|
目次 |
|
|
kangdingqingge |
|
四川省 |
|
一 |
二 |
三 |
四 |
跑马(溜溜的)山上 |
李家(溜溜的)大姐 |
一来(溜溜的)看上 |
世间(溜溜的)女子 |
跑马(溜溜的)山上 |
人才(溜溜的)好哟 |
人才(溜溜的)好哟 |
任我(溜溜的)爱哟 |
端端(溜溜的)照在 |
张家(溜溜的)大哥 |
二来(溜溜的)看上 |
世间(溜溜的)男子 |
康定(溜溜的)城哟 |
看上(溜溜的)她哟 |
会当(溜溜的)家哟 |
任你(溜溜的)求哟 |
月亮弯弯 弯弯 |
月亮弯弯 弯弯 |
月亮弯弯 弯弯 |
月亮弯弯 弯弯 |
康定(溜溜的)城哟 |
看上(溜溜的)她哟 |
会当(溜溜的)家哟 |
任你(溜溜的)求哟 |
|
|
日本語歌詞 けんさん
|
お馬でお山を行けば |
姉さん被りが似合う |
お馬も花ちゃん好きよ |
みんなも花ちゃん好きよ |
お山に雲がかかる |
花ちゃんお城に来たよ |
雲の上を走る |
二人は結婚したよ |
雲の上に見える |
カンディン花ちゃん好きよ |
雲の下に見える |
お馬もお山も雲も |
カンディンお城が見える |
二人でお馬に乗るよ |
カンディンお城が見える |
二人にお祝いしたよ |
月が出たよ 月が |
月が出たよ 月が |
月が出たよ 月が |
月が出たよ 月が |
カンディンお城に出たよ |
カンディンお城に出たよ |
カンディンお城に出たよ |
カンディンお城に出たよ |
|
|
歌詞の中の跑马山は、四川省康定県甘孜西蔵族自治区にある平たい小山です。
古くは西蔵語で「登妥」と呼ばれていましたが、「座布団」と言った意味です。
この曲は1950年始めに、広く世間に紹介され以来明るく軽いメロディーが多くの人に親しまれてきました。1990年初頭世界の民間歌謡10曲に選ばれ、アメリカの宇宙衛星から世界に放送されたこともあります。
|
|
|
|
|
|
青线 线那个 蓝线 线,蓝格 英英的 采, |
|
生下 一个 蓝花 花 实 实的 爱死 人。 |
|
五谷 里的 田苗 子,唯有 高粱 高, |
|
一十 三省的 女儿 啊, 唯有那个 蓝花儿 好。
|
|
正月 里那个 说 媒,二 月里 订,
|
|
三月 里 交大 钱,四 月里 迎。 |
|
三班 子那个 吹 来,两 班子 打, |
|
撒下 我的 情哥 哥,抬 进了 周 家。 |
|
蓝花 花那个 下轿 来,东望 西 找, |
|
找见 周家的 猴老 子,好象 一座 坟。 |
|
你 要 死 来你 早的 死 |
|
前 晌你 死 来,后 晌我 蓝花花 走。 |
|
手提 上那个 羊 肉,怀里 揣上 糕, |
|
冒上 性命我 往哥 哥 家 里 跑。 |
|
我见 到我的 情哥 哥,有说 不完的 话啊, |
|
咱 们俩 死活 哟, 长生 一 塔。
|
|
題名は、元々は染料に使う藍の花ですが、ここでは女の子の名前です。
歌詞大意
とっても可愛い女の子が生まれた。藍花と名付けた。
このあたりでは、飛びぬけた子だった。
(成長して)
正月世話焼きの人が来た。
二月に婚約、三月結納、四月に輿入れと決まった。
愛しい人との仲を裂かれ、鉦や太鼓に送られて、周爺さんに嫁入りした。
駕籠を降りて見回すと、墓場から出てきたばかりの猿のような爺さんがいた。
あー嫌だ、早く死ぬなら死んでくれ。
そうしたら、手鍋提げてもあの人の所へ飛んで行く。
会えば積もる話が幾らでもある。
生涯あの人と添い遂げたい。
|
陕西省の都西安は、かつての秦の始皇帝の都。有名な兵馬俑もあります。
唐の都でもあり、長安と呼ばれた時期もありました。
昔は恋愛結婚なんてありえなかった。そんなときでも、若者同士に恋は芽生えたでしょう。
|
|
|
|
|
|
|
日本語歌詞 けんさん |
|
好一朵美丽的茉莉花, |
|
私の好きな モリカ |
|
好一朵美丽的茉莉花, |
|
私の好きな モリカ |
|
芬芳美丽满枝丫, |
|
枝一杯に白い花 |
|
又香又白人人夸。 |
|
初夏の風が 薫る |
|
让我来将你摘下 |
|
あの人に送る |
|
送给别人家, |
|
花しおり |
|
茉莉花茉莉花 |
|
モリカ モリカ |
|
|
|
|
|
|
日本名マツリカ、モクセイ科、多年生、高さは3メートルくらい。5,6月に香りの強い白い花が咲く。花はジャスミン茶の原料になる。
2010年上海万博のテーマソングとして、広く愛唱されています。 |
|
|
|
|
|
一 |
|
日本語歌詞 けんさん |
|
小白菜呀地里黄呀 |
|
白菜ちゃんよ 幾つになった |
|
三两岁呀没了娘呀。 |
|
三つになった かあちゃんいない |
|
跟着爹爹好好地过呀, |
|
おとう と二人 寂しくないか |
|
就怕爹爹娶后娘呀, |
|
おとうさんは 再婚するの |
|
亲娘呀!亲娘呀!
