点 字
「点字」を知ってもらうコーナーです。
「あいうるらえれりおろ」や「分かち書き」など基礎的なことはたくさんの方が作られてます。
ヤフー点字へ
韓国や他の国の点字など応用的なことを紹介させていただきます。
どの国の点字も基本はサイコロの6なので簡単です。
2003/3/20
韓国点字図書館へリンク
韓国の点字図書館のページが見つかりました。日本語のページもありますが韓国語のフォントがなければいけない気がします。(「表示」-「エンコード」で韓国語を選択すると日本語で読めました)
残念なことに点字の一覧表は載ってないみたいです。
2004年2月3日更新
横浜で点字毎日展
 2004年2月21日より、横浜にある日本新聞博物館で「点字毎日展」を開催し、1922年に創刊された週刊の点字新聞「点字毎日」の82年のあゆみや、視覚障害者の情報ツールを紹介するとのことです。今度行って見ます。
2004年9月3日更新
ケンタッキーのドリンクのふたに点字を発見しました。「テイー」、「コーヒー」、「その他」の3種をレンジのそばにある円の凹凸で判別するみたいです。
 複雑で実用的には評価は厳しいんですが、すばらしいです。
 今日、初めて気づいたので9月から始まったのかもしれません。
2005年10月21日更新
 今日ほ朝日新聞に盲学校の小学生の方がお菓子会社の社長さんに宛てた投稿が掲載されたので紹介させていただきます。この原文は点字だったのでしょうか?カタカナや漢字が存在する上、「思いました」が「思いました」と「おもいました」の2とおりになっているので保護者様や学校の先生が墨字にして投稿したのか、朝日新聞の方が墨字にしたのかちょっと気になりました。どうせなら、点字の文のように全部ひらがなで分かち書きだったら、点字への理解の普及につながったのでベストだったような気がしました。
 「お菓子のパッケージ」への点字の実用化は薄い紙やビニールが素材の上、積み重ねて陳列されるので点字の凹凸の保持の点などより厳しいです。でも、どこかのパン屋さんでレジのときにパンの違いがわかるように点字シールを貼ってくれるお店があったような覚えがあります。お菓子のことまでは自分も気づいたことはなく、勉強になりました。
ごちゃごちゃ書きましたが、この投稿に対して、ホームページなどで何らかの形で答えてくださる下さるお菓子会社の社長さんがひとりぐらいは出てくるような期待を自分はしています。子ども製品の製造業者はいかに夢を与えるのかが命(生命線)なので、どこかの会社がたぶん反応する気がします。昔の投稿欄は駅での不便の点が載ると駅会社の偉い方がお詫びの投稿で返すことがよくありました。今回の文は力強いので1ヶ月以内にどこかのお菓子会社の社長さん(チョコレートの明治製菓?ガムのロッテ?)から返信の投稿があってもおかしくないです。


朝日新聞投稿欄「声」より
「お菓子の袋に点字をつけて」(小学生 9歳)
 ぼくは静岡県立沼津盲学校で勉強しています。国語の授業で、ちゅうとしつめいした大島健甫さん(リンクさせてあります)が書いた「手と心で読む(リンクさせてあります)」を勉強しました。点字について書かれていました。
 そのあとで、点字がついている商品をあつめました。「ばんそうこう」、「ねつれいきゃくシート」と書いてある箱がありました。けがをしたり、ぐあいが悪くなったりしたとき、とても助かると思いました。
 「ジャム」と書いたビンもありましたが、中身がわかるように、「イチゴ」か「ブルーベリー」とか書いてあると、うれしいとおもいました。ほかにも点字のついたしょうひんがたくさんあって、びっくりしました。
 でも、点字がついているおかしはとても少ないのです。だから買い物にいくと、お母さんに「これなあに?」と袋などを見せて聞きます。「チョコ」とか「ガム」とか書いてあれば自分でえらべます。
 おかしがいしゃのしゃちょうさん、お菓子の箱やふくろにも点字をつけて下さい。お願いします。


