ハネムーン
(1997年4月5日〜14日)

1997年4月5日 結婚式!!
一生心に残る式を挙げられて、シアワセ!

式終了後、朱美実家へ戻り、荷物を持って、金沢駅まで朱美の父に送ってもらい、ホテル日航金沢へ。
夜は、ホテルでゆっくり休んだ。
次の日、金沢駅から、朱美の両親に見送られ、スーパーサンダーバードとはるかに乗ってホテル日航関西空港へ。
関空は、きれいで広かった。
分刻みで飛行機の離陸・着陸瞬間が見れて、うちのローカルな小松空港との決定的な差をさまざまと感じた。

そして、いよいよ7泊8日(7〜14日)の新婚旅行へ!!
関空で、添乗員・坂根さんからの説明を受け、他の皆と合流。
私達と同様、新婚カップルばかりで、1組だけ親子3人組だった。
地上では、雨降ってたのに、雲の上は晴れていて、飛行機の窓から見える景色は、とてもきれいだった。
まず、イタリアのミラノで乗り換え、ローマへ!
飛行時間は約15時間もあり、疲れた…。
でも、ローマに着くと、ワクワクしてきた。
まず、日本のお金をイタリアのお金に両替。
日本のお札は立派な感じだけど、それと比べると、おもちゃみたいなカラフルなお札だった。
そして、宿泊先のソフィテル ローマ ビア ベネトへ。
歓迎のサンドイッチが部屋のテーブルに置かれてたが、時間が経ってるのか、乾いた感じで、食べる気にならなかった…。
朱美は、時差ボケで頭がクラクラ。

8日は、朱美も元気になり、ローマ市内観光に。
「ローマの休日」と同じ名所をまわった。
映画と同じ光景で、感激した。
まず、トレビの泉へ。
きれいな景色にうっとり。
後ろ向きにコインを投げてきた。

貴史、コインを投げてるところ。「また、ローマに来れますように」(でも、もう来ないだろう…)
次の目的地であるベネチア広場へ向かう途中のバスの中から、ローマの街並みやコロンナ美術館などを見た。
そして、ベネチア広場へ。
ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂(白い建物)では、式典が行われてた。

ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の前で。
続いて、ローマ一大きいと言われているコンスタンティヌスの凱旋門を見た。
約1,700年前に建てられたそう。

コンスタンティヌスの凱旋門をバックに。
続いて、古代闘技場であるコロッセオへ。
世界中から観光客が集まったような感じで、たっっっくさんの人で賑わっていた。
テレビとか本とかで何回か見たけど、実際に見ると結構時代を感じた。
古代ローマに建てられたものが、今もまだ残っていて、当時の様子がしのばれる光景もたくさんあった。
内部はほとんどボロボロ状態だった。

これがコロッセオだ!!

たくさんの観光客の中で、朱美がカメラスマイル。
続いて、ミケランジェロの作品“ピエタ”があるバチカン市国・サン・ピエトロ寺院、サン・ピエトロ広場へ。
壮大な教会で、外観は真っ白な建物。
天井もとてつもなく高い!
西暦349年に建てられたと。

サン・ピエトロ寺院をバックに。
そして、待ちに待った本場のナポリタン。
味は、日本の味に慣れてるのもあるからか、そっけなく感じた。
うどんのように図太い麺だった。
そのレストランのウェイターが面白い方で、始終和やかな雰囲気の中で、ナポリタンをいただいた。
午後からは自由行動。
私達は、あのスペイン階段へ!
映画と違って(当たり前か)、たくさんの人が階段に腰を降ろしてたので、よけては歩いた。

スペイン階段の前で。なぜか、貴史は日陰で真っ暗…。
続いて、ポポロ広場へ。
36.5mのオベリスクが目印のような感じだった。
あと、双子の建物があり、それぞれに名前があるのだが、二人でどっちがどっちだとずっともめていた。

