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「戦場のピアニスト」(洋題:The Pianist)

1940年代のポーランドが舞台。ポーランド系ユダヤ人のピアニストが主人公である。

知ってのとおり、ナチスがユダヤ人を排除して来ましたが、ユダヤ人側から見た映画であり、監督がゲットーを経験したユダヤ人であったことにその真実味があります。

この映画の見所はなんと言っても主人公が弾くショパンの悲しくも温かくなるような旋律だと思います。主人公を見逃したドイツ人将校の弾いた曲と、ドイツ人将校の前で主人公が弾いた曲の対比に思いをはせてみるのもいいかと思います。

 早いうちに死ぬほうが楽か生延びるほうが楽なのかそれを考えさせられる作品です。

アメリカアカデミー賞にノミネートされていますが、取れるのでしょうか気になるところです。私にはカンヌ国際映画祭パルムドール賞を取っているのでアカデミー賞が取れなかったといっても何とも思わないです。カンヌが世界最高の賞だからね。