|
|
おっかあよ! おっかあよ!
|
|
二 |
|
|
|
娶了后娘三年半呀, |
|
再婚して 三年過ぎた |
|
生个弟弟比我强呀。 |
|
弟できた とってもえらい |
|
弟弟吃面我喝汤呀, |
|
弟うどん いっぱい食べる |
|
端起碗来泪汪汪呀, |
|
私はすする お椀の涙 |
|
亲娘呀!亲娘呀!
|
|
おっかあよ! おっかあよ!
|
|
小白菜は、直訳したら小さな白菜。色白の女の子に対する呼びかけです。
幼くして、母親を失った貧しい農村の女の子の悲しみを歌っています。中国は、特に農村は男尊女卑の社会です。そんな中にあって、白菜ちゃんの置かれた立場は、単調なメロディーの中に悲しみが溢れています。 |
|
|
|
|
(前奏四小節)
说凤阳,
道凤阳,
凤阳本是好地方;
自从出了朱皇帝,
十年倒有九年荒。
間奏(四小節)
大户人家孝骡马,
小户人家卖儿郎;
奴家没有儿郎卖,
背花鼓走四方。
|
|
歌詞の大意
鳳陽は元々良い所だった
朱元璋の世になって以来荒れ果てた
金持ちの家には騾馬がいる
そうでない家には男衆がいる
男衆は作男として売られていく
私の家には男衆もいない
私が花鼓を背負い旅に出る
|
|
安徽省鳳陽県には明の太祖朱元璋の父母を祭った明皇陵があります。朱元璋は猜疑心の強い暴君だった。 土地も荒れ果てます。
花鼓はこの地方の民族楽器で、腰に下げた鼓。これは私の解釈ですが、「花」は花柳界を表しているのではないか。貧しさゆえ遊芸の旅に出る。即ち花柳界に売られて行く悲しさを歌っているのではないかと思うのです。 |
|
|
|
|
一
|
二
|
三
|
门搭搭开花(呀)不来往, |
每日里想你(呀)你不在, |
并头莲开花(呀)离不开, |
门搭搭开花(呀)不来往, |
这些日期你在哪来? |
今日你走了啥时间来? |
(亲呀亲呀咳呆呀咳呆)。 |
(亲呀亲呀咳呆呀咳呆)。 |
(亲呀亲呀咳呆呀咳呆)。 |
四
|
五
|
|
杨桃蔓开花(呀)白奶奶, |
韭菜开花(呀)一大片, |
|
衣服破了你捎回来。 |
韭菜开花(呀)一大片, |
|
(亲呀亲呀咳呆呀咳呆)。 |
(亲呀亲呀咳呆呀咳呆)。 |
|
|
|
|
|
山西省は黄河の中流、中華民族発祥の地の一つでもあります。
仰韶文化、龍山文化など旧石器時代の遺跡も多く残っています。
歌ですが、曲はコーランそのものに聞こえます。歌詞は開花を主題に、女性が男性を切なく思う気持に溢れています。 |
|
|
|
|
|
|
提起(了哪)亲(哪)亲(呀)跑口(呀)外,, |
|
泪旦旦(哪)流得(亲亲娜)泡一(呀)坏。 |
|
|
|
刮起(了哪)东风(亲亲娜)水流(呀)西, |
|
看见了(哪)人家(亲亲娜)想起(呀)你。 |
|
|
|
看见了(哪)人家(亲亲娜)想起(呀)你。 |
|
人家(那个)都在(亲亲哪)你不(呀)在。 |
|
|
|
烧起(我那)火来(亲亲哪)造起(呀)饭,, |
|
盘算起(哪)你来(亲亲哪)放上(呀)碗。 |
|
|
|
拿起(那个)针来(亲亲哪)低下(呀)头, |
|
盘算起(哪)亲(哪)亲(呀)泪长(呀)流
|
|
「開花」と同じ山西省の民謡です。題名は「思えば涙が果てしなく流れる」というような意味です。
歌詞の中の一節 拿起(那个)针来(亲亲哪)低下(呀)头,「針を持ち出して、悲しみに沈む」
私はこれを見て、都はるみの「北の宿から」の一節を思い起こしました。
「着ては貰えぬセーターを、涙堪えて編んでます」
女心の切なさは同じなのでしょうか。
|
|
|
|
|
|
|
春
|
夏
|
秋
|
冬
|
春季里(么就)到了 |
