02’06/28-29娘を連れて尾瀬に行ってきました。

尾瀬戸倉の民宿に泊まり翌朝4時30分始発のバスで鳩待峠に着くと既に人が一杯いる。
マイカー規制であるので、バス、タクシー、バイクは規制対象外だからシャトルバスだけが
アクセス手段ではないのだ。

山の鼻に下る道の入り口には2人の男性が立っていて、入り口に敷いた靴ぬぐいマットを使うよう
協力を求めている。異種の種を持ち込まないためだそうである。誰もが協力的である。

至仏山は残雪期の植生保護の為6月30日まで入山禁止。ロープの前で残念そうな人達がいる。
(自分たちも入れたら行く所存であった(^_^;) ) くだんの2人の男性がそれとなく見張っている気配。

山の鼻では、沢山の人が休んでいる。下るだけで疲れた様子なのでおかしい。

先ずは、左の至仏山の方向にある尾瀬自然研究見本園一周30分コースを周回する。
至仏山も燧ケ岳も霞んではいるが良く見える。ミズバショウは殆どが大きな葉だけである。
まだ、ニッコウキスゲは殆どが蕾である。コバイケイソウ、ナルコユリがあった。
色の薄い小さなスミレと紫色の大きなスミレが数多く見られる。
レンゲツツジのオレンジが鮮やか。他にはワタスゲの白が目立つ。
入山者計測器の間を通過して上田代、中田代の湿原を牛首→竜宮十字路まで行く。カキツバタ、ハクサンチドリ(右下の写真)の紫もある。
ピンクのヒメシャクナゲ、少し青みを帯びた白のタテヤマリンドウなども目立つ。
コツマトリソウらしい白い小さな花が数多く見られた。(右の写真⇒)
サワランやトキソウのピンクの小さな花が所々で見られた。振り返ると至仏山は雲で殆ど隠れてしまっている。風も強くなってきたので長蔵小屋は別の機会の楽しみに残してそろそろ戻ることにした。左折して東電小屋方向に進み ヨッピ橋を渡り東電小屋手前から引き返した。 
コツマトリソウ
500m毎に休みをとっている若い人のグループがあるかと思うと燧ケ岳にでも登るのだろうか完全装備のヤマ屋さん達もいるが、ツアー等の団体が多い。頭上高くまで積み上げた荷物を担ぐボッカさんが遠くからも目立って面白い。
鳩待峠には12:10着。 尾瀬で7時間遊んだ事になる。

バス停にはいつのまにか沢山のマイクロバスがとまっている。 戸倉の駐車場にも車が一杯だが、まだ普通だそうだ。最盛期にはスキー場の大駐車場も一杯になるそうである。

バスは12:20発だったので尾瀬戸倉の民宿においた車に乗り換えて沼田から関越高速道をへて3時間後の16時には自宅に着いた。  

民宿は1泊2食で7500円。戸倉→鳩待峠のバスは片道900円 。
ハクサンチドリ

(写真帳)

・尾瀬自然保護財団のホームページで公式の情報が得られる。
http://www.oze-fnd.or.jp/frmain.html

・カキツバタについては疑念がないと思うが(地図にその辺カキツバタ群落と示されてる)
「いづれがアヤメかカキツバタ?」の場合は下のURLが参考になる。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/izure.html

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尚、前日は時間が有ったので車で鳩待峠まで上がってみた。(28日19時からマイカー規制)
また、大清水までも行ってみた。大清水小屋手前の湿原にはニッコウキスゲが咲いていた。
大清水での車の駐車代金は500円。
鳩待峠での2500円とは大違いだが、山中を2時間半歩かないと尾瀬沼に行けないのだから
しょうがないか。