パリコミューン前後の北欧の寒村を舞台にした映画「バベットの晩餐」で「あの世へもっていけるのは与えたものだけ」といったセリフがありました。 宮澤賢治がその短い生涯であたえたものの大いさに思いをはせると、人間という生きものへの信頼を、辛うじてつなぎとめていけそうです。