夏季里(么就)到了 |
秋季里(么就)到了 |
冬季里(么就)到了 |
这水仙花儿开, |
这女儿心上焦, |
这丹挂花儿香, |
这雪花满天飞, |
绣(呀)阁里的女(呀)儿 |
石(呀)榴花的籽(呀)儿 |
女儿家的个心(呀)上 |
女儿家的个心(呀)情 |
踩(呀么)踩青来(呀), |
赛过来玛瑙(呀), |
起了个波浪(呀), |
赛过了雪白(呀), |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥, |
小(呀)哥哥(呀) |
小(呀)哥哥(呀) |
小(呀)哥哥(呀) |
小(呀)哥哥(呀) |
托一把手过来。 |
亲手摘一颗。 |
扯不断情丝长。 |
认清了你再来。 |
|
|
|
|
|
青海省は全域が青蔵高原に属し、殆どの地域が海抜3000メートルの高原。中国とチベットを結ぶ要衝でもあります。面積は72万平方キロ強(日本38万平方キロ弱の約2倍)、人口は500万人弱と中国でも最も人口密度の低い省です。
その中に38の少数民族が住み、古くは山西省の仰韶文化とつながる遺跡もあります。今は辺境だが、華やかなこの曲から、多くの民族が住むこの土地に、かつては華やかな繁栄と交流があったことが偲ばれます。 |
|
|
|
|
人人那个都说唉沂蒙山好,
沂蒙那个山上唉好风光。
青山那个绿水唉多好看,
风吹那个草地唉见牛羊。
高粱那个红唉豆花香,,
万担那个谷子唉推满仓。
|
|
沂蒙山は山東省南にある、写真の山です。
青島(山東省の海岸にある都市)に行ったとき、公園で駕籠に客を乗せてこの曲を演奏していました。東海道五十三次膝栗毛、野次さん喜多さんが出てきそうな楽しい曲です。
|
|
|
|
|
|
情人你那爱火烧焦我的心,
情人你的诚实占据我的灵魂;
你要是不爱我,
会使我烦恼,
日夜都痛苦难过,
你要是爱我会使我活泼,
永远春天的花朵。
|
歌詞大意
恋人よ、君は私の胸を焦がす
私の魂を奪う
もし君が私を愛してくれないなら
私は悲しみにもだえる
もし君が私を愛してくるなら
私の心は弾む
永遠の春の花びらのように
|
この曲のメロディーはコーラン、リズムはコザックダンスそのものです。
新疆 (ウィグル族)の里天山山脈は、天馬の里でもあります。
コザックは、ウクライナからシベリアまで広く馬で移動しながら活躍する騎馬民族。当然接点はあったでしょう。そして彼等はまたマホメットの使者でもあったことが、民謡から想像できます。
|
|
|
|
|
|
一 |
二 |
. |
万里云云好晴天噢, |
荷花朵朵放光彩噢, |
|
看那荷花在水面哪, |
薄雾轻纱头上戴哪, |
|
千万朵花儿数着她好, |
微风轻轻迎面吹来, |
|
人人见了心喜欢哪。 |
荷花点头笑颜开啊。 |
|
千万朵花儿数着好, |
微???迎面吹来。 |
|
人人见了喜欢。 |
荷花点头笑颜开。 |
|
|
|
|
荷花は蓮の花のことです。蓮の花の美しさを称えた歌です。
私は最初聞いたとき、ご詠歌かと思いました。そして次に思ったのはお祈りの歌です。
仮にこの曲が、仏教のお寺から聞えて来たとしても、回教寺院、ラマ寺、道教の廟、何処から聞えて来たとしても違和感がない不思議な曲です。
甘粛省は、今でこそ沿岸部の発展に取り残されていますが、かつては多くの宗教が入り混じった文化の中心だったのではないでしょうか。
|
|
|
|
|
(领)远望姐儿穿(得一)身花(呀)
(合)[肩背一把伞(哪),肩背一把伞],
(领)哭哭啼啼
(合)[手提两封茶(呀)]
(领)回娘家(呀)
(合)[么姑回来嗒],
(领)娘问女儿哭也哭什么(呀)?