「点字がついているおかしはとても少ないのです」と書かれていますが、自分には「ない」ような気がします。「点字」ではなく「牛乳パック」のような「くぼみ」のことではないでしょうか?
2005年10月26日更新
「タッチカービング」
 今日、テレビを見ていたら、今度、結婚される紀宮様がお仕事で鳥の研究をしながら、お忍びで「タッチカービング」という視覚障害者の方が手で触ってどんな鳥なのかを理解するための木彫りの作家内山春雄さんののアトリエを訪れていたことが紹介されていました。 
 新しくできる博物館には触れる剥製の動物などユニバーサルデザイン(誰でも楽しめる)として視覚障害者の方にも楽しめる展示が存在することは知っていましたが、「タッチカービング」どころか、裏方として地道に作家活動を続けている方が存在すること自体も知らなかったです。すばらしい活動なので紹介させていただきます。

ヤフー「タッチカービング」へリンク
「内山春雄さん」紹介ページへリンク
ご本人のホームページみたいです
2006年1月19日更新
 韓国の1000ウォン札が新しくなるみたいです。お札といえば、視覚障害者の方が判別に利用するマーク(凸マーク)ですが、今までの四隅ではなく、横側の中央部分(人物の右側の1000の下の黒丸)に変わったみたいです。ただ、全部のお札が変わるのならともかく、これだけ旧札の識別部分を動かしてしまうのはミスジャッジで、しばらくの間は新旧のお札が使われるので、同じところに、同じ規格のをつけるべきでした。
 海外旅行に行く人がいると必ず余ったお札をもらい、識別マークを探します。どこの国のお札でも100%識別マークは存在します。
2006年11月12日更新
「さわる文字、さわる世界」 
 大阪の大きな博物館でユニバーサル展示を題材とした企画展が行われたみたいです。現在、新しく出来る博物館には何点かかならず、さりげなく存在し、そんなに珍しくない存在になりましたが、みんなを集めて展示するのははじめてでかなりすばらしいです。(展示品の作り方の紹介があったそうです)。残念なことに半年間の展示期間はは終了してしまった上、関東地方への巡回展の予定ないとのことです。もっと早く情報が入っていれば、甲府から大阪までは深夜バスがあり、行けたので後悔しています。

国立民族学博物館該当ホームページへリンク
2006年1月11日更新
 点字のおみくじが売られているとの記事を見つけました。大吉や中吉などそれぞれを打たなければいけないので採算を度外視してやっている気がします。すばらしいです。

変わり種おみくじ人気 各寺社で工夫「完売」続出

1月10日10時33分配信 琉球新報


変わり種おみくじ人気 各寺社で工夫「完売」続出

今年成田山福泉寺で初登場のドラえもんおみくじなどバラエティーに富んだおみくじ

 県内の初詣で参拝者の8割以上が引いているおみくじは、神社仏閣ごとに種類もいろいろ。定番のほか、「恋みくじ」や「こどもみくじ」、天然石、七福神などの縁起物入り、ドラえもんなどキャラクターものも登場。英文や視覚障害者のための点字おみくじもある。変わり種おみくじは人気が高く、多くの神社仏閣が8日までにほぼ完売した。 三が日で14万人が参拝した那覇市の波上宮ではおみくじ12万体を準備。外国人も多く普段から英文付きのおみくじを用意し、中国語のものも。
 波上宮では大吉が2―3割。残りは中吉、小吉、吉、末吉がほぼ均等に入り、千分の一の確率で凶がある。神職の辻信彦さん(41)は「凶はかえって強運。きちんと生活すれば、上り調子しかない。大吉は浮かれると運が下がる」と注意を促す。神社などによっては「正月早々、凶は引かせたくない」と凶を入れていない所も多い。
 沖宮(那覇市奥武山)では恋みくじ、こどもみくじなど、バリエーションを持たせ、一人でいくつものおみくじを引く人もいた。恋みくじが小吉だった中学1年生の太田浩貴君(13)=那覇市=は「彼女ができればいいなと思って引いたけど、ちょっと駄目かな。『いつかは来る日も』とあるので待ちたい」と話した。
 4種類のおみくじ約20万体を準備した護国神社()同は三が日で22万5千人が参拝。那覇市首里の安国寺は4年前から招き猫おみくじが好評。七色いずれかの小さな招き猫が入り、金は金運、緑は学業成就、ピンクは縁結びなど、色ごとに御利益がある。
 七種類のおみくじがある成田山福泉寺(中城村)は3年前から点字のおみくじも用意。執行(しゅぎょう)の忠岡照道さん(59)は「おみくじは難しく、いかめしいイメージがある。気持ちよくやってほしい」と話す。
 11万人が参拝した普天満宮(宜野湾市)のお守り付きの花みくじは元旦になくなった。

