活動報告040310


三浦雄一郎氏の講演会を聞く                2004/03/10
「チャレンジ−諦めない! 一歩ずつオンリー・ワンを目指せ!」
 私の所属する(社)藤枝青年会議所を含む静岡県中部7JCの合同例会があり、プロスキーヤーで冒険家として有名な、三浦雄一郎さんの講演を聴く機会がありました。三浦さんは私から見れば北海道大学の大先輩でもあり、尊敬する一人です。過去に数々の実績のある方ですが、今なお様々なことに挑戦されているようです。登山家のことばで「挑戦することをやめない。決して無理をしない」というものがありますが、三浦さんもまさにそれを実践している方です。

 昨年、70才にしてエベレストに登頂し、世界最高齢登頂の記録をたてたことはご存じの方も多いと思います。講演では、なぜその夢に挑戦しようとしたのか。どの様な計画をたて、どの位の時間をかけて準備をしたか。64才の時に決心してからの経緯を話していただき、大変興味深く聞かせていただきました。

 私もこれまで「チャレンジ」や「挑戦」をキャッチフレーズに使っていましたし、今の日本の社会をよくするには、まさにその精神が不可欠であると確信しています。しかし、困難な壁にぶつかると、その挑戦が“無謀な”挑戦なのではないかと不安にあることもあります。「夢を捨てなければそれは必ず実現する」とは成功者の弁であり、そう信じたいと思いながらも不安は拭えません。それでも私が政治を変えることに挑戦し続けるのは、変えられそうだからと言うより、変えなければならないという確信に基づくものです。 

 ただし、その挑戦も緻密な計画と十分な準備・段取りが欠ければなかなか成果は得られません。人々がびっくりするような目標を大胆にたてながら、同時に非常に冷静に準備を積み重ねた三浦さんのお話は、今の私にとって大変刺激になりました。因みに三浦さんは昨年の登頂の際、山頂の天気が曇で世界で最も高い所からの景色を眺められなかったことが大変心残りだったらしく、4年後の75才での再登頂を目指し準備をしていらっしゃるとのことでした。 脱帽!