(合)肩背一把伞(哪),肩背一把伞,
(领)我哭我的丈夫年纪小
(合)手提两封茶(呀)
(合)当不倒家(呀)!
(合)[烟缘配错嗒],
|
小女婿は、若い娘婿という意味です。
歌詞の大意は、里帰りした婦人が泣いている。
どうしたのかと聞いたら、「亭主が頼りなくて、所帯のやりくりが出来ない」と不遇をかこっています。
「おてもやん」の「ご亭どんがぐしゃっぺだるけん まあだ盃ゃせんだった」を思い出しました。
リーダーとその他の人が掛け合いのように歌うのは、「よいとまけの歌」のように共同作業をしながら歌うのではないでしょうか。 |
|
|
|
|
|
太阳出来红闪闪,(嘛 啊)红闪闪, |
. |
照见情妹(啊 咦 啊 咦)梳头发
|
. |
木梳梳来篦子篦,(嘛 啊)篦子篦 |
. |
中间插朵(啊 咦 啊 咦)望郎花。
|
|
月亮出来象箩筛,(嘛 啊)象箩筛, |
|
爹娘管妹(啊 咦 啊 咦)管得呆。
|
|
爹娘管妹由他管,(嘛 啊)由他管, |
|
丝线棉衣(啊 咦 啊 咦)扯不开。
|
|
貴州は面積17万平方キロ、日本の約半分の面積全土が、海抜500メートルから1500メートルの高原。「三里平原無し」と言われるように山また山に覆われています。
歌は、谷間に出る太陽と月を見て、彼女を偲ぶ物です。
最後の丝线棉衣(啊 咦 啊 咦)扯不开)は、固い糸で結ばれた衣服は引き裂くことが出来ないこと。つまり二人の仲が固いことを表しています。 |
|
|
|
|
|
(前奏12小節)
姐儿巧打扮(哪啊),
去吧戏来观,
摸样(那个)长的(呦)赛如天仙(哎呦),
打扮起来多么体面(哪)。
(咿得儿呀得儿呦呦呦呦得儿叮当啊),
打扮起来多么体面(哪)。
青丝如墨染(哪啊),
眉毛长又弯,
天生的(那个)小脸蛋儿(呦)更是那么新鲜(哎呦),
葡萄眼睛水儿一般(哪)。
(咿得儿呀得儿呦呦呦呦得儿叮当啊),
葡萄眼睛水儿一般(哪)。
樱桃那个小口(哇啊),
玉米银牙生,
唇上的(那个)胭指一点儿红(哎哪),
未曾一笑两酒窝(哪)。
(咿得儿呀得儿呦呦呦呦得儿叮当啊),
未曾一笑两酒窝(哪)。
姐儿去看戏(呀啊),
走出门外边,
未曾(那个)上车女婿把他搀,
大伙儿赶车一溜烟(哪)。
(咿得儿呀得儿呦呦呦呦得儿叮当啊),
大伙儿赶车一溜烟(哪)。
头出鞭子打(呀啊),
二出大棺,
三出(那个)唱的(呦)说(啦)什么汾河湾,
四出唱的是赶船(哪)。
(咿得儿呀得儿呦呦呦呦得儿叮当啊),
四出唱的是赶船(哪)。
|
|
|
芝居見物に行く情景。お化粧をしているのは新妻でしょうか。
薄青黒く引かれた整った眉
天性の瓜実顔
葡萄のようなつぶらな瞳
さくらんぼのような可愛い口
銀色の豆粒のような歯
唇にはほんのりと紅
おすまし顔に笑窪
と彼女の美しさと可愛さを称える詞が続きます。
中国人は早起きで、朝早くから公園などで太極拳やジョギングなどをしています。今は「秧歌」といって、一種の豊年踊りがお年寄りの間で大流行です。口の悪い人は、「老人ディスコ」などと言いますが、写真のように原色の派手な装いで輪になって踊り、私達の飛び入りも歓迎してくれます。 |
|
|
|
|
|
|
姐儿们闲无事去放风琴。
|
|
手拿一支蔑扎的,
|
|
纸糊的,花蝴蝶,飞蝴蝶,
|
|
蝴蝶儿上面画美人图,
|
|
放,放风琴(哪)去散心。
|
|
(哪哈哪哈依嗬咳),
|
|
哪 哈依嗬咳嗬咳,
|
|
哪 哈依嗬咳嗬咳,
|
|
哪 哈依嗬咳嗬咳,
