的であるが、反対側の裏見の滝のほうから武尊山山頂まで往復した。
こちらのコースもやはり前夜車中泊して武尊山神社→武尊山→剣ヶ峰山→武尊山神社と周回するのが普通のようである。
実は、16日の団体山行の予定のところを、寝過ごしたので不参加！！。20日に単独で行って見たわけである。
世田谷の自宅を5時半出発：練馬ICから関越道に乗る。途中高坂ＳＡで朝定食。赤城辺りの気温は14℃。
水上ICを降りて、左の谷川岳方面に向かい、湯檜曽を過ぎて間もなく右下に下りて宝川温泉方面に。
藤原大橋を渡ってT字路を右折して暫く走って裏見の滝の標識に従って左に入る。この辺り紅葉が見事である。
裏見の滝の見物は右手の川に下りるが、武尊神社のまん前である。ここまで舗装されている。車が5,6台とまっている。
その先、非舗装の林道を1.7ｋｍほどは車が入れる。右手に駐車場が設けられている。すでに3台とまっているが、
10台はとまれそうである。ここにはトイレはない。自分の後に車が1台やってきた。ご夫婦のようである。
9：10歩き出し、早朝は曇っていたが、予報通り天気が良くなってきた。
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10分ほど歩くと左：手小屋沢非難小屋方面と直進：剣ヶ峰山方面の分岐の立派な標識がある。 ここで左の道を進む。 暫くは小さな沢に沿って落葉松林の中を進む緩やかな道であるが、小沢を3度ほど渡渉してからは急傾斜になってくる。 なかなか急である。懺悔坂と書いた札が樹に取り付けてある。その先はいよいよ急である。 1時間強で稜線に出た。左：上ノ原の方から上がって来た男性と出会った。8時ごろの出発だそうである。頂上からは武尊神社に下るという。16時頃のバスがあるそうだ。昨日は庚申山荘から皇海山に登ってきたのでバテテますとかいいながらとんでもなく足が速い。 右に進むと、左手に手小屋沢の避難小屋が見える。トタン屋根のかまぼこ型のようだ。トタンはピカピカ光っている。 稜線の道が歩きにくい。殆ど、浮き出た木の根だらけの道である。 おまけに、ぬかるみが6,7割である。霜が降りている。 |
犬を2頭連れた夫婦が降りてきた。奥さんのほうがひもを引いている。梯子や鎖の崖を通れる訳がないので引き返してきたのだろう。
大岩から引き返してきた夫婦がいた。どうやらヌカルミの連続にも嫌気がさしていたらしい。丁度携帯がかかってきていてそんな事を
大きな声で話しているのが聞こえてしまった。
そのうち、梯子が出てきた。梯子は泥で汚れている。岩場の途中まで梯子で、
その後は左のロープに頼らなければならない。これは結構難しい 。
次は大岩である。 これは右手のほうから上がって真ん中に移動すると
ロープが垂れているのであまり難しくなかった。
次に出てきた2段の鎖場も半端ではない。慎重に足場を確保しながら登る。
またまた、梯子と鎖である。噂に違わず険しいコースである。
連続する岩場を通過するのに30分を要した。
これらを乗り越えた所に大日如来という札が立っている、その後ろは絶壁に乗り出す小さな見晴台になっている。
ここ から、約30分で武尊山山頂に着く。
途中、最後の小さな岩場のそばの木に「行者ころげ」の札がかかっている。
ここで先ほどの、上ノ原からの男性が下りてくるのにあった。もう直ぐそこですと励まされた。
目の前に見えるのに、もうすぐそこが、結構遠く感じる。やっと着いた。
山頂には 3組ほど先客がいて昼食中。皆さん中ノ岳を経てのコースからの人達だ。
若い人達が多いので月曜日を年休としたのだろう。
同じコースだった例のご夫婦も間もなく到着した。
景色の良い山は、お天気の時に限る。武尊山の山々はよく見える。
一番近い他の山は尾瀬の至仏山だが、20ｋｍ強の距離なのでかすんでいる。
中ノ岳の方から次々登山者がやってくる。多分川場露営場のほうからの人たちであろう。車中泊で寒かったとか。
剣ヶ峰を廻ると遅くなりそうなので、往路を戻った。下りもなかなか難儀である。
急傾斜を前に手小屋沢非難小屋の分岐で大休止して、おにぎりを食しお茶を飲む。
駐車場についたのは丁度16時。自分と、ご夫婦の車だけである。ご夫婦も間もなく到着した。
神社の駐車場にも乗用車は無かったので殆どの人は剣ヶ峰経由で下山したらしい。
裏見の滝コース往復：（林道の奥の駐車場まで入ってので片道45分ほど歩程は短くなった。）
武尊山神社から1.7ｋｍ先の駐車場9：10→9：20剣ヶ峰分岐→手小屋沢避難所分岐10：25
→11：44梯子･鎖・ロープ12：13→12：43武尊山13：10→駐車場16：00
（コースタイム上り３：10下り2：10よりも、上り23分、下り50分余計にかかっています。）
写真帳 こちら