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【エリダヌス座】


全天で6番目に大きな星座エリダヌス座は、晩秋から冬にかけて南の地平線近くオリオン座の足下あたりに見られます。
逆S字形に大きくうねりながら、遥か南天に輝く1等星アケルナルに達する天の大河(伝説のエリダヌス川)です。
アケルナルとは「川の果て」という意味で、日本からでは鹿児島より南に行かなくては見ることはできません。


ある日、太陽神アポロンの息子パエトンは父に「私が本当にあなたの息子ならばその証拠に太陽を曳く馬車を貸して欲しい」と頼みました。
アポロンは自分でさえ扱いが難しく危険なので駄目だと言いましたが、翌朝パエトンは勝手に馬車に乗り大空へ。
しかし馬車を引く馬は手綱を取るのがアポロンでないと気付き暴走、太陽の通り道である黄道を外れ世界中を焼き尽くしてしまいます。
これを見ていた大神ゼウスは仕方なくパエトンに雷光を放ち、パエトンは燃えながらエリダヌス川に落ちて死んだのでした。
パエトンの姉妹であるヘリアデスたちはパエトンの死を悼みいつまでも泣き続け、流れ落ちた涙は琥珀となってエリダヌス川の底に沈んだと言われています。

涙が琥珀になったなんてロマンチックですね。



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