|
|
放风琴は凧揚げことです。
同じメロディーを繰り返すところは、「凧凧揚がれ!天まで揚がれ!」と日本語の掛け声もぴったりです。凧が天高く揚がり空中で静止するところは、休止符が上手く生きていて、聞いているだけで、こちらも凧揚げをしている気分になります。
|
|
|
|
dagula |
内蒙古 |
|
一 |
二 |
三 |
赶上我们矫健的马群哟,
迎着阳光走向远方,
日仑花随风吐露着芳香,
日仑花随风吐露着芳香,
|
清清的河水明又亮哟,
象条银带飘向远方,
心中怀念着我的达古拉哟,
她的情意比流水还长。
|
雪白的羊群在滚动哟,
象那浮云怀抱着山梁,
草原上所有爱劳动的姑娘
没有一个比她还强。
|
|
|
日本語歌詞 けんさん |
太陽に走れ メンコイ子馬
陽炎燃える丘
走れ 飛べ飛べ 風より早く
向日葵咲く 野原
|
清らに注ぐ 雪融け水よ
朝靄の小川
流れ 満たせよ 大草原を
地平の果てまで
|
ま白に遊ぶ 羊の群れよ
雲湧く雪の嶺
響け 牧童の 角笛
山並み 遠く越え
|
|
|
达古拉は人名ですが、何か(良い物、例えば婿さんなど)を引っぱって来ると言う意味があります。
曲も歌詞も、明るくスマートです。
|
|
|
|
|
登高山望远方哎,
田里谷米黄哎,
河水向东流,
炊烟在飘荡,
我要歌唱这美丽的家乡哎!
|
貴州の少数民族苗族の民謡です。貴州は険しい山岳地帯が多く、漢民族以外に12の少数民族が住んでいます。この曲は題名通り、美しい故郷賛歌です。
高い山から見下ろした、豊かな渓谷。立ち上る炊飯の煙、平和の賛歌でもあります。
仁徳天皇の御詠「高き屋にのぼりて見れば 煙たつ民の竈(かまど)はにぎはひにけり」の風景でしょうか。
苗族は刺繍が巧みで、「糸の魔術師」と言われ、その民族衣装は芸術品です。 |
|
|
|
|
|
|
|
道拉基道拉基道拉基, |
道拉基道拉基道拉基, |
道拉基道拉基道拉基, |
白白的桔梗哟长满山野; |
白白的桔梗哟长满山野; |
白白的桔梗哟长满山野; |
只要挖出一两棵, |
挖出桔梗装在筐里, |
你借口去挖桔梗, |
就可以装满我的小菜筐里, |
挖出给儒仪用裙包, |
其实到情郎坟上去鲜花, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎嘿哎嘿唷, |
哎咳唷, |
哎咳唷, |
哎咳唷, |
你呀叫我多难过, |
你呀叫我多难过, |
你呀叫我多难过, |
因为你长的地方叫我多难过挖。 |
因为你长的地方叫我多难过挖。 |
因为你长的地方叫我多难过挖。 |
|
|
|
|
道拉基(トラジ)は桔梗のこと。根は食用にします。
この曲のクライマックスは、次の一節です。
你借口去挖桔梗,貴女が桔梗を掘りに行くのは口実で
其实到情郎坟上去鲜花,本当はあの人のお墓に花を捧げに行くのですね
亡き恋人を偲ぶ、悲しい曲です。 |
|
|
|
|
|
前奏6小節 |
|
. . |
风吹这杨柳么唰啦啦啦啦啦啦, |
|
|
小河里流水这哗啦啦啦啦啦啦, |
|
|
谁家的媳妇她走呀走的忙呀, |
|
|
原来她回娘家。 |
|
|
原来她回娘家。 |
|
|
头戴一朵花, |
|
|
胭脂和香粉她的脸上擦, |
|
|
左手一只鸡, |
|
|
右手一只鸭, |
|
|
身上还背着一个胖娃娃呀 |
|
|
衣呀衣得儿喂! |
|
|
|
|
|
一片乌云来, |
|
|
一阵风儿刮, |
|
|
