☆はむはかわいいです。はむのコドモもかわいいです。
繁殖は簡単にできると考えられていて、ねずみ算式にコドモができるといわれます。
けれども、ある程度はむのことを勉強してから、繁殖しましょう。
*ハイブリッドの問題や、親の望ましい組み合わせの問題。
例えば、ペットショップからジャンガリアンのブラックを連れて来てたとしたら、
それはジャンガリアンではないのです。
もし、そのコが♂で、ジャンガリアンの♀(ノーマルやパールなど)と、繁殖しようとしたら?
♀のジャンガリアンは妊娠したら、お腹のコドモとともに死んでしまいます。
ブラックジャンガリアンとしてお店にいるのはキャンベルハムスターです。
キャンベル♂と、ジャンガリアン♀の場合、母とコドモは生存できません。
また、逆の組み合わせであったとしても、生まれた子に異常がある確率が高くなります。
もし、幸いにも何の問題もなかったとして、そのコは、ジャンガリアンでしょうか?キャンベルでしょうか?
はむが大好きで、親ばかなら、はむのしあわせを考えて子孫を残してあげますよね。
わざわざハイブリッドを生み出す意味は、なにもないと思います。
さらに、ペットショップにいるジャンガリアンが、「既にハイブリッド」である可能性もいわれています。
親ばか飼い主の出番ではないでしょうか? 親ばか飼い主が、
「このブラックって、キャンベルですよ。正しい表示でたのみますよ」と、
日本中のペットショップで言いまくる、ろくでもないペットショップには文句をいい何も買わない・・・
少しでも、はむを飼う人はうるさい、変なことは出来ない、ちゃんとした繁殖をしなくちゃ、と、
ペットショップや繁殖業者などに思い知らせたくはないですか。
ジャンガリアン同士の組み合わせにも、避けたほうがいいものがあります。
パール遺伝子は、劣性致死遺伝子といわれています。
♂は生き残ることがあるらしいですが、生殖能力がなかったりします。
パール同士は避けたほうがいいといわれています。
また、インペリアル(白腹)同士も避けた方がいいと言われています。
うちのちゅーたいちょうはインペリアルです。おなかがきれいに真っ白です。
*生まれたコドモを本当に育てられるのか、という問題。
生まれる数は人間には決められません。
繁殖をしようと思ったら、あらかじめ里親さんを多めに確保しておく必要があります。
自分が育てられる限界をよく検討して、
生まれたコがみんなしあわせに暮らせるように考えておかなければいけません。
繁殖するつもりがないのなら、当然つがいで飼うのは避けます。
知らないうちに出来ちゃった、なんてのは論外です。
(うちは単なる親ばかなので、基本的に、全員うちで飼うことを前提に繁殖をしています。
なのでサイト上でも里親さんの募集はしてません。)
*出産は危険を伴う、という問題。
ねずみ算式にふえるとか、安産とかいっても、やはり危険が伴います。
死産だったり、難産で最悪母子ともに亡くなったりという危険がないわけではありません。
(うちも02年4月、秘蔵っ子プディング「かすてら一番」が、難産で、
ベビを連れたまま旅に出てしまいました。すべてのコンディションを整えたにもかかわらず、です。)
出産の環境がよくないと、母親がコドモを食べてしまうこともあります。
繁殖の環境をきちんと提供できるか、コドモや母親の命の危険もあると覚悟できるか、
つまり、危険もあるとちゃんと認識した上で、ベストを尽くせるか検討が必要です。
自信がないならやめたほうがいいです。
高齢の♀の繁殖もそうです。命を削って出産します。かわいかったらしないでしょう。
これも、知らないうちに出来ちゃった、は論外です。
☆はむ本(飼育書)や、繁殖と遺伝に詳しいはむのHPは、はむについて勉強する材料を
いっぱい提供してくれています。その気になって勉強したらハム博士です。
何も知らないでいて、はむを不幸にするのだけは避けたいものです。
うちは親ばかHPなので、ここでは勉強にはなりません。自力で材料を探して努力しましょう。