〜兄のささやかな仕返し・序章〜
作・梨
− Sister Princess Side Story −
(注!このSSの兄は結構心が狭いです。気をつけましょう。)
ふふふ…俺の心が狭い?言ってくれるね〜。
心の狭い奴ってのは、「やられたら、三倍にして返さなきゃ気が済まね〜!」とか、そういう奴のことだろ?俺はそんな大人気ない真似はしない。
俺は「やられたら、五分の一程度にして返す」男なのさ。な、狭くなんてないだろ?
え?「度合いはどうあれ、やり返すんだから結局心が狭い」だって?
まーまー、そんな風に言わないでくれ。
で、これを読んでくれている素晴らしいあなたなら知ってることだと思うが、俺は妹たちに結構ひどい目に合わされている。
普通肉親を生贄とかにするか?貸した金も返さねーし、六時間買い物に付き合わせた上に荷物持ちだとか、プライベート暴かれたりとかはしょっちゅうだ。
え?「あれは愛情表現だ。そんなのもわかんないのか」だって?
いやいや、あれは結構きついんだぞ、そんなこと言ってられないぐらい。
そこでだ。さっきも言ったが、俺は、程度はどうあれやり返さなきゃ気が済まない。
そして、無類のいたずら好きなのだ。そんな俺がこのまま黙って引き下がってしまってはこの話も先には進まない。だから今日より、「仕返し計画」発動さ。
え?「妹にそんなことするのはよせ」だって?ふふふ、止めても無駄さ。
俺は悪魔に魂を売ったのだ〜っはははは!さあー楽しい時間の始まりだ〜!
…そして兄は一部の妹に「仕返し」をするため、準備に励む。
一部の妹とは、「千影」「咲耶」「鈴凛」「四葉」の四名。
今ここに、「妹に嫌われかねない兄」の、非難のメールが来そうな物語が始まった…。
「最初のターゲットは千影だ…呪われる側の気持ち、その身をもって知るがよし。」
…続く
あとがき
このSSは梨が初めて書いたSSです。
今見ると、超未熟な気がします。
え?今も未熟ですって?まぁ、それは言わない約束ってヤツで。
皆さんの兄はナイスガイばかりなので、
一匹ぐらいこんな奴いてもいいかな〜、と思い
こんな馬鹿な話を書き始めました。
まあ、ギャグなんで軽い気持ちで読んでやってくださいませ。
それでは〜…
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