組太刀資料
ここでは、組太刀に関する資料を掲げる。
山岡鐵舟先生が、小野家の伝書を筆写したもの。所作の記述はない。(金山さん提供)
七代小野次郎右衛門忠孝が免許を相譲された時山鹿八郎左衛門高美に送り届けたものという。
原本は笹森先生所蔵で、すでに「剣道日本」に原本の写真が掲載され、公開されている五本目までをここに掲げる。特に二、三本目が現在行われている小野派一刀流組太刀と大きく異なるが、一刀正傳無刀流組太刀とは一致する。(金山さん提供)
比較するのが面白いと思うので、これも五本目までを掲げる。ただし所作のみで、さらに詳しく説明されている部分は省略する。「日本武道体系」所収、鈴鹿家蔵。
塚本常雄著「剣法無刀流」より。塚本先生が大正二年に藤里先生(鐵舟先生直弟子)の下に出張修行中、服部恕一氏所有のものを筆写したもの。一刀正傳無刀流組太刀の所作がかかれたものは他にもあり、また我々が現在行っている組太刀と、細かい点で多少異同がある。同様に五本目までを掲げる。
金山さん提供の映像です。
現在の小野派一刀流 一本目(一つ勝) 二本目(向突) 三本目(鍔割) 四本目(下段霞) 五本目(脇構付)