新聞福祉情報日本編
日本の新聞による福祉記事の紹介です。
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2003年10月13日更新
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神奈川新聞ホームページよりユニネット

だるまの「目入れ」波紋 視覚障害者団体「差別、偏見を助長」 九州 候補者らに戸惑いも

 選挙の縁起物「だるま」が、四月の統一地方選を前に波紋を広げている。視覚障害者が「障害に対する差別や偏見を助長しかねない」と出陣式などでだるまの使用を見直すよう申し入れ、各政党本部も理解を示したためだ。だが、当選を祝ってだるまの片目に目をかき込むのは、多くの陣営が古くから選挙で行っている「伝統行事」。“保守王国”九州の一部の候補者は「縁起物として根づいているし…」と戸惑っている。

 申し入れをしたのは静岡県視覚障害者協会の萩原善次郎名誉会長。一月末、支援者らとともに主要政党の国会議員を回り「無意識にやっていることが、障害者への配慮を欠く精神風土の形成につながっている」と訴えた。各党とも「検討したい」(自民幹部)「気持ちは分かる」(民主幹部)などと回答した。

 だるまの「目入れ」については二十年ほど前も視覚障害者団体が自粛を申し入れており、目入れを取りやめる陣営が増えている。

 一月の北九州市長選で当選した現職陣営は「最初からだるまを使わなかった」。

 自民党本部では国政選挙のたびに大きなだるまを購入しているが「五年ほど前、当時の橋本龍太郎総裁がだるまの目入れを嫌って以来、目入れそのものはやっていない」(同党選挙対策委員会)という。


 だが、地方の対応は「各候補者の判断に任せる」(自民党福岡県連)など、中央の判断とは温度差があり、四月の佐賀県知事選に立候補を表明した新人陣営が「すでにだるま一式を注文した」など縁起物として今も定着。

 福岡県知事選に立候補を表明した現職の後援会関係者も「だるまについて特に対応は話し合っていない」と戸惑い気味だ。

 統一地方選ごとに一大生産地の群馬県高崎市から百―二百個のだるまを仕入れる福岡県久留米市の玩具メーカーは「扱う個数は少しずつ減っている。不況の影響で、最近はリースですませている候補者もいる」とぼやいている。

     
 ▼ワードBOX=だるまの目入れ

 達磨(だるま)大師を本尊とする少林山達磨寺(群馬県高崎市)によると、江戸時代、水ぼうそうの魔よけとして、だるまの人形を贈ることが江戸庶民の間ではやった。養蚕業の盛んな群馬にこの習慣が伝わると、カイコの脱皮を「起きる」と言ったことから「七転び八起き」のだるまが縁起物として好まれ、片目だけ描いて願を懸け、良い繭が採れるともう一方の目に墨を入れて祝う習慣が養蚕農家の間で始まり、やがて「願懸け」の風習として全国に広まったという。(西日本新聞)
[2月12日14時46分更新]
西日本新聞ホームページより

<障害者虐待>布団はがされ、尻スリッパで 鹿児島・元女性園生

 鹿児島県串良(くしら)町の知的障害者更生施設「みひかり園」(坂元続(つづく)園長)で園生への虐待が長年続いていたとされる疑惑で、かつて入所していた女性が家族同席で毎日新聞の取材に応じ、指導員から暴力を振るわれた体験を語った。女性は家族にも話さなかった記憶を口にすると、悔しさに目を潤ませた。

 数年前、入園したばかりの夜中だった。女性は、トイレに行かせるため起こしに来た指導員に布団をはがされ、スリッパで尻をぶたれた。「そんな起こし方があるのか」と指導員の腕を数回たたくと、別の50代の男性指導員が部屋に呼ばれた。襟の後ろをつかまれて声を上げると、男性指導員は言い放った。「苦しくてもよかたいが(構わない)」。食堂へと引きずられていくうち寝間着は破れ、ボタンがちぎれた。

 食堂で男性指導員は正座を命じた上、数え切れないほど手を上げた。「頭のてっぺんをグー(げんこつ)で思いっきりたたいてなあ、わっつ(とても)痛かった。足げりにもされた」。話しているうちに女性の目は真っ赤になり、暴行された場面では声が震えた。