ポポロ広場にある双子教会。左がサンタマリア・イン・モンテサント教会。右がサンタマリア・ディ・ミラーコリ教会。
そして、皆でレストランで、カンツォーネを聴きながらの夕食(パスタ料理)。
ソフィテル ローマ ビア ベネトでお休み。
Aグレードにしては、部屋の中が独特のにおいがたちこまれていて、あまり気持ちのいい所ではなかった。

9日は、自由行動で、オプショナルツアーで用意されていたナポリとポンペイへ!
まず、ナポリのカメオ工場へ。
大きな貝殻を円型にくくりぬけて、加工しているおじさんを尊敬の眼差しでずっと見てたら、微笑み返してくれた。
貴史は、朱美にカメオのブローチをプレゼント。
両親にもお土産として、カメオのペンダントを購入。
そして、ポンペイ・巨大遺跡へ。
すごい砂煙だった。
紀元前の時代にも、今では想像できないくらいの文明が栄えていたことがイヤと言うほど分かった。

ポンペイ・巨大遺跡の前で。

すごい砂煙で、目が開けられない…。
そして、ナポリ湾へ。
きれいな色の海だった。
その日はイタリアで最後の夜。
添乗員さんから紹介してもらったお店、レストランで食事をとることにした。
中かと思ったら、外だった。
少し寒かった。
量が思ってたよりも沢山あった。
そういえばこの国って、自動販売機も氷もなかった(この暑いのに…)。
治安や衛生を考えてのことだと思うが、イタリアの人はカキ氷食べたことあるのだろうかと一瞬思った。
やっぱり日本の自動販売機は便利だね。
そして、再びソフィテル ローマ ビア ベネトでお休み。
明日は、いよいよフランスへ!
ローマは歴史が感じられ、景色が全体にきれいだった。
ただ、街はゴミくさかった…。
それに道路の端っこに車がずら〜っと。
しかも車間は超狭かった。

10日、ローマにバイバイして、パリへ。
今度は、フランスのお金に両替。
その後の昼食で、初めてエスカルゴを食べた。
子供の頃はお友達だったかたつむりに似たものを食べるときはすごく複雑な気分だったが、いつのまにか全部平らげてしまった。
おいしかった!
他にも、白身魚のムニエルやデザートまであり、GOODだった。

「これって、かたつむりの一種だよな…。」と内心びびりながらエスカルゴに手をつける貴史。
そして、モンマルトル・テルトル広場(モンマルトルの丘)へ。
そこでは、画家がたくさんいらしてて、絵を売ってた。
本当にきれいな絵ばかりだった。

目を見張るような絵がズラリ。
続いて、サクレ・クール寺院、ノートルダム寺院へ。
サクレ・クール寺院は白亜の東洋風の建物。
本当に真っ白い教会で、遠くから見ても目を引いた。

サクレ・クール寺院をバックに。
ノートルダム寺院は、巨大できれいなステンドグラスが印象的だった。

これが、有名なステンドグラスの「南のバラ窓」。
バスの中から、ポン・ヌフ橋やパリ市庁舎、シャンゼリゼ大通りを見た。
ポン・ヌフ橋は、パリで最も古く、しかも有名で、一番多くの芸術家達に愛されている橋だそう。
そして、エッフェル塔へ。
東京タワーより汚らしい色だったが、まあ、見れただけでもよしとしなきゃ。

エッフェル塔をバックに。
ホテルに向かうバスの中から、凱旋門を見て、宿泊先・ル メリディアン パリ エトワールへ。
リッチなホテルでGOOD!!
ホテルから地図を頼りに、自分達で、凱旋門へ。
凱旋門を囲むような道路をぐるぐる回ったりした。

