国会レポート2


こども虐待防止ワーキングチーム出席        2001/11/20
こども虐待の実体について調査
 私自身、2才のこどもを持つ若い父親として、連日報道されるこどもに対する虐待のニュースには、強い衝撃とやるせなさを感じます。こどもに対する虐待は家庭内での問題として捉えてしまうと、なかなか問題が表面化せず、最悪の結果となってはじめて認知されることが多くあります。そのため、最近では社会全体の問題として捉えられつつあり、多くの方の努力により少しずつ、問題の全容が明らかになってきています。

 それに伴い、問題の深刻さや複雑さも見え始め、解決までには相当の時間と労力を要することもわかってきました。児童相談所や、医療機関、学校、福祉団体、警察などがネットワークを組んでこの問題に対処することが不可欠ですが、法的な整備も重要です。それぞれがまだ不十分ですが、国としてどの様なサポートができるか、どの様な法律が必要か、早急に議論をして必要な措置を速やかに講じなければなりません。

 この度、民主党内に「こども虐待防止ワーキングチーム」を立ち上げ、小宮山洋子参議院議員を座長に、私が事務局長をさせていただき、党としての調査を進めることになりました。本日、第一回の会議を開き、警察庁・厚生労働省・文部科学省からそれぞれ担当者に来ていただき、資料で説明を受けました。現場の状況を、行政サイドからの視点でまず報告を受け、次回は、より現場に近い方からの報告を受ける予定です。