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【さそり座】


夏の間、南の宵の空を見ると、天の川の西、南の地平線付近に大きなS字形に並ぶ一群の星が見えます。
これがさそり座で、もっとも古くから存在する星座です。さそりの心臓にあたる1等星アンタレスは,赤星と言われていたほど赤く巨大な星。
直径は太陽の230倍もあります。
しっぽの近くには球状星団(M4)、M6、M7の散開星団があります。
元来はハサミをもったサソリでしたが、そのハサミにあたる部分がてんびん座として独立し、現在の形となりました


さそり座のサソリは、ギリシャ神話のいくつかの物語で重要な役を担っています。
太陽の神アポロンの息子パエトンが馬車に乗った時、馬が暴走したのは、このサソリが原因と言われています。

太陽神アポロンの息子のパエトンは自分の父親がアポロンであることに誇りを待っていましたが、友達は誰も彼の父親がアポロンであることを信じてくれません。
そこで彼はアポロンが止めるのも聞かず、父親の太陽を曳く馬車にまたがり飛び出してしまいます。
ところが天空をかける馬車がさそり座の脇を通り抜けようとした時、サソリが馬の足を毒針で刺してしまい馬は暴れ狂い、大惨事に。
これを見たゼウスは雷光を放ち、パエトンは燃えながらエリダヌス川に落ちて死んだのでした。


もう1つはオリオンを刺したサソリの話。オリオンは海の神ポセイドンの息子で、人気のある伝説上の人物です。
狩人のオリオンは腕がよく、いつも自慢していました。これを見たゼウスの妻ヘーラは怒り、サソリにオリオン暗殺を命じました。
サソリはオリオンに忍び寄り、足に猛毒の針を突き刺します。この功績によりサソリは星座に上げられたといいます。
さそり座が空から姿を消さないと、オリオン座が昇ってこないのは、この話が原因なのだとか。


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