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 左の写真は、イオン交換膜透析装置の模型(1992年撮影)
 日本たばこ産業株式会社塩専売事業本部高松塩業センターが制作したもの
 この模型には、50対のイオン交換膜が入っている。


 いっぽう、塩田時代の鹹水かんすいの塩分濃度(全塩分濃度)は、入浜塩田時代約16l、流下式塩田時代約13%であるので、イオン交換膜透析装置によりとれる鹹水かんすいの塩分濃度は、濃くなっている。
 イオン交換膜の穴は、直径0.001〜0.005ミクロンと非常に小さいため、陽イオンのナトリウムイオン・マグネシウムイオン・カルシウムイオン・カリウムイオン、陰イオンの塩素イオンなどは通るが、水銀やPCBなどの有害物質は、穴より相当大きいので、通ることができない。
 なお、硫酸イオンは、膜の選択性によりほとんど通らなくなっているので、イオン交換膜透析装置でとった鹹水かんすいを煮つめても硫酸カルシウム(石膏)は析出しない。実際は、鹹水かんすいを真空式蒸発缶で煎熬せんごうして塩の結晶をつくる。


※ 1スタック
 イオン交換膜透析装置には、両端に陽極と陰極の電極(直流)があり、その間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜が交互に並んでいる。透析装置からイオン交換膜を取りはずしたり取り付けたりする場合、1スタック単位に行われる。1スタックには、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜が250対入っている。


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