オーランド・その2〜ディズニーワールド〜

「ディズニーワールド」。 
一言でそう呼ばれているため、「一つの遊園地」のように思われてしまいがちだが、
実際には、「マジックキングダム」、「ディズニーMGMスタジオ」、「エプコット」、
そして「アニマルキングダム」の4つのテーマパークと、
それに隣接するショッピング・エンターテイメントエリアを含めた、敷地全体の総称である。 
そして、その総面積は実に山手線の内側の1.5倍に当たると言われ、とんでもないスケールの大きさなのだ。 
ウォルト・ディズニーが、湿地に木々を植え、沼を湖に変えることから始めて(←って言ったって、
絶対本人はやってないと思うけどね)築き上げたこの「夢の王国」を訪れる人は年間2500万人。 
とてもじゃないけど一日では回りきれないため、
みぃ〜んな「4日券」や「5日券」、最長で「7日券」という通日券を買って回っているみたいだけれど、
どーせ高いお金を出して「夢を買う」んだったら、
「絶対サマージャンボを買った方がマシ」と思ってしまうのは、ビンボー人のメーコだけかなぁ・・・? 

それはさておき、滞在3日目。
 メーコはパパたちを「夢の王国」に案内することになった。 
ダーリンの知り合いから、「一日で2箇所回れるパス」をもらったため
行きたい場所を選んでもらおうと思ったのだが、
パパたちには「ディズニーワールド」のスケールの大きさが分かっていない。  
「2箇所まで入れるから、行きたい所を選んでくださいね」と促すものの、
パパもママも、口を揃えて「ディズニーワールド!」と答えてくる。 
いや、ですから、「ディズニーワールド」には4つのテーマパークがあってですねぇ・・・と、
必死になって説明しても全く通じず、メーコ、今日も朝からぐったりモード。 
仕方がないからメーコの独断で、まずは「アニマルキングダム」に連れて行くことにした。

4つのテーマパークの中で、一番最後にできた「アニマルキングダム」は、メーコの一番のお気に入り。 
東京ディズニーランドが5つは入ろうかというその広大な敷地に様々な動物や鳥が飼育されており、
各アトラクションを通して自然と触れ合える設計は、「大人でも遊べる遊園地」だとメーコは思う。
まずは、メーコいち押しのアフリカエリア・「キリマンジャロ・サファリ」へとご案内。 
定員30名ほどのジープに乗って、動物たちが放し飼いにされているエリアを回るこのアトラクションは、
英語が分からない人でもそれなりに楽しめるため、ツアーのお客さんにもいつも勧めている。 
今回は、運良く一番前の座席に座ることもでき、いざ出発!! 
 とても「遊園地の中」とは思えない広さの草原の中に、
カバ・ゾウ・キリン・ライオン・サイといった日本でも馴染みの動物とともに、
様々なアフリカの動物たちの姿が見えてくる。 
暑さのせいか、みんなチョットくたびれてるみたいだったけど、
それでも動物たちが姿を現す度に、
ジープのあちこちから「オー・マイゴッド!」
「アイ・キャーント・ビリーブ・ディス!(信じられない!)」と言った歓声が挙がる。 
ただ、その歓声に混じって、
「さしずめこりゃー“群馬サファリパーク”っつートコだな」という声が聞こえたような気がしたのは、
メーコの気のせいであったのだろうか・・・。  
暑かったし・・・。

その後、「アジアエリア」、「ディスカバリー・アイランド」、
「ディノランドUSA」と一通り周り、気が付いたらもう4時過ぎ。 
急いで遅めのランチを取ってから、2つ目のパーク、「マジックキングダム」へと移動。 
地図の上では「お隣り」のように見えるこの2つのパークだけど、実際には車で10分くらいの距離。 
ようやくディズニーワールドの広さに気づき始めたらしいパパは、
しきりに「いやはや、でっかいなー、でっかいなー」を連発していたけれど、
狭い車内で叫んでいる自分の声が、負けずにでっかいということには全く気づいてなかったらしい。 
そしてこの後、「駐車台数世界一」と言われているマジックキングダムの広大な駐車場に降り立った瞬間、
「おーーーっっっ!!」と叫んだパパの声に、
「キリマンジャロ・サファリ」のゴリラが付いてきてしまったのではないかと、
真剣にビビってしまったメーコであった。 
・・・パパ、ごめん。

でも、パパが叫ぶのもムリはないのだ。 
何しろ「マジックキングダム」の駐車場は広い。 
自家用車で来場した場合、まずは駐車場から「トラムカー」に乗り、
着いた所から今度は船かモノレールを使わなければ、入り口まで辿り着けないという広さなのだ。 
(ちなみに、各テーマパーク間と、ホテルを結ぶ連絡バスは入り口脇のバス停まで入れるので、船やモノレールは使わないよ)
別に理由はないのだけれど、メーコは「往きに船、帰りにモノレール」というパターンが好きなので、
今回もまずは船で入り口へ向かい、園内に入る。 
「夢の王国」は、今日も世界各国から訪れた人たちで賑わっていたが、
メーコの横で、「一日に10万人入るとして、一日券が6000円だから・・・」と計算を始めているパパと、
「こんなにたくさんの人はどこから“湧いて”くるのかしらねぇ・・・」と呟くママの頭の中には、
ウォルト・ディズニーとは「別の次元の」夢が広がっていたらしい・・・。 
ま、キモチは分かるけどね・・・。

一日中遊んで、さすがに疲れの色が濃くなってきてたパパとママだったけど、
9時からの「エレクトリカルパレード」が始まった瞬間にパワー再開! 
「やっぱり“本場”はすごいわねー」、
「いやー、あれはスゴかった」と、帰りの車の中でも大興奮。 
・・・いや、だからパパ、パパの声も十分スゴイんだよね・・・。
家に帰る途中のレストランで夕食を済まし、帰ってきてみればもう12時チョット前。 
ダーリンを迎えに行く時間だったので、
「先に休んでいてくださいね」と言い残して家を出たのだったが、
戻ってきたら二人ともちゃ〜んと起きて待っていた・・・。  
やはり、「待ってなくていいんですよ」とハッキリ言えば良かったか・・・。 
メーコ、反省。 
それから1時間ほど4人でお酒を飲み、
パパたちが休んだ後に片付けを終えたメーコとダーリンが布団に入ったのは午前3時半。
・・・はぁ〜っっ・・・、ようやく「長い一日」が終わったよ・・・と、
吸い込まれるように眠りに落ちるメーコ。 
が、4時間後、その幸せな時間は、
「メーちゃん!起こして悪いけどさ、散歩に行くからカギ貸してくれ、カギ!」
と叫ぶパパの声で破られるのであった・・・。  
パパ、あなたは本当にスゴイよ・・・。 

パパたちの帰国まで、あと6日・・・。  
メーコの苦悩は、まだまだまだまだ続くのであった・・・。  
はぁ〜っ。

                                                         つづく




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