(荻野)高取山522.1m 2004/2/09  1/25000地形図 厚木

厚木市の荻野地区から西に聳える高取山、華厳山、経ヶ岳などの5・6百mの山々はこの地区では西山と
称されて親しまれているそうである。山麓はゴルフ場で、稜線の向こう側は大規模な採石場である。

(写真は源氏河原バス停の辺りから 04/02/01)

地主の相模興業からは採石範囲の拡大に伴う市道廃止、付け替え願いが出されていて、
計画では今後30年の内に標高が200m程低くなるようである。 
(市民かわら版 website 今日のニュース 12月01日号
既に昨年末に市議会で賛成議決済みであるが、その前から一部の市民から反対の声も挙がっているようであるが、
追記:04/5月現在で付け替え道路の工事が始まっているとか、8月から砕石場の増設が始まるとかの情報がある。

今のうちに行っておきたくなる山である。
近いうちに団体で高取山から北に経ヶ岳方面に入るのに参加予定なので、
山系の南端の上飯山バス停から高取山→源氏河原バス停までを勝手に下見した。

2004/2/09 本厚木9:40⇒上飯山10:10→12:35高取山13:03→14:48源氏河原14:57⇒15:25本厚木

本厚木9:40発宮ヶ瀬行き、上飯山(地形図には尾台とある)下車330円。

10時11分。バス停手前30mの北側の路地に入り、30m先で右折して坂を下る。小鮎川に突き当たり左折。
山王橋を渡り、左に川上に向かい歩く。間もなく川沿いの道になる。この辺り標高80m。(写真左の山に上がって行く)

5分程で左からの道を合わせ右に上がって行く。左からの道は川沿いに上流から下ってきている。

程なく分岐があり小さな手製の標識「高取山・発句石」が右を指しているのに従い右に折れる。
標高150m付近から尾根に乗った感じになる。後は踏み跡を辿って上がれば良い。

約30分歩いた標高200m辺りで大きな倒木があり、その先から急登になる。
地図にある325mピークには11時に着いた。ここで20分程休憩。

360mの小ピークの次は410m、正面は「立入禁止」の札があり採石場の断崖で綱が張ってある。
右に折れて痩せ尾根を進んでいくと424m地点が見晴らしが良い。ここで10分程休憩。

少し下って平坦な辺りに焚き火跡がある。ハンターの休憩所らしい。
緩やかな登りで桜の樹のあるピーク(420m)がある。
この辺りから、なんと、北北東に今日の下山予定の林道終点の広場が見下ろせる。

一旦下って、登り返した440mピークには右(荻野側)から明瞭な踏み跡が合流している。

(写真は北から振り返って見たところ、左が東で荻野側である。右上が上飯山方向)

北に直進して約20m下った鞍部に、またも焚き火跡がある。

460mまで登り返すと、大きな石が登山道の真ん中にあり「発句石」とある。


500mの辺りに上がった所で道が左に曲がる地点で直進方向に下る道がある。後でそちらに下る。

左に曲がって、高取山という山名表示のある所までは5分程であった。三等三角点がある。12:35(荻野)高取山


高取山頂上の縦間越に見えるのは右から経ヶ岳、華厳山。
(5/23に再訪したら標高標示が522.1Mに直っていた。ご苦労さまでした)

13:03下山開始。先ほどの500mの荻野分岐までは痩せ尾根を5分。赤と白のテープがある。

幾つかの小さな角材に上飯山、経ヶ岳、松石寺方面等と書いてあるが先ほどは見落としていた。
松石寺方面である左に下る。

急斜面を下っていくと、3分程で尾根の突端のような地点で道が左右に別れている。

左の植林帯の方に進むと松石寺らしいが、右の明るい尾根の方に進む。

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右に降りた理由を以下に述べる。
1/25000の地形図にある登山道は右の尾根を通って精華園の近くに下っている。

2月1日に車で来て下見の下見をしたところ、
1)真弓自治会館から松石寺までは地形図にルート表示されているが、そこで消えている。
 登山道は市道らしいが、松石寺の墓地の先は大厚木カントリーのゴルフ場を横切る必要がある。
  カート道だが、プレー中のゴルファーの目前を通ることになる。bukkasan report
  立入禁止の札は無かったが、プレーヤーやキャディが振り向くので、ちょっと入り難い雰囲気である。
  然し、このルートは地元の町会議員を含んだ一行も通ったハイキングのルートらしい。
   