凱旋門をバックに。フランス国旗の下に無名戦士の墓があるそう。
フランスの夜は8時、9時になっても、明るかった。
サマータイムだからそうだ。

そこで日本にいる感覚で料理を注文したら、1品2〜3人前の料理がどんどん運ばれてきて、しばらく呆然としてた。
特に、ムール貝の山盛りにはギブアップ。
もったいなかったなぁ。
水にしても、「ミネラルウォータ」って言ったら「ガス? ノーガス?」って聞かれた。
内心、どっちでもええよと思ったが、とにかく「ガス」と答えた。
でも、ただの水だった。
おなかいっぱいになって、ホテルに戻る途中でレストランの中で手話をしているグループを見かけた。
挨拶しようと思ったが、「日本の手話って向こうに通じるのかな?」といろいろ考えている内にやめた。
「私の兄が…」とやったら殴られるだろうな。
なぜかって、「兄」はファックユーのポーズと同じだから。

11日は、ブルボン王朝の栄華をちりばめた宮殿と幾何学模様が美しいフランス式庭園・ベルサイユ宮殿へ!
ガイドさんの説明は分からない分、この目でシッカリと見てきた。
すごく大きくて広くてきれいな所だった。庭園もきれいな花がたくさん咲いていて立派だった。
アントワネットはこんな贅沢なところに住んでたのね。
少し離れたところに、さらに自分の家を建てていたらしい。

広くてきれいな庭園に2人ともうっとり。
そして、自由行動。
私達はメトロ(地下鉄)に乗って、ルーブル美術館へ。
モナリザやミロのヴィーナスなど、この目で見ることができ、感激・感激!!

ルーブル美術館の前で。カメラに収まりきらない!
そして、カルーゼル凱旋門(凱旋門を少し小さくした感じ)やオペラ座(中には入らなかったが)をみてまわり、ホテルへ。
夕方から、貴史はスーツ、朱美はワンピースに着替え、セーヌ川ディナークルーズへ。
美しいパリの街並みやエッフェル塔を眺めながら、楽しんだ。
ロマンチック〜!!
セーヌ川からまわりの美しい景色を眺めながら、おいしい料理をいただいた。
陽気なフランス人の陽気な音楽もよかった。

正装の2人。貴史、早くもほろ酔い!?

ライトアップされたエッフェル塔。
そして、ホテルでグッスリお休み。

12日は、1日中自由行動で、ディズニーランド・パリへ。
ディズニーランドでは、ちょうど5周年記念とかで、たくさんの人だったが、4つもの乗り物に乗ることができた。
途中、動きを妨げられ、言葉が通じないので、訳が分からず、「なんでー?」と思ったら、記念パレードがあるからだった。
そんなこんなで、夕方まで楽しみ、ホテルへ。

可愛らしいシンデレラ城をバックに。
そして、再び、私達だけでシャンゼリゼ通り、チュイルリー公園、コンコルド広場を見てまわった。
さすが、ヨーロッパを代表する大通り、所々に憩いの場があり、長い距離だったけど全然疲れずに歩き通せた。
そして、「ラーメンひぐま」という日本の店を発見し、思わず中へ。
久し振りの日本食を堪能できて、よかった。
毎日、パンやスパゲッティばかりだったから。

13日は、いよいよ帰国する日。
ホテルを出る直前に添乗員の坂根さんから感動するようなお手紙をいただいた。
パリを出る飛行機の中で読んで、二人して涙した。
いい添乗員さんに巡り会えて、よかった!
パリは、素敵な街だった。
都会的な感じで、ローマと同様、立派な建物がズラリ。
街を歩く人たちも、おしゃれで、颯爽としていて、かっこよかった。
さすが、パリジェンヌ!
車は、どこもいっぱい!
交通量の多さは、日本と変わらないね…。
パリにバイバイし、ローマに戻り、ドイツ・フランクフルトで乗り換えて、関西国際空港駅へ。
そこからはるかに乗って大阪駅へ。
そして、スーパーサンダーバードに乗りかえて金沢駅へ。
朱美の両親が迎えに来てくれて、ホッ。
朱美の実家に寄って、お土産話に花を咲かせたあと、自宅へ。
「ただいま〜!!」
「無事に帰国できた〜!!」
時差ボケもあって、翌日は昼過ぎまで爆睡!!
<朱美記>