国会レポート3


衆議院国土交通委員会に出席 ほか         2001/11/27
公団改革。政府方針は依然定まらず
 午前9時から、国土交通委員会が開かれ、各委員が扇国土交通大臣に対して質問し、政府の姿勢をただしました。民主党からは、党の次の内閣(ネクスト・キャビネット:略してNC)の国土交通大臣である樽床伸二委員が、道路関係4公団の改革について、政府の見解をただしました。政府の方針については、総理大臣、扇大臣、石原行政改革担当大臣、それに自民党の道路族の議員が、それぞれバラバラなことを発言し、未だにまとまっていません。

 政府案がまとまっていないので、民主党案との比較もなかなかできませんが、これまでの大臣などの発言を聞いた限りでは、矛盾が多く実現は困難で実質的な効果は得られない「名ばかりの改革」になりそうです。来年早々には政府案を法案としてまとめ、通常国会に提出する方針であると扇大臣が明言しましたので、政府としては取り敢えず先送りするようです。問題に対する危機感のない対応でありますが、民主党案をさらに練り上げ、来年の通常国会で政府案の問題点を明らかにしていきます。

                             →委員会の様子はコチラ

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バリアフリー社会の実現へ
 バリアフリー社会の実現のため、交通バリアフリー法とハートビル法がありますが、いずれの法律もまだ充分ではありません。とくに建物の入り口や内部での段差は、高齢者や障害者のみならず、こどもやベビーカーを押している人など多くの人にとっても大変厄介であるにも関わらず、改善の兆しは見られません。ハートビル法という名前さえ聞いたことが無い方も多いのではないでしょうか。

 この度、民主党国土交通部門会議内でこのハートビル法改正について検討することとなり、私も事務局長として担当することになりました。本日、初会合を開き、国土交通省などの担当者や専門家を招き、現状と問題点について検討しました。来年の通常国会での改正案提出も視野に入れて、今後会合を重ねていく予定です。