  04/02/15には自分もこのコースを団体で入った。松石寺の前を通り、右に墓地をみて
  ゴルフ場のカート道を歩いて行く。プレイ中なのでキャディーに「通ります」と声を掛けて通ればよい。
   写真   その後、小さな流れを横切って尾根に取り付くと、えらい急登である。

2)松石寺の手前から左に入るとゴルフコースなので「立入禁止」の札がある。
  無謀にも、ここを突っ切ったハイカーのホームページ(2003.3.9)もあった。

3)真弓自治会館から精華園の先まで下ってから右折して入る林道は途中100m程は舗装の
  カート道であるが、前後は非舗装の林道である。ゴルフ場が林道を一部侵している状態。
  林道の終点からグリーンを経由せずに登山道に入る事が出来る。1/25000の地図に記載の道。
4)ホームページを検索したら上の道の終点の手前で左のカート用の橋を渡って右に上がって行くと
  踏み跡があるようだが、これは高取山よりも幾つか上飯山寄りのピークに上がるらしい。
  (多分、上述の440m)。Dr.Saidaの山行記録(2003.3.9)

従って、自分としては3)のルートを取るべきと考えた。 この付近のmapion 1/8000の地図
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ということで、右の尾根を下って行くと、全く明瞭な道である。

標高280m付近で倒木を避けて尾根の左右に踏み跡が分かれていた。
自分は右の踏み跡を通ったが間もなく左からの踏み跡と合流した。

その先直ぐに265m付近で右から明瞭な道が合流している。
振り向いて見ると、下から上がって来た場合そちらの道に導かれそうである。
右の道を5分程行って見ると標高はあまり変わらないが僅かに下がって谷間をトラバースしていくようだ。
丸太橋とか切り株や土の路面など、最近整備された感じが濃い。
赤テープが複数在る。何らかの作業道なのか440mピークへの道になっているのか判らない。
(後で確認したところ、この道が登山道であった。沢道や440m峰への直登路と交差している。)

尾根道に戻って、更に数分下る。
標高210m辺りで正面はゴルフ場のグリーンの上端になる所で踏み跡が薄くなる。
なんと、グリーンに入って行く薄い踏み跡があるが・・・馬鹿な! 
やはり 先ほどの右に折り返すように進む道が正しい道だ。


右斜め下に、目標の林道終点が見えているので、引き返す必要はない。
グリーンには入りたくないので、右の方に踏み跡を探して下る。踏み跡は左の方に曲がっていく。
ススキの生えている小さい広場を突っ切り、狙い通りの林道終点の広場に降り立った。14:06。

登りでは、このススキの間を上がる。上がり口の所に、目印に石を5,6個積んでおいた。

右に進んで左にカーブして林道を下る。途中100m程は舗装されていてゴルフカートの道になるがまた
非舗装の林道になる。 大厚木カントリーの本コースと桜コースを繋ぐ舗装道路には16分で出た。左に折れる。

14:06、林道終点。
14:22、林道入口 で左折。
14:24、精華園。
14:30、真弓自治会館で右折。峠を越えて交差点では、斜め左前方の下荒井橋を渡って直進。
14:48、国道412号、信号右横の源氏河原バス停着。

14:57発本厚木15:25着。380円。(バスは半原発、本厚木駅行き。)

山中では、一人も会わなかった。
写真を130枚ほど撮ったし、割合頻繁に地図とコンパスと地形を確かめて歩いたので、
上記の所要時間はコースタイムとしては大抵の人にとって余裕があることと思う。

2月14日(土)、確認した所、上りでは清華園の先の林道の終点手前でカート橋を渡って、直ぐ右折し
50m先の駐車場になっている広場の所に登山口があった。標識類は一切ない。

踏み跡に分け入り小山を乗り越えて下ると直ぐに右に沢道に分岐するが、直進すると440m峰への直登道である。沢道は右岸から一度左岸に渡り右岸に戻って上がっていくとT字路になる。
右に小さな沢をまたいで行くと高取山からの尾根道につながり、左に行くと上述の440m峰への道と交差し、
更に山腹を巻いて行く。
広場の駐車場には土・日にはハンターの車が留まっている。彼らには地形図も標識も不要なのだそうだ。

04/02/15 松石寺から高取山・華厳山・経ヶ岳・仏果山のハイキングに同行した。

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