冬の星座の王者｢オリオン座｣のすぐ下に、３，４等の４つの星が四角に並んでいるのが｢うさぎ座｣。
おおいぬ座の1等星シリウスから西の方に目を向けても見つけられます。

昔、大変な乱暴者の猟師オリオンに森の生き物たちは怯え、森の動物が全ていなくなる事を恐れた神々は、オリオンが乱暴なのは寂しいからだと思い、小さなうさぎを友達として与える事にしました。
あまりの頼りなさに神様はうさぎをこの世で一番かわいらしい姿に創り変えました。
その姿にさすがのオリオンも心を許すだろうと考えたからです。翌朝うさぎはオリオンのもとへ。
足元まで近寄るとオリオンはキョトンとうさぎを見下ろしましたが、右足はうさぎの上にどしんと降ろされ、可哀想にうさぎはそのまま生き絶えました。
さすがの神もこれには激怒。
さそりに命じオリオンを刺させ、勇気をもったうさぎは星座として冬の夜空に上げられたと言い伝えられています。

星座の形はオリオンとおおいぬに追われる野ウサギの姿。うさぎは今もオリオンの足元で踏まれそう。
でも本当は、天に上がってからは仲良く夜の散歩を楽しんでいるところなのかもしれませんね。

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