五百羅漢そのニ
「ひとつとりふたつとりては焼いて食ふ鶉なくなる深草の里」。大田南敏(蜀山人)のこの狂歌は、藤原俊成の「夕されば野辺の秋風見にしみて鶉なくなり深草の里」を本歌取りしたものですが、深草のとなり伏見のお稲荷さんでは今も鶉や雀の焼き鳥が参詣する人々の食欲をそそっています

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