オリオン座は冬の南の空で見る事のできる代表的な星座。３つ星が目印です。
３つの小さく並んだ星を１等星２つと２等星２つとが大きな四変形で囲んでいます。
神話ではオリオンは美男の狩人で、右手で棍棒を振り上げ持ち左手に獅子の皮を掛け、牡牛と戦う姿をしています。

腕のいい巨人の猟師オリオンは、狩りの女神アルテミスと一緒に暮らしていましたが、アルテミスの兄のアポロン神はそれが気に入りません。
ある日オリオンが頭だけを水の上に出して海を歩いているのを見つけ、妹のアルテミスにそれを指し示しこう言いました。
｢いくらおまえでもあの海に浮かんでいる黒い物を射ることはできないだろう｣
アルテミスは弓の名手でもあったので、それがオリオンだとは知らず射止めてしまいました。
やがてオリオンの死体が海岸に打ち上げられ、悲しんだアルテミスはオリオンを星座に上げたといいます。

このオリオンの右肩にあたる明るい星がペテルギウス(わきの下)で、超巨星と言われ太陽の直径の約五百倍もあります。
またＭ42オリオン星雲や馬頭星雲があることでも知られています。

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