秋の星座グループで最初に姿を見せるのがやぎ座。
１等星フォールマルハウト（みなみのうお座）と、射手座の南斗六星のほぼ中間にあり、逆三角形の星並びが目印です。
角の部分にあたるアルゲディ（子山羊の意味）は、肉眼でも二重星であることがわかります。
西の角が山羊の頭、東の角が魚の尾を表わしています。

バーンはギリシアのドリュプス王の娘ドリュオペとヘルメスとの間に生まれた羊飼いの神です。
彼は大変ないたずら好きで、他愛ない悪さを繰り返しては笑いを誘ったり、叱られたりしていました。
ある日、ナイル川のほとりで神々が宴会を開いていたところ、百の竜の頭を持ち口から火を吹く怪物デュポンが酒のにおいをかぎつけて乱入してきたのです。
驚いた神々は逃げ出し、パーンも必死で魚に化けナイル川に飛び込みます。
しかしあまりに慌てていたのでうまく変身できず、上半身が山羊で下半身が魚という姿になってしまいました。
この姿が非常に面白かったので、大神ゼウスが記念に星座に上げたのだと言われています。


きっとバーンは酒を飲み過ぎて、酔っ払っていたのでうまく変身できなかったのかもしれませんね

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