使用マウスピース変遷
とりあえず、今まで使ってみたマウスピースの遍歴、雑感はあくまでも私の感想。

現在のメインは
細管:リード用:monette TS-11, Kelly 12C(Standby)、ソロ、2nd用:DennisWick 10CS
太管:Girdinelli SYM-G
バス:Bach 2G,11/2G
となっています。
なぜかBachはCORP.ものばっかり

Yamaha 47(small)
 
初めてトロンボーンをさわったときに吹いていたマッピ。このころはただひたすらに練習していたのを覚えています。

Vincent Bach 61/2A
 
先輩が61/2ALを使っていたので、楽器屋で楽器を買ってもらうときにこれよりもう少しコンパクトなのない、と聞いたら出てきたのはこれ、最初はよかった、結局高校生の時に好みが変わってしまったために現在お蔵入り。

Vincent Bach 3G
 
ある程度、音的にも色気が出てきたので、音域重視で選んだのがこれ、中学の時は最終的にはした吹きが多くなってきたので、この選択は合っていたと思います。ただし、使い始めの頃はなかなか音程があがらなくて参った参った。現在も太管では使用頻度が高い。しかし、長い間使ってきているので、メッキはがれや、シャンクの傷が気になりだしている。

Yamaha 58
 
中学校でバストロンボーンを吹く際に使ったもの、中学生の体力ではまともに扱えなかった記憶があります。音程全然決まらず。結局上記の3Gをかったために結局ほとんど使わずじまい。

Vincent Bach 15D
 
高校に入りフルバンで演奏するにつれ、音の速さが非常に問題になってきた。最初は6ハーフで拍を早めにとると言うことで対応してきたが、そんなことでは曲を吹けない音域が出現してしまったので、リードっぽい音が出るという理由で購入。結局使用半年ほどで、shilke45Bに変えてしまったために引退。その後高校に貸していたが行方不明になる。

Shilke 45B
 
カタログのモダンフルバンのリード用と書いてあったのと、フォルテが非常に出しやすいので購入。管体が非常にスリムに作られていて、ちょっと広めにバックボアがとられていて、でかい音が楽に出る。10数年つきあったマッピ。一昨年のライブの当日に初めて落としへこませてしまう。その後、アンブシュアが大幅に変わってしまったためにほとんど吹けなくなる。プレスして出すのならこのマッピはいいのかな。

Warburton 15M
 
初めてオークションで手に入れたマッピ。非常に速い音が出る、しかもハイトーンの音程がぶら下がらない、フォルテが楽に出る、という点がすごく気に入っていたが、この時点で活躍の場がなかったので、後輩のI井君に売ってしまう。あとで、むちゃくちゃ貴重なやつだと知り、馬鹿みたいにへこむ。今でも倍までの値段なら買い戻したいマウスピース。I井君、使っていないのなら是非。

Vincent Bach 2G
 
本格的にバストロを吹くときに必要になっていたので、以前から気に入っていたものをそろえることにしました。バストロ用としてはほどよいバランス、フルバンならばこれくらいでも十分というなりです。

DennisWick 5BS
 
高校の部室に転がっていたのを捕獲。メッキはげがひどく、汚れもひどかったので、かなりきれいに掃除してみましたが、あんまりきれいにならなかった。コンボで一度しか使ったことがない。

Vincent Bach 11/2G
 
2Gできつい音程、特にセカンドバルブを開いたところ当たりが苦しいので、最近の曲用と、フルボリュームででかい音がほしいように使っています。しかし、高校の後輩が持っている現行型と比べて、非常にいい作りだったのは驚き。バストロンボーン用は本当に決まるの速かった。

JetTone Studio ModelB
 
現在のラインアップにないJetTone、かなりディープなカップと、セミダブルというべきカップ、薄くて丸いリムと相まって、非常に際物の音が出ました。特に限界を超えてからの体力の持ち方が違ったのがよかったが、ライブで吹きすぎた際に体の使い方を忘れてしまったために以後全然使えなくなる。マウスピース自体の音程がもう少しよかったら・・・

Girdinelli 6D
 
なんか見たことないなあ、という理由だけでJettoneのサブ、へばったShilkeの代用で購入。口当たりはまさにShilkeの45Bに近い。これも軽くなって、スピードがあり非常によかったのですが、ちょうどアンブシュアの変更期にきてしまったために口と全然合わなくなってしまい、後輩のN嬢に売却。これもあとで知ったが、日本では高い値段のラインのやつだったという・・・

