清川村 仮称:村道土山高畑線 東側  05/05/12(木)

土山峠から村道終点までの往復40分の文字通りの散歩。

清川村道土山高畑線が地形図に描かれていても、存在しない部分があることを、ある林道&トンネルマニア氏の
ページなどで知ったので、地図上の何処までは通じているのか、GPSを持って確認に出向いた。

東の土山峠側からゲートの閉じられた所を入って一つ目の橋を渡ると左に堤川林道が分岐する。
その右手の尾根が迫って来ている。
3番目の橋の手前には谷側に白い鉄製の手摺の付いた立派な取り付き道が見える。

  これは堤川沿いの、・419を通っている尾根に北側から取り付くものだ。

この3番目の橋を渡った所にも尾根に取り付く踏み跡が明瞭だ。尾根は・617.2に繋がるものだ。

全部で6つの橋があり、その先の切り通しの先の擁壁で工事は終わっている。
土山峠から直線で950m。20分も歩けば終わりである。

対岸は現在塗装工事中の赤い仏果沢橋。奥に採石場が見える。

昭文社山と高原地図28丹沢2004年版でも、此処までが実線。
  残りのトンネル北口までは予定線(破線)になっている。

更に、その先を湖から上がって来る水没した 旧道の一部に降りて辿ってみても、少し先で
湖面を向いたコンクリート製の壁の所で旧道は終わる。
その先、擁壁の下部を踏み跡を辿って 僅かに進めるが、一段上に上がって小広場で終わっている。

写真は、村道工事終了場所から先を見る。
荒れた旧道の先、コンクリート壁、画面右に1本立つモミの樹の所が小広場。

其処の法面の擁壁の上の尾根の末端には、水源森林の白い標柱が見える。
ここまで村道工事終点から100m。

その終点位置までの道からは宮ヶ瀬尾根の・525以北から派生する支尾根には取り付けない。
この辺りから左の尾根に取り付いて上がって行くと△617.2の三角点に上がれる。
GPSでの軌跡は こちら46kb



余談、
仏果山登山口の辺りから、対岸に立派なコンクリート橋と右手に擁壁が見える。
そのため対岸にも湖岸を行く道が続いているように誰でも思う。



実は、行ってみると、橋と擁壁の間の200mだけなのだ。

地形図に描かれている順番からすると、多分:村道10号橋か。


土山峠側の村道土山高畑線の終点から400mほど北にあるが、土山峠側から行くのは大変だった。
南側はトンネルではなく崖に面している。
道は擁壁の端で終わる。200mだけだ

地元の或る人の話では、林道としての村道建設は毎年繰り延べになっているが、根本に林業の問題、
代替わり、街に就職、雑木林化の勧奨等々、時代の要請も変わっているかららしい。

まだ若い木が多いから、いつの日にか立派な檜に育って・・・、
仮に、いつの日にか道路が完成しても、ゲートの閉じられた所の話だ。一般の車は入れない。

この地域は雑木林が多いが、水源の森林の契約、買取が進んでいるという事だ。
清川村は「水の郷百選」認定地域になっている。

追記
2006年5月6日 宮の平からバスに乗った時に見かけたが、村道に建設機械が入っているので、
また延長工事が進んでいるようだ。

2007年5月 清川トンネルから・525にかけてなにやら立派なハイキング道、標識(土山峠⇔清川トンネル)が作られているとか。

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