 女性はスラスラとは話せないが、周囲とコミュニケーションを取る能力は十分にある。だが、盆暮れに帰省しても、家族に打ち明けたことはなかった。

 みひかり園で開かれた保護者会の臨時総会の模様が21日、地元テレビで流れた。会見で、虐待を否定する坂元ミツ子副園長(71)の姿に、女性は「よくそんなことが言える」と怒りがこみ上げた。

 元園生の家族は「黙っていた苦しさを思うとつらい。園の生活をもっと聞いてあげればよかった」と悔しさをにじませる。暴行したとされる男性指導員は既に退職している。毎日新聞の取材には「身に覚えがありません」と話している。 【障害者虐待問題取材班】(毎日新聞)
[2月23日9時0分更新]


聴覚障害者向け胃のX線検査システム開発 日立と昭和大

聴覚障害者向け新システムの画面
日立製作所などが開発した聴覚障害者向け新システムの画面。手話(右の女性の動き)と文字などで検査技師の指示を伝える

 日立製作所の中央研究所と昭和大学は、聴覚障害者向けに胃のエックス線検査システムを開発した。受診者の顔のそばに3枚の画面を置き、通常は検査技師が別室から音声で伝える指示を、文字とアニメーションの女性が行う手話などで伝える。聴覚障害者だけでなく高齢者にも便利なシステムのため需要は高いと見ており、4月中旬に実用実験を行うなどして初の製品化を目指す。

 新システムでは、別室にいる検査技師が専用パネルを操作して受診者への指示を出す。システムには、日立が開発した手話アニメーションのソフトウエアが組み込まれており、文字と手話とイラストによる指示が画面に表示される。「バリウムを飲む」「右腰を上げる」「息を止める」など44通りの指示ができる。

 胃のエックス線検査は、別室から音声による細かな指示が必要なため、検査の中でも聴覚障害者の受診が最も難しいという。厚生労働省によると、国内の聴覚障害者は01年6月現在で約30万人いる。関係者の間では、障害者手帳が交付されていない難聴者も含めると数百万人にのぼると見られている。日立などは今後、医師による新システムの検証を行い、実用化を目指す。

(03/25 07:32)
朝日新聞ホームページ経済面より
通りがかりの男に路上に投げつけられ4歳男児重体

 28日午後4時10分ごろ、名古屋市北区上飯田東町で、同区上飯田北町、警備員小原勝郎さん(62)の長男貴之ちゃん(4)が、通りがかった男にいきなり路上に投げつけられた。貴之ちゃんは病院に運ばれたが、頭の骨を折り意識不明の重体。

 愛知県警北署の調べによると、貴之ちゃんを投げつけたのは、同市内の無職男(23)。

 貴之ちゃんは通っている保育園から、迎えにきた勝郎さんと一緒に帰宅する途中だった。男は無言で頭上に抱え上げて、道路に投げ下ろした。勝郎さんと男は面識はないという。

 北署ではいったん男の身柄を確保したが、調べに対しわけのわからないことを話し、重度の知的障害者であることを示す手帳を所持していたため、中村区内の病院に検査入院させた。(読売新聞)


盲・ろう・養護学校を「特別支援学校」へ 文科省が提言

 身体障害やLD(学習障害)など、教育上の配慮が必要な子どもたちに対する学校教育のあり方を検討してきた文部科学省の調査研究協力者会議(座長・小林登東大名誉教授)が28日、最終報告をまとめた。障害の種類にとらわれない「特別支援学校」の創設や、通常学級に在籍しながら必要な時間だけ特別な指導を受けられる制度の必要性を提言している。

 現在は盲・ろう・養護学校を軸に、子どもの障害の種類や程度に応じて「特殊教育」が行われている。報告書は、特殊教育の対象となる障害に加え、LDやADHD(注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症なども対象に含めた「特別支援教育」への転換を唱えた。