H.N. White Eca True 28
 
現在のキング、多分20世紀初頭のもの。前弐号機を買ったときにおまけでつけてもらったもの。工作精度はあんまり高くないように思える。口当たりはBachでいうと15番くらい。スロートが非常に狭く、自分には合わなかった。

Girdinelli SYM-G
 
一説にはGreg Blackがデザインしたと言われる。オークションにて格安購入。テナーバスを使って1番以外のパートを吹くときに最近へたってきたbachの3Gスタンバイ用として購入。だが、鳴りが非常に軽く、きれいな音が出るので、オケやブラス用のメインに昇格。おかげで、一号機の良さを再認識。実はオケやブラスなら1番も余裕にこなせます。

Dennis Wick 10CS
 
JetToneでアンブシュアを崩してしまいそこからの復帰にもがいていたときに、DennisWickにしては珍しい銀メッキ仕上げ、しかも細管ということで落札。吹いてみると非常に音程がいい、口当たりもかなり好み、以後一年近くメインで使いました。本来はアルト用。データとしてはBachの63/4相当だが、もう少し口がオープンに感じる、リムも薄い。現在も古めの曲とか、リード以外の時はちょくちょく使っています。軽くきれいに鳴ってくれるのがうれしい。

Vincent Bach Megatone 11C
 
前弐号機が古い楽器故かなりペラペラに鳴ってしまうので、マウスピース側をヘビータイプにして音自体の密度を上げようとしていて、オークションで出品されるのをねらっていたのですが(国内で新品は手に入りにくい)、案の定出品されていたので落札。結局海外でかったのと同じくらいの金額でした。やっぱり自分には12番よりも11番の方があいそうだなと感じ始めたのもこのマウスピースを使い始めたときから(ということは口がでかいと言うことか)。以後約一年、テナーリードのメインをつとめる。弐号機の交代により、その重さが少し仇に感じ始めている。

Vincent Bach 12C
 
少しはリファレンスももっておいた方がいいかな、ということで、かなり程度の悪いものを格安に落札。吹いて見るもやっぱり合わなかった。

Yamaha Custom Douglas Yeo
 
バストロンボーン用の11/2Gで少し、音量的にきつくなってしまったので、購入。作りがよく、音程もいい、が少し深すぎる嫌いもあるので、まだ実戦投入はされていません。いいバストロンボーンもったら是非とも組み合わせたいマウスピースである。

Vincent Bach 19
 
とあるマウスピースのコピーを作りたくて、そのベース用に落札。吹いてみると、しっかりウォーミングアップするといいのだが、時間がないときは最悪の結果になってしまう。よって、現在はコレクション状態。

Brahms 12C
 
弐号機の交代により、少し軽めでかつリードに使えるやつがほしいなと言うことで、落札してしまう。そのしゃれのような名前とは裏腹に、性能はよいと思います。元はBachのマイスターのSerad氏の老後の楽しみとして作られるマウスピースであるとか。現行の12Cと比べ、リムがフラットで、インエッジが固め、少し深いVカップなので、自分にとってはかなり吹きやすい。リードを吹くときの速さも申し分ないと思います。しかし、疲れてきたとき少し痛くなってくる。周りにうさんくささ倍増でしゃれているのはいいです。

Kelly 12C
 
しゃれでかった樹脂製マウスピース。色はすごく際物なクリスタルオレンジ。でも音はかなりまとも。凄く樹脂の悪い面が感じられない。いい音でなります。しゃれで持って行くと絶対に受けます。寒い屋外仕事には必需品。

Monette TS-11
 
オークションで、捕獲してくれと訴えていた気がしたので(まるでどっかのビブリオマニアみたいだ)落札。まあ、定価の6割程度だから良しとしようかな。結局捕獲した理由は以前楽器屋で吹かせてもらったときに唇を今のアンブシュアの理想に近い形にしやすかった記憶と、JimPughが吹いている写真を見て口の形を詳しく見ることができたから。実際吹いてみると、非常にバランスがいいし、口当たりも自分の今までのベストに近い。しかし、いっさいのインチキが効かないのと、当たったときの気持ちよさはまさに別格と思わせるマウスピース。しばらくメインになりそうです。取り扱いは厳重注意。