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【おおぐま座】


北の空を代表するおおぐま座は全天で3番目に大きな星座で、北斗七星(大熊の背中と尻尾)が目印です。
北斗七星は柄杓の形の7つの星で、北極星(こぐま座のしっぽの先)をはさんでカシオペア座のほぼ反対側にあります。
おおぐま座の頭の近くにM81(ボーテの銀河)M82、腰の辺りにふくろう星雲、尻尾の先には子持ち銀河があります。
銀河とは何千億もの星の大集団。
この子持ち銀河は地球から2500万光年彼方の宇宙に浮かんでいます


昔アルカジアの森に、とても美しい森の妖精カリストが住んでいました。
大神ゼウスにみそめられ、アルカスという男の子を産みますが、ゼウスの妻ヘラの嫉妬にあい、大熊にされてしまいます。
カリストは胸を引き裂かれそうな思いで息子のそばを離れ、森の奥へと姿を消してしまいました。
年月は過ぎ、カリストは森の中で立派に成長したアルカスに再会、我が子を抱きしめたい一心で、アルカスに近づきます。
しかし母親とは気付かずアルカスは熊に襲われると思い、矢で射殺そうとします。
天上から見ていたゼウスは、アルカスに母殺しをさせまいとアルカスも小熊にし、親子を天に上げ星座にしました。
それでもヘラの怒りは収まらず、海の神に頼んでカリストとアルカスが一日中休めないようにしてしまったのです。
そのため大熊と小熊はいつも北極星を周回し、地平線の下に降りて休む事が永遠に出来ないのだとか。


北斗七星を眺める度に、この親子熊の悲しい神話を思い出します。
ヘラが悪者のように思えますが、よく考えて見れば、誰とでも浮気をしちゃうゼウスが一番悪いのかも!? 


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