 そのうえで、一人ひとりのニーズを把握して「個別の教育支援計画」をつくる▽福祉、病院など関係機関との連絡調整役として「特別支援教育コーディネーター」を学校に置く▽盲・ろう・養護学校を改めて「特別支援学校」を創設する▽通常の学級に在籍しながら特別な指導を必要に応じて受けるための「特別支援教室」を学校に置く――といった提案をした。

 文科省は今後、報告内容の実現に向けた準備を進める。中央教育審議会での審議を経たうえで、来年の通常国会にも実施に必要な法改正を行いたい考えだ。 (03/28) 朝日新聞

ヘルパーさんが視覚障害の方を誘導中に
交通事故死

残念な事故が起きてしまいました。酒気帯び運転者の交通事故とのことでサポート技術とかの以前の問題で残念です。安全な飛行機が墜落するように事故は確率的にどうしてもおきてしまいます。
余談ですが一番気をつけなくてはならないのが温泉。「すべりやすい」上に「床が岩」だからです。

サイドミラーが頭直撃 全盲者の付き添い女性死亡


 29日午後4時45分ごろ、兵庫県明石市新明町の県道で、近くに住む全盲の女性(49)の手を引いて歩いていたボランティアの明石市中崎、桂田訓仁子さん(58)の頭部を後ろから来たワゴン車のサイドミラーが直撃した。
 桂田さんは病院に運ばれたが、急性くも膜下出血で死亡。全盲の女性も転倒して右肩に軽いけがを負った。
 ワゴン車を運転していた男から呼気1リットル中0.3ミリリットルのアルコールが検出されたため、明石署は道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕し、業務上過失致死傷容疑でも調べている。
 逮捕されたのは神戸市西区玉津町出合、土木作業員橋本太造容疑者(30)。
 調べでは、橋本容疑者は自宅で焼酎を数杯飲んだ後、友人と現場近くの海岸で遊んで帰宅する途中で「対向車に気を取られ、ぶつかった」と供述しているという。(共同通信)

<ボランティア事故死>外出介助中、ワゴン車にはねられ 兵庫

 29日午後4時45分ごろ、兵庫県明石市新明町の県道で、全盲で白いつえを持っていた同市岬町、無職、小林三津子さん(49)と外出介助をしていたボランティアの同市中崎2、主婦、桂田訓仁子さん(58)が、後ろから来た神戸市西区玉津町出合、土木作業員、橋本太造容疑者(30)運転のワゴン車にはねられた。桂田さんは頭を強打し、間もなく死亡。小林さんも肩に軽傷を負った。

 県警明石署は橋本容疑者の呼気からアルコール分が検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑の現行犯で逮捕した。

 調べでは、現場は幅約5.5メートルの道路で、白線がしかれて路側帯があったが、ガードレールなどはなかった。桂田さんは小林さんの散歩の付き添いをしていたという。道路左側を桂田さんは左手で小林さんの右手を握り、横に並んで誘導していた。

 橋本容疑者は、調べに対し「自宅で焼酎数杯を飲んだ後、明石の海岸へ出掛けビールを1缶開けて、帰る途中だった。対向車とすれ違う時に、誤ってはねてしまった」などと供述したという。

 視覚障害者が被害者となった交通事故では、01年4月、大阪市内の市道で国内外の長距離走で活躍していた視覚障害者の夫婦が、後から来たワゴン車にはねられ死亡した事故などがある。(毎日新聞)

障害者付き添いのボランティア、車にはねられ死亡

 29日午後4時45分ごろ、兵庫県明石市新明町の県道で、同市内の視覚障害者の女性(49)に付き添っていたボランティアの同市中崎、無職桂田訓仁子さん(58)が、神戸市西区玉津町出合、土木作業員橋本太造容疑者(30)運転のワゴン車にはねられ、頭を強く打って約2時間半後に死亡した。視覚障害者の女性も転倒し、肩などに軽いけが。

 明石署は、呼気1リットル中0・3ミリ・グラムのアルコール分が検出された橋本容疑者を道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

 調べによると、桂田さんはNPO法人「とも杖」(明石市)のメンバーで、散歩の手助けのため派遣されていた。橋本容疑者は昼ごろ、自宅で焼酎の水割りを数杯飲んだ後、車で明石市内の海岸に行き、缶ビール1本を飲んだ帰りだったという。(読売新聞)
2003年10月5日更新
リフトカーより転落死
朝日新聞ホームページより