眼看着山中就要把雨下, |
|
|
躲又没处躲, |
|
|
藏也没处藏, |
|
|
豆大的雨点往我身上打呀 |
|
|
衣呀衣得儿喂! |
|
|
|
|
|
淋湿了大红袄, |
|
|
吹落了一支花, |
|
|
胭脂和花粉变成红泥巴, |
|
|
飞了一只鸡, |
|
|
跑了一只鸭, |
|
|
吓坏了背后的小娃娃呀 |
|
|
衣呀衣得儿喂! |
|
|
唉唉! |
|
|
我怎么去见我的妈。 |
|
|
|
|
|
中国語で娘は母親のこと。回娘家は里帰りのことです。
着飾って里帰りの途中、にわか雨にあい服はびしょ濡れ、化粧は落ちる、土産に下げていた家鴨と鶏には逃げられる、背中の子は泣き出すというコミカルな曲です。それでいて何処となく、不思議な哀愁が漂います。
|
|
|
|
|
|
|
|
春天列格叫呀(哈咳)?
春天斑鸠叫呀(哈咳),
斑鸠(里格)叫(咧)起实在(里格)叫得好哇,
( 呀 子 哟),
你在那边叫哟(哈咳),
我在这边叫哟(哈咳),
斑鸠(里格)叫(咧)起叽里咕噜咕噜叽里,
叫得那个桃花开哟(哈咳),
叫得那个桃花笑哟(哈咳),
桃子那个花儿开实在(里格)真漂亮呀,
咿呀哈哈咳。
春天列格叫呀(哈咳)?
春天杜鹘叫呀(哈咳),
杜鹘(里格)叫(咧)起实在(里格)叫得好哇,
( 呀 子 哟)
我在山下听呀(哈咳),
我在山下听呀(哈咳),
杜鹘(里格)叫(咧)起咕咕咕咕咕咕咕咕,
叫得那个茶山青哟(哈咳),
叫得那个杜鹘花儿开哟(哈咳),
杜鹘那个花儿开实在(里格)真漂亮呀,
咿呀哈哈咳。
春天列格叫呀(哈咳)?
春天蛤蟆叫呀(哈咳),
蛤蟆(里格)叫(咧)起实在(里格)真热闹哇,
( 呀 子 哟),
叫得蝴蝶满园飞哟(哈咳),
叫蜜蜂采花来呀(哈咳),
蛤蟆(里格)叫(咧)起哥咯国国哥咯国国,
叫得那边下田忙哟(哈咳),
叫得这边忙插秧哟(哈咳),
蛤蟆那个叫(咧)起叫得(里格)真热闹呀,
咿呀哈哈咳。
|
|
|
題名にある斑鸠は、キジバトのことです。
江西省の緯度は九州南端より南、比較的温暖な地方です。
この曲は、この地方の春を謳歌したものです。
桃花 桃の花
杜鹘 カッコウ
茶山 茶畑
花儿 色々な花
蛤蟆 蝦蟇蛙
蝴蝶 蝶々
蜜蜂 蜜蜂
插秧 田植え
歌詞の中に、春を彩る風物が沢山賑やかに登場します。
中国は、太陰暦も「農暦」とよんで太陽暦と併用しています。
内陸部とはいえ春は早く、日本より少し早い田植えは、晩春の風物となるのでしょう |
|
|
|
|
|
|
一(前奏6小節) |
二(前奏6小節) |
朵妹妹的个大门上浪三浪,
|
听说我的个朵妹妹病哈了,
|
心儿里跳得慌呀, |
阿哥哈莫急坏呀, |
想看我的个朵妹妹的毫模样呀 |
你上了些冰糖者看你来呀 |
妹妹的山丹红花开呀。 |
妹妹的山丹红花开呀。 |
|
|
三(前奏6小節) |
四(前奏6小節) |
听说我的个朵妹妹病哈了, |
我把你哈心疼者你我哈爱, |
阿哥哈莫急坏呀, |
生死么不分开呀, |
你上了些冰糖者看你来呀 |
一天我你哈三趟着看你来呀 |
妹妹的山丹红花开呀。 |
妹妹的山丹红花开呀。 |
|
寧夏省は西安の西北に位置し、全省が回教の自治区です。
この曲も、なんとなくコーランに聞こえるのはその所為でしょうか。
山丹はヒメユリ。妹は姉妹の(いもうと)の意味が本来ですが、女の子とかここでは恋人として使われています。
