さい帯血
CMで有名になったさい帯血です。赤ちゃんのへその緒などに含まれている血液などが他の方のために利用されています。

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2005年9月22日更新
2005年8月21日毎日新聞「みんなの広場」より
「さい帯血移植への期待」
 2003年12月14日、孫が1歳4ヶ月で急性リンパ性白血病と診断された。多量のステロイド抗がん剤の治療を受け、そして骨髄移植が必要となった。骨髄バンクでドナーを探したが、孫とHLA(ヒト白血球抗原)が適合する人がみつからなかった。その後、さい帯血バンクで適合するものがみつかり、昨年6月8日、京大病院で赤ちゃんのへその緒から採れる造血幹細胞を移植するさい帯血移植の手術をした。
 簡単に移植というが、命がけである。無事乗り越えたかと思い、ホッとしたのもつかの間、昨年12月10日再発、再び厳しい治療に入った。薬が効いて再移植が可能になり、今年2月28日、再度さい帯血移植をして、6月30日無事退院した。そして8月10日に3才の誕生日を迎えることができた。
 さい帯血移植はまだ研究途上、孫がうまくいけば1つの成果として評価されるだろう。そして、治療の副作用などが出ないことを祈っている。医学の進歩に期待する