特徴 その1 |
写真の地肌の色を記憶してください。不自然な色合いです。
柘植の擦れは更に上品な光り方をします。 |
特徴 その2 |
プラスチックの練り物は、本物の木刻のものより若干重いです。
注意していれば最初に持ったときの重さで気づきます。根付に対面するときは、最初に掌に転がすときの第一印象を大切にしましょう。 |
特徴 その3 |
プラスチックの地肌は、冷たいです。これは、プラスチックの熱伝導率が木材よりも高いためであると考えられます。唇に当てて温度を確かめる方法もありますが、それをやると骨董屋のオヤジに叱られますので、最初に掌でくるんだ時の印象を大切にしましょう。根付の世界も、一期一会です。 |
特徴 その4 |
彫りの面をよく観察しましょう。本物の木刻であれば時代による擦れは滑らかな面になります。しかし、プラスチックは100年経っても擦れが生じないため、鋭利な彫りになっています。もし、時代性と彫りの擦れがお互いにミスマッチであれば、その根付はかなり怪しいです。 |