高校の理科室に、いらなくなったプリントを切り刻んだものがわさっと入った水槽があり、とても臭かった。当時は夜行性だなんて知らないからモグラみたいと思っていた。卒業するまで、そのゴールデンハムスタの姿を見たことは一度もない。

今のわたしが当時に戻って、実験助手のおねいちゃんに言ってやりたいことは「もっとちゃんと世話をしてやれ!」

会社で里子の受け渡し(ジャンだった)を目撃した彼氏が、はむすたを飼おうと言い出したときも、頭に浮かんだのはあの臭い水槽だった。ハナにシワ寄るくらいイヤな顔をして、「え」とわたしは言った。

そして、ペットショップでみたジャンガリアンにおどろく。なんだこの愛らしい生き物は!

ジャンガリアンにロボも加わり、ネズミ屋敷と化して1年。理科室の呪縛も解けてついに、ゴールデンまでやってきた。当然いいにおいで、愛らしい姿をして飼い主をきゅうと言わせている。

悩殺。駆け寄るJPA。