職員1人で操作 リフトから車いす転落

 繰り返す事故の教訓は生かされなかった。堀之内町の特別養護老人ホーム「うかじ園」で4日、送迎車のリフトから男性(74)が車いすごと転落し死亡した。県内では昨年、お年寄りが車いすや入浴用器具から転落死する事故が相次ぎ、多くの施設がマニュアルの見直しなどを進めていた。同園は「リフト操作時の細かなマニュアルは定めていなかった」という。

 同園によると、事故当時は女性職員が1人でリフトに同乗し操作していた。リフトには転落を防止するために高さ約15センチのストッパーがあったが、はずれていた。職員は「ストッパー装着を確認したが、動き始めたらはずれていた」と話しているという。

 県内のあるデイサービスセンターでは、リフト昇降時は2人以上で操作することを定めているという。同センターの職員は「昨年県内で相次いだ事故を受けてマニュアルを検証した。お年寄りが急に動くこともあり、1人では対処できない」と話す。

 うかじ園では今後、マニュアルの検証と見直しを進めるという。
2003年12月15日更新
朝日新聞社説「養護施設」
***養護施設とは親の虐待など事情により家庭で生活を送れなくなった子供たちが暮らす福祉施設のことです。

■養護施設――地域とつながる好機に

 さまざまな事情で親もとで暮らせなくなった子どもたちが生活している児童養護施設が大きく変わる。 
社会保障審議会の「社会的養護のあり方に関する専門委員会」の報告を受けて、厚生労働省が大規模な施設から、子ども6人程度のグループホームや里親など家庭的な養育に転換する方針を打ち出した。 
欧米先進国ではすでに大規模施設ではなく、里親やグループホームが主流になっている。これら の国々から20年以上も遅れたとはいえ、子どもの人権という視点に立って、戦後半世紀ぶりに施設が生まれ変わることを歓迎したい。
 現在、全国550の施設で約3万人の子どもたちが暮らしている。1施設平均60人の集団生活だ。
 死別であれ、生別であれ、親たちの愛情に包まれながら成長していくことがかなわないのは、それだけでどんなに深い悲しみだろう。そのうえ、半数は親からの虐待を受けて心身に傷を負っている。
 そうした子どもたちを少ない職員が数十人単位で見守るのは容易ではない。なかには気持ちの伝え方がわからず、ほかの子や職員に暴力をふるう子どももいる。
 少人数のグループホームなら職員と子どもの間に親密な関係を築きやすい。一人ひとり個別に目が届く。子どもたちは家庭に近い場で心の傷を癒やし、社会性や生活技術を身につける。近所の人たちともつきあいながら自立に備えることができる。 
 この改革の成否は必要な人手と予算をかけられるかどうかにかかっている。施設の子どもたちに順次、地域のグループホームに移ってもらうにしても、何十年もかけたのでは意味がない。毎年の目標値を掲げ、予算を用意し、着実に進めてほしい。
 その際、最優先で考えなければならないのは専門的な知識と技量を備えた質の高い職員を十分確保することだ。職員に過重な負担がかかれば、施設の形態が変わっても子どもたちに良い環境を保障することはむずかしい。理想と現実のはざまで燃え尽き辞めていく職員も後を絶たないだろう。
 厚労省が、大規模施設の運営者にグループホームを営むだけでなく、地域の里親や一般家庭の子育ても支援するよう求めているのは注目に値する。
  母親の入院や育児疲れなどのときに子どもを一時的に預かるショートステイや、24時間対応できる施設の特性を生かして夜間や休日に預かるサービスをおこなって、地域に貢献している施設も現れている。
 全国550の施設は、勇気をもって改革に立ち向かい、期待に応えてほしい。地域社会と交流し つながりを強めることは施設側の願いでもあるはずだ。
 児童養護施設が長い時間をかけて培った専門家集団としての知識や経験を地域のために生かすよう努力するなら、住民も施設への共感と支援を惜しまないだろう。


