あの頃僕は


 
夢から覚めたら心地悪く

行き場のない思いが募る

いらつく何かに急き立てられ

唇を噛みしめた

街のしがない喫茶店で

しわくちゃの煙草をぷかり

白い煙の行方ばかり

追いかけていたあの頃



懐かしいメロディーが聞こえてくる

あの頃歌った拓郎の歌だ

がむしゃらに歌っていた

やるせなかったあの頃



時の流れは取りとめもなく

忘れ去られるものなんだね

取り残されたブルーな気分

さまよう浮浪者のようだ

行きつけの店も僕は遠のき

裏切られた心癒せず

歌声もない心も色褪せ

あざ笑ってる僕の歌



やりたいことが見つからない

夢中になれないんだ

どうにかしようよこのままじゃ

すべてを失いそうだ



誰がなんと言っても

この道譲りはしない

ここまで歩いてきたんじゃないか

もう少し歩いていたい


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