2007/1/28

自転車を極める
グレードの高い(乗り心地の良い)車輪に改良します

JIS9301規定によると車輪の振幅は、スポーク調整によって縦横1.5mm以内に組み立てることを要求しています。これは自動車におけるホイールバランスを保っている鉛片と同じ役割を果たしており、通常、市販されている自転車の車輪組み立てはこれをクリアするだけで終わっています。
 
しかし、その自転車の車輪のスポークをショックアブソーバー機能の側面から捉えると(スポークの張力を測るテンションメーターで計ると)、スポークの張りの強さがバラバラなことが分かります。車輪は18個のクロススポーク部品の集合体です。そのスポークの張りの強さがバラバラであるということは、タイヤを通過した路面の衝撃をうまく、一定のリズムで吸収できないということを意味しています。ボールベアリングへ伝わる衝撃も一定のリズムがないので、自覚はないのですが、車輪は効率のよい回転をしていないのです。
 
そこで、当店ではテンションメーターを用いて、張りの強さをほぼ同数値にした車輪を組み立てております。当店自慢のこの車輪は、路面からの衝撃をリズミカルに緩和させるとともに、ボールベアリングも効率の良い回転を促されていますので、経験したことのない快適で夢のような自転車を提供しています(13年間の実績があります)。
 
ホイールバランスよりショックアブソーバー・バランスを念頭に置いた車輪組み立ては、微妙な違いのようですが、なんと回転効率を15〜17%と大きく向上させます(完成度によりますが、ロードレーサー・MTB・クロスバイクは10%前後向上します)。当店では試乗車を多く準備してお待ちしておりますので、一度ご来店の上、経験してみてはいかがでしょうか。
 
お待ちしております。

テンションメーター(写真)
 
スポークの張力(張り具合)を計測する機器です。張り具合が弱過ぎるとスポークは分解します。逆張りが強すぎるとショックアブソーバー機能の働きが悪くなります。
スポーク
 
車軸(とくにツバ)とリム(車輪)を結合させる部品です。
ボールベアリング
 
車軸の両端に内蔵されているパチンコ玉の小型版でリムの回転を促す部品です。

ホーム ● 自転車を極める テレビでも紹介されました What's New