2004年1月19日追加
 今日の読売新聞に社会面でなく、教育面に素晴らしい記事が掲載させたので紹介させていただきます。青柳さんをヤフーで検索すると実際に講師せれている姿やスキープレーとしての一面も紹介されてます。時間があったら、ぜひ、検索してみてください。

読売新聞 教育面 取材帳 記事
 全盲の筑波大学大学院生の青柳まゆみさん(29)が姿を現すと、どんな教室もたいがい水を打ったように静まりかえる。子供たちの好奇心むき出しの目。それを全身で受け止めながら、講師役の青柳さんはいつもこう切り出す。「昨日何のテレビ見た?」
 思いがけない問いに、子供たちは戸惑いながらもアニメやお笑い番組のタイトルを口にする。すると、「あーそれ、私も見た。結構、笑えたよね」。目の見えない人が、同じテレビを「見て」、楽しかったという意外な事実に、子供たちは衝撃を受ける。登場人物の声や効果音のおかげで十分、テレビは楽しめる。「見えなくても、みんなと一緒なんだよ」と、青柳さんは強調する。
 生活の中での「共有感」は、互いの距離を縮めてくれる。障害者を特別視させず知ってもらうには、欠かせない要素なのだそうだ。その上で、「速報などの文字情報はお手上げ」と、見えない不便さもきちんと伝える。「障害者理解」を専門とする青柳さんの実践は、説得力がある。
 総合学習に、障害者が講師として学校に招かれるケースが増えた。障害を負った経緯や苦労、人一倍努力した話が疲労される。子供たちが感じ、学ぶことは多いが、「特別な人」「大変そう」という、従来の障害者観から抜け出せずに終わる場合もある。「みんな一緒」。このメッセージが届いてこそ、心のバリアは取り除かれる。
ヤフー「青柳まゆみさん」へリンク
2006年11月30日更新
 10月4日山梨日日新聞に「自立支援法がはじまり、知的、身体障害者施設の収入が大幅減」という記事が載りました。県の発表とのことですが、書いた記者さんが法律を理解していないのか、とんでもない内容になっています。
内容は 見出し→「知的、「身体障害者施設」4−6月期 平均収入5900万円減少
  障害者自立支援法施行に伴い、知的障害、身体障害者福祉施設も4−6月の平均収入(10億8千百万円)が前年同期を5千9百万円下回ったことが、3日、県の調査でわかった。特に身体障害者施設で減少幅が大きかった。県は同法施行による支払方法の変更やサービス単価の低下が影響していると分析している

 調査は県内の36施設からのアンケートでの解答
 身体障害者通所施設(8施設)が13%減、知的障害者施設(14施設)が7%減、知的障害者入所施設(14施設)が6%減、身体障害者入所施設(6施設)1%減

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 県は支援費の支給している額を知っているのになぜ、アンケート形式にしたのが。ここが根本的におかしく、この記事では3ヶ月の施設ごとの平均収入が10億8千万円でそれぞれが5900万円なように感じられてもおかしくない内容になっています。当たり前ですが年間40億ももらえるわけはなく、だいたい入所施設だと1日2万円なので月60万円で計算しても着き全体で月3億円も少ない気がします。
 これを計算した県の職員や記者さんがもしかしたら知識がないのかなと感じるのが、「障害者自立支援法」の居宅部門は4月から始まりましたが、「入所施設」は10月からでしかも猶予期間が5年も設定されている上、ほとんどの施設では今のままで光熱費の自己負担分と利用料を払えば、それほど違いはないはずです。がくんと下がるのは「移行」と言われる新制度の基準にうつるときで、数字はもう発表されています。その数字を知っていれば、すぐに数字がおかしいということはわかることで、なぜ新聞記事になってしまったか、疑問です。施設ごとにもっと詳しい内容(今の支援体制)を載せ、計算式をきちんと載せないとおかしいです。(←収入に光熱費や食費などは入れてないかなど。)
 収入減の原因のひとつに県の福祉課が事業を停止したのも含まれているため、首を傾げてもしまいます。
今度、機会があったら県の福祉課の方にでも聞いて見ます