はっぴーさんより感想をいただきました

なおこさん、
「薫ing」読み終えました。なおこさんの高校時代ってこんな感じだったのかなと
思いながら読ませて頂きました。
  薫が養護学校ではなく普通高校の生徒になったことで、また、同級生たちも障害者
の薫と接することで、普通だったらできない体験をいっぱいした。それは薫の家族も
同様。子どもが親に対して「育ててくれてありがとう」という言葉はよく聞くけど、
逆に親は子どもに対しては「子育てを体験させてくれてありがとう」なんだなーとこ
の作品を読んでつくづく感じました。
  それにしても、梅酒と梅ジュースを間違えたシーンでは笑ってしまいました。
o(^▽^)o げらげら
  あれって本当にあったことなのかな?!


  それから  岡田なおこさんの童話、「ひなこちゃんと歩く道」を読んで、
友達って何?同級生って何?と考えさせられました。
  以前、うちの息子も「同級生だから友達とは限らない」と言っていたことがありま
す。確かに辞書で引くと、「同級生=同じ学級の生徒」、「友達=常に親しく交わる
人、志を同じくして親しむ者」と出てます。
  この物語は、たまたま同じ班になった同級生の子どもたちが本当の友達になってい
く姿が実によく描かれていました。

  学校というところは、3,40人をなんとかとりまとめていく方法として「みんな
仲良し」が使われます。つまり、仲良くしなければいけないのです。その中で子ども
たちは、大雑把な子は大雑把につきあい、少しまじめな子は真剣に仲良しを求めま
す。でも、数十人の中から本当にピッタリくる子がいる確率はとても少ないのです。
そしてみんな、なんとかお付き合い程度で仲良くやっていきます。でも、まじめな、
付き合い下手な子はいじめの対象になったりします。だから、いじめられないように
必死で努力をして神経をすり減らしてしまう子も大勢います。そして残念なことに、
そういったプロセスは先生方には見えにくいし、見ようとしない先生が多いのです。
それが今の学校の現実だと私は思います。

  というわけで、この物語の主人公のさっちゃんも、先生から、「ひなこちゃんは足
も悪いし、体も弱いんだから仲良くしてあげてね」と頼まれた時は、『仲良くしなけ
ればいけない』と感じたことでしょう。でも、ひなこちゃんと接していくうちに彼女
は先生から言われた「仲良くしてあげてね」という言葉をネガティブじゃなくてポシ
ティブに受け取るようになります。その輪が周囲の子どもたちにも広がっていく。こ
の童話の輪が現実の世界にも広がれば・・・と思いました。



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