2007年6月2日更新
毎日新聞 余録:点字はもともと、軍隊の暗号として…

 点字はもともと、軍隊の暗号として生まれた。ナポレオン軍の砲兵士官、シャルル・バルビエが19世紀初め、文書の秘密を守り、夜間でも意味が伝わるよう考案した。これがパリ盲学校に採用されたことが、目の不自由な人の生活を変えることになる▲バルビエの点字は当初、1文字を11の点で表していたため読みにくかった。盲学校の生徒だったルイ・ブライユが改良に取り組み、現在使われる縦3個、横2列の6点点字を作り、世界に広まった▲日本に入ってきたのは1880年ごろ。東京盲唖(もうあ)学校で、ブライユ点字のアルファベットを仮名に置き換える作業に取り組んだ。三つの案から、教員の石川倉次案が採用され、1901年に「日本訓盲点字」として官報公示、国内でも普及していった▲世界でも例のない週刊点字新聞、点字毎日が誕生したのは22年。今月、創刊85周年を迎えた。点字は今や、点字ブロックだけでなく、お札の突起や駅の券売機、階段の手すり、缶入り飲料のふたと、気づきにくいところにまで応用されている。障害者とともに生きる社会が、それだけ広がったと思いたい▲今年1月には、出版6社などが協力し合って「てんじつき さわるえほん」が出版された。大阪の「てんやく絵本ふれあい文庫」代表、岩田美津子さんが「目の見える人も見えない人も一緒に楽しめる点字絵本の普及のために」と働きかけて実現。ライバル同士の協力によりコストも削れた▲軍事用の開発が民生転用され、開発者に巨額の利益をもたらした例は多い。ブライユが点字で大もうけしたという記録はないが、その功績が忘れられることはない。仏語で「ブライユ」、英語で「ブレイル」が点字を意味する言葉になっている。何よりの勲章だ。

毎日新聞 2007年5月14日 東京朝刊

2007年11月1日更新
 昨日、ブルドックソースの容器に点字が付いているのに気づきました。ホームページによるともう1年近く前から実施しているそうで、好奇心が旺盛な自分の探知機に引っかからずびっくりです。
 「ソース」という点字でどうせなら、中味がわかる表記があればもっとよかったのにと感じました。「ブルドックソース 点字」というワードで検索していたところ、点字サークルの方が集められた日常生活用品にある点字の画像集が見つかったので勝手にリンクさせていただきます。本当にすばらしいです。

ブルドックソースホームページへリンク
てんじきつつきホームページにリンク
2008年3月13日更新
毎日新聞に30年間点訳活動をされている方の投稿が載りましたので紹介させていただきます。

みんなの広場:点訳30年…今後も役立ちたい

「盲人用点字郵便物」と赤い字で書いた分厚い封筒をポストに入れて、作業終了。「もう一度読み直してみたいので、点訳してください」と依頼されたのは、「入試難関突破! 解ける! 英語長文――大学入試直前対策のテキスト」。

「これが全部理解できて、頭の中に残ったら東大でも受けてみようか」と言いながら、昨年9月初めから4人で手がけた。英文と日本文が混在しているのを、相談しながらパソコンで入力して、点字プリンターで印刷する。「年内に仕上げたいね」と言っていたのが、どうにか間に合った。

点訳を始めて30年余り。英語点訳もライトハウスで講習を受けて20年になる。今年も「六つの点で無限に表現される」という点字の世界から抜け出すことなく、ささやかな力でも役に立つ生活でありたい。