さすらいの破片

 

晴れた空に白い入道雲が うなっているじゃないか

澄んだ空に赤い太陽が うなっているじゃないか

なんて偉大さを思わせる空なんだ

なんて壮大な空なんだ

青空の下で日焼けしている 僕がいる

 

名も知らない街を 僕は踏みしめている

離れることのない大地に 小さな足跡が続く

なんてさすらいを思わせる海の波だろう

なんてはかない波飛沫だろうか

変わるのことのない

空と海の偉大さは感動そのもの

 

浮き雲のようにはなりたくない 心が叫んでる

生きてることは不思議でもない 無為に考え過ごしてきた

なんてちっぽけな人間なのかって 雲は嘆いている

縛られている自分に気づかないで 今日まで生きてきたのかと



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