☆ロボロフスキー(Roborovski)
ちょっと根気が必要だけど、仲よくなれるよ
*基本的に、なかよし作戦のやり方はジャンガリアンと同じ。何が違うかというと
・ジャンガリアンの数十倍怖がり。
・ジャンガリアンの数百倍動きが素早い。
☆ロボとなかよしになるには、ジャンガリアン以上に、手を信用してもらうことが必要。
そこで、どうするかというと、これが「のぼとちのロボとなかよし大作戦」のコツなのですが、
「手をただケージの中に入れておく」のです。そこにある回し車や、トイレと同じように
手はモノと化して不動、が原則。
ロボたちは手がモノじゃないのは当然わかります。はじめは近づきませんが、
徐々に、寄ってきてはにおいをかいだり、噛んだりしてきます。それでも不動を保って、
じっとしてましょう。
手を信用してもらう、それが目的。
コレはイヤなことをしないんだな、さわっても大丈夫なんだな、とわかってもらうのです。
一日に何分か(疲れるので加減します)、手をケージの中に投げ出しておきましょう。
ジャンガリアンの場合、初めのうち、手を急に動かすと怖がりますが、
ロボの場合、手が動くどころか指が1cm動いても怖がってケージの端から端へ飛ぶように逃げます。
手を信用するまで、仲よくなるまでは、差し出した手や指は極力不動が原則。
仲よしになるまでに、手がしびれたり、痛くなったり、感覚がなくなったりすることもあると、覚悟する。
今回はあきらめようと、手をよける時でさえ驚いてシュバッと走り(飛び)回るので、
手を片付けるときも気を抜けない。
とにかく忍耐が必要。手を信用するまでね。すごく怖がってることを忘れないこと。
☆手を入れたときのロボの動きをよく見てみて。しゅばっと飛び退いたり、
立ち止まったりしてるけど、手が中心になってるでしょ?
手を中心にしたロボが動く範囲の円が、だんだん小さくなってるはず。
ネコと遊んだことがある人ならわかると思うけど、くしゃくしゃ丸めた紙とか、
ぽ〜んっと放り投げると、すごーく時間が経ってから、ネコがズダタタッって飛びかかるんです。
投げてすぐに、”遊びたくないのか”ってくしゃ紙拾っちゃったら、ネコがっかり。
気の短い人は、気をつけてね。
怖くないってわかるまでは、ロボはゆっくりゆっくり、円を小さくしながら手に近づこうとする。
仲良しになったら、一直線に群がってくるからそれを楽しみにね。
手を怖がらなくなって、おいしいものがあると手に乗ってくるようになっても、持ち上げないこと。
飛びます。けがの元になるし、脱走したロボを捕まえるのは、その素早さからとても大変。
持ち上げるのは、手に何もなくても乗ってくるようになってから試みる。
それまではロボのおうちの中限定と考える。
(ロボは健康チェックも、仲よくなるまではおうちの中でしたほうがいい。)
*なかよしステージ
・おうちの中に手を入れて(おいしいものは乗せない)、じっと動かさず、ロボの好きにさせておく。
手はモノと化すように努める。怖がらずに踏んづけたり、フンフンにおいをかいだり、
手に寄ってくるように。
・おいしいものを乗せてない手にロボが乗るようになったら、おうちの中だけで、移動してみる。
手に乗ったロボを回し車に乗せるとか、端から端まで動かすとか。
・おうちの中で手に乗ったロボに、もう一方の手をかぶせておうちの外に出してみる。
手の中で暴れてるかな? そのままロボがしずかになるまで待つ。
・手をかぶせて外に出したロボがしずかになったら、そっとかぶせた手を開けてみる。すこーしづつ。
・手をかぶせないまま、手に乗ったロボを外に出してみる。
何度か飛んで逃げるかもしれないのは、覚悟しようか。とにかく忍耐。怖がらせないこと。
ロボは馴れないのではなくて、馴れにくい。
手を信用して怖がらなくなれば、おうちに手を入れるとわらわらと寄ってきて、どかどか乗ってくる。
ロボが手の上を歩き回る感触はこたえられません。
単独飼いより、複数飼いの方が怖がらない。怖がりだったやつも、2〜3ロボいっしょにすると、
性格が変わる。けんかしないように相性はみてね。
*目標・・・手に乗せておうちの外に出しても、
飛んで逃げないで手の上にいること。