歌詞(你上了些冰糖者看你来呀)の中にある冰糖は氷砂糖のことです。100%炭水化物で高熱にも変質しにくいこの食べ物は、砂漠の民にとって貴重な携行食品でした。この一節は、これを持って病になった恋人を見舞う情景です。
|
|
|
|
|
一
|
二
|
哎!月亮出来亮汪汪, |
哎!月亮出来照半坡, |
亮汪汪,想起我的哥哥在深山; |
望见月亮想起我的阿哥! |
哥象月亮天上走 |
一阵清风吹山坡, |
天上走, |
吹山坡, |
哥啊!哥啊!哥啊! |
哥啊!哥啊!哥啊! |
山下小河淌水清悠悠。 |
你可听见阿妹叫阿哥? |
|
|
|
雲南省は中国西南部。ほぼ日本全土に匹敵する37万平方キロの全土が、ベトナム、ラオス、ミャンマーと国境を接する深い山岳地帯と高原地帯です。少数民族も多く22の民族が住んでいます。
歌詞の大意は、山の端に出る月を見て深山の恋人を想っています。
(哥象月亮天上走)「恋人は月のように天に昇った」という一節は、あるいは恋人はこの世の人でないのでしょうか。恋人を切なく呼ぶ女の声が谷間に響く、という句で終わっています。 |
|
|
|
|
|
一 |
二 |
|
我们的祖国花园,
花园里花朵真鲜艳。
和暖的阳光照耀着我们,
每个人脸上都笑开颜。
娃哈哈娃哈哈
每个人脸上都笑开颜。
娃哈哈娃哈哈
每个人脸上都笑开颜。
|
我们的小伙都健壮,
勤劳的姑娘又漂亮。
建设祖国建立功勋,
胸前的奖章闪金光。
娃哈哈娃哈哈
胸前的奖章闪金光。
娃哈哈娃哈哈
胸前的奖章闪金光。
|
|
|
日本語歌詞 けんさん
|
|
窓を開ければ 花一杯
ラ ラララリ ララリ ラ
お日様きらきら 花が一杯
みんなの笑顔も花一杯
ワッハッハ(それ) ワッハッハ(それ)
みんなの笑顔も花一杯
ワッハッハ(それ) ワッハッハ(それ)
みんなの笑顔も花一杯
|
若者達が踊りだす
ラ ラララリ ララリ ラ
年寄り達も踊りだす
みんなも手をとり踊りだす
ワッハッハ(それ) ワッハッハ(それ)
みんなも手をとり踊りだす
ワッハッハ(それ) ワッハッハ(それ)
みんなも手をとり踊りだす |
|
|
娃哈哈はまさに「ワッハッハ」。歌と踊りの砂漠の民族にぴったりの、笑いながら踊りだしたくなる曲です。 |
|
|
|
|
|
|
歌詞大意 |
|
一更月亮照山腰, |
夜更けの山の端に月が上る |
|
年轻小妹象花苞, |
若く莟みのように美しい恋人よ |
|
想念你呀想得花开又花落, |
思えば花開き花落ちるやるせなさ |
|
见了小妹妹呀无话说。 |
会えば物も言えない |
|
闷在肚里不说心又焦, |
物を言わないと心が焦がれる |
|
说了又觉脸发烧! |
物を言うと顔が火照る |
|
今世不能成双又成对 |
この世では添い遂げることができないのだろうか |
|
一生看见花枝想小妹。 |
一生花を見続けて終わるのだろうか |
|
|
|
白族は雲南省大理市に住む少数民族。人口約160万人。
独自の文字と文化を持ち、白い盥のように大きな帽子を被る民族衣装に特徴があります。
|
|
|
|
xizangqingge |
|
西蔵 |
|
我走在高山顶上,
遇着一个年轻美丽的小姑娘,
姑娘要不答应我的话,
我就一个人(哪)
独自(个儿)彷徨。 |
歌詞大意
山で思いがけずも、若くて奇麗な女の子に遭いました。
どうか私の想いを聞き届けて頂けないでしょうか。
もし思いが叶わないなら
私は一人で寂しく彷徨っています。 |
|
|
|
|
caichabudie |
福建省 |
|
一 |
二 |
三 |
四 |
正月算来闹匆匆,
家家户户点灯红,
茶女翻身做主人,
感谢共产党大恩人。
茶女翻身做主人,
感谢共产党大恩人。 |
感谢共产党大恩人。
毛主席领导真英明,
帮助茶山来恢复,
给咱生活得安宁。
茶山一恢复,
给咱生活得安宁。 |
三月算来是清明,
政府对咱真照顾,
借肥贷款整家私,
发展生产有前途,
贷款整家私,
发展生产有前途, |
四月算来日头长,
当今不比往旧时,
积极种作来互助,
自种自收免受苦。
积极种作,
自种自收免受苦。 |
|
|
|
|
|
歌詞は、毛沢東主席が出てきますから新しい物でしょう。
曲は多分古いものだと思います。
茶摘の労働に従事しながら歌う歌として、その時代時代で即興的に歌詞はついたのでしょうか。
|
|
|
|
caichaunnan |
雲南省
|
|
|
正月(我们是)采(呀哈)茶是新(呀哈啊哈)年,
姊姊妹妹到山前(那哈啊哈啊),
社员(那个)闹啊(哈啊)闹生(呀哈啊哈)产,
革命于劲冲云天(哪哈啊哈啊)。
三月(我们是)采(呀)茶茶叶(呀啊哈)青(那)茶山面貌日日新(那哈),
携手(那个)并(呀哈)肩向前(呀啊哈)进(那),
党中央和我们心连心(那哈啊哈啊)。
|
|
同じ茶摘歌ですが、雲南省の物です。
リズミカルな踊りの曲みたいです。 |
|
|
|
muge |
蒙古民族 |
|
|
蓝蓝的天空上飘着那白云,
白云的下面盖着雪白的羊群。 |
|
|
歌詞大意
真青な空に浮かぶ白雲
白雲の下に群れる雪のような羊の群れ |
|
曲は大草原の中を風に乗って吹き渡る角笛。まさに牧歌です。 |
|
|
|
sungali |
|
|
|
張 寒輝 作詞作曲 |
訳詞 山崎 献 |
松花江はハルピン近郊を流れる川。黒龍江(ロシア語でアムール川)の支流。支流とはいえ、1500トンの船が航行します。
満州語ではスンガリー(天の川の意)と呼ばれます。 この歌は、抗日戦争の最中に作られた軍歌。曲も詩も、軍歌とは思えないほど美しい。敢えて民謡集に加えさせて頂きました。
映画「東方紅」の主題歌にもなったことがあります。
訳詞は元の意味を損なわない程度に、日本語で歌い易いよう、少し替えました。
お許しを。
|
スンガリー、我が故郷の川 |
我的家在东北松花江上
|
森は光満ち |
那里有森林煤矿
|
畑は果てしなく大豆高粱 |
还有那满山边野的大豆高粱
|
スンガリー、我が同胞の土地 |
我的家在东北松花江上
|
懐かし父母 嗚呼 如何に過ごしおわす |
那里有我的同胞还有那衰老的爹娘
|
九一八 九一八 |
九一八 九一八 |
火筒の木霊響き |
从那个悲惨的时候
|
九一八 九一八 |
九一八 九一八 |
悲しい別れの調べ |
从那个悲惨的时候
|
故郷を追われ |
脱离了我的家乡
|
奪われし宝庫 |
抛弃那无尽的宝藏
|
流れ 流れ |
流浪
流浪
|
夕陽の荒野を彷徨う |
整日价在关内
|
流れ |
流浪
|
いつの日 |
哪年哪月
|
帰らん我が懐かし故郷 |
才能够回到我那可爱的家乡
|
いつの日 |
哪年哪月
|
戻らん我があのスンガリー |
才能够收回我那无尽的宝藏
|
おっとうよ! おっかあよ! |
爹娘啊
爹娘啊
|
いつの日共に語らん |
甚麼時候才能歓聚在一堂 |
|
|
|
|
|
中国概略地図 |
|
中国を自転車で旅行したりしながら、中国で暮らしています。
よろしければ、こちらもご覧下さい。
けんさんの中国ぶらぶら
|