国会レポート14


民主党代表選挙関連                2002/09/02
若手候補者一本化 野田佳彦氏に決定!
 前原誠司氏と野田佳彦氏との間で進められていた民主党代表選挙の若手候補者一本化作業の結果、野田佳彦氏が若手の統一候補として決定しました。9月23日の代表選挙にむけ、私たち若手議員が実現を目指すこの国のあり方を皆様方に提示をさせていただき、新しい価値観の元で日本の政治・経済・社会を立て直すビジョンを具体化して参ります。

 私自身は、これまでの民主党創成期における鳩山由紀夫代表、菅直人幹事長など多くの方々の功績を高く評価しながら、若手議員としての責任を果たすために何をすべきかを自問自答し、新しい若手の代表候補を擁立すべきとの決心をしました。単に年齢の若い代表に代わるだけの世代交代ではなく、新しい価値観に基づく新しい社会を構築するための世代交代が必要だと私は考えます。

 今回の民主党代表選にむけ党内では色々な動きがあり、特に若手が4人も手を挙げたことに対して、マスコミは一様に「バラバラ」「政策が見えてこない」「盛り上がりに欠ける」などと酷評しました。なかには「自民党ならもっと候補者を絞ってから出してくる」などと、自民党の永田町流密室談合を正当化するような論評をする解説員もいました。しかし、私は今までの永田町の常識的なやり方が正しいとは、到底思えません。

 民主党には自民党のような「派閥」という調整組織はありませんし、ポストやカネで取引をするような土壌もありません。一方で民主党では従来から、当選回数で人事を決めるのではなく、若手であっても様々な責任のある仕事を任せられるのが当たり前でした。そんななかで、日本の将来と民主党の役割を考えたとき、当選回数の多い議員についていくだけではなく、若手であっても志があれば手を挙げられる民主党においては、4人の若手議員が立候補の意志を示したのは当然の流れと私は思います。

 これまでの永田町のルールにはない手順だったので、政治担当の記者には奇妙に見えたかもしれません。また、手を挙げてから具体的な政策をぶつけ合うのではなく、手を挙げると同時にある程度政策的議論に入れた方が、国民の皆さんからは分かりやすかったとのではないかと思っています。結果として、なぜ若手の一本化が出来ないかが伝わらず、多くの方に不信感を招いたことは率直に反省しなければならないと思います。

 ただし、密室談合による調整を行わなかった結果として、一本化に時間が掛かったことは、是非ご理解をいただきたいと思います。これまでの永田町の常識を1つ1つ取り除き、新しい日本の政治・経済・社会を創るため、民主党一丸となって政権交代を目指しますので、是非とも御支援をよろしくお願いいたします。

 →野田佳彦